UPDATE 2019.12.10
SBIネオモバイル証券、ネット証券大手のSBI証券と、Tカードを運営しているCCCマーケティングが共同出資して設立した新しいネット証券。
「ネオモバ」というスマートフォンに特化した投資サービスを2019年4月から提供しています。
ネオモバの一番の特徴は「Tポイントを使って株式が買える」こと。
投資経験が少ない20~30代のTポイント会員をターゲットとして、スマートフォンで気軽に株取引できるサービスです。
運営会社 | SBIネオモバイル証券株式会社 |
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サービスリリース | 2019年4月 |
利用可能ポイント | Tポイント |
取扱商品 | 国内株式(現物) |
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)の特徴は5つあります。
ネオモバならTポイントで国内株式が買える
1株から国内株式が買える
取引手数料が月額制
スマホでスムーズに取引できる
WealthNavi(ウェルスナビ)を1万円から始められる
IPOに1株から申し込める「ひとかぶIPO」
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)では、保有しているTポイントを使って、株式を買うことができます。
一度、ネオモバとTポイントのアカウントを連携すれば、1ポイント=1円として使えます。
ポイントで買えるとなれば、投資初心者の方でも気軽に株デビューできますね。
もちろん、Tポイントだけではなく現金で株式を買うことも可能ですので、Tポイントの保有は必須ではありません。
株の購入と聞くと、多額の資金が必要というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ネオモバなら、通常100株からしか買えない国内株式を1株から買うことができますので、銘柄によっては数百円あれば株の購入が可能です。
例えば、有名企業で言うと、みずほフィナンシャルグループ、ヤフー、野村ホールディングス、りそなホールディングスといった銘柄は、1株500円前後で買うことができます。
このような1株からの取引は「単元未満株取引」と呼ばれていて、SBI証券やマネックス証券など他の証券会社でも取引ができますので、ネオモバならではの取引というわけではありません。
なお、ネオモバでも通常の100株単位での取引もできます。
通常、株式の取引には手数料がかかります。1回ごと、もしくは1日単位で手数料が発生するのが一般的ですが、ネオモバの手数料は月額制。1ヶ月の取引金額の合計に対して、手数料がかかります。
月間の取引額が50万円までなら、回数にかかわらず取引手数料は220円(税込)。
SBI証券で1日の取引額50万円までの場合の手数料は471円(税込)ですから、ネオモバの手数料はかなり低コストであると言えます。
しかも、毎月期間固定Tポイントが200ポイント付与されますので、月50万円までの取引額なら実質的な出費は消費税分の20円程度となります。
注意点としては、取引をまったくしていない月でもこの220円(税別)がかかること。付与される期間固定Tポイントは、ネオモバでの株式購入にしか使えません。サービスは「一時停止」することができますので、無駄に取引手数料を払わないようにしましょう。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)は、スマートフォンに特化したネット証券。投資初心者の方でもスマホサイトで簡単に株の取引ができます。
取引に関わる画面設計は非常にシンプルで、株の購入は「銘柄を選ぶ→注文(株数やポイント数を入力)する→注文完了」という3ステップだけです。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、国内で預かり資産No.1のロボアドバイザー。通常は10万円からしか始められませんが、ネオモバから申し込めば、1万円という少額から始めることができます。
WealthNavi(ウェルスナビ)をより少ない金額から始めたい方には朗報となります。
SBIネオモバイル証券とWealthNavi for ネオモバ、両方の口座開設が必要になりますので、少し手間はかかることを覚えておきましょう。
ネオモバでは、2019年11月から「ひとかぶIPO」という新しいサービスが始まりました。ネオモバ株アプリ限定で提供されているサービスです。
通常、IPO(新規上場)は100株単位でしか申し込めませんが、このひとかぶIPOなら、その名の通り、1株からIPOに申し込めるため、少額の予算で申し込めるのが一番の特徴。当選確率も高まります。
ネオモバでは、SBI証券が引き受けた銘柄の一部が委託販売されます。
ネオモバに限らず、どの銘柄も株主優待を受けるためには「100株以上」の保有が必要です。
そのため、100株に満たない場合は、株主優待を受けることができませんが、100株まで買い増していけば、株主優待が受けられます。
1株でも株式を持っていれば、保有株数に応じた配当金がもらえます。
ネオモバの株式詳細ページには、「予想配当金」が記載されていますが、それは1株あたりの金額になります。
配当金が出ると自動的にネオモバの証券口座に振り込まれますので、受け取るための手続きは必要ありません。
ネオモバで取り扱っている商品は、国内株式(現物取引・ETF・REIT)とロボアドバイザー(ウェルスナビ)だけですので、そもそも投資信託の購入ができません。
楽天証券では楽天ポイントを使って投資信託が買えますので、投資信託に興味がある方は楽天証券の方がよいでしょう。
Tポイントで手軽に株式投資できるネオモバですが、いくつか注意点があります。確認しておきましょう。
個別株式の情報が少ない
NISA(ニーサ)には対応していない
クレジットカード登録が必須
住信SBIネット銀行以外からの入金は振込手数料がかかる場合も
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)に口座開設すると、個別株式の詳細ページが閲覧できるようになります。
ただ、掲載されている情報は「現在値・チャート(株価推移)」「配当利回り・予想配当金」「株主優待情報」程度。企業情報や業績などを確認したくても、それらを確認するためのリンクも掲載されていません。
個別株式を購入する前に、SBI証券やYahoo!ファイナンスなどで、詳細情報を確認した方がよいでしょう。
NISA(ニーサ)とは、投資で得た利益に税金がかからないおトクな制度。NISA口座か、投信積立に特化したつみたてNISA口座を一人一口座だけ開くことができます。
ただし、ネオモバ(SBIネオモバイル証券)ではNISA口座もつみたてNISA口座も開設できません。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)では、取引手数料の支払方法がクレジットカード決済のみしかありません。
そのため、クレジットカード登録しないと取引が始められません。
Tポイントの他、現金を使って取引したい場合は、ネオモバ(SBIネオモバイル証券)の証券口座に入金する必要があります。
住信SBIネット銀行に口座を持っていれば手数料無料で即時入金ができますが、それ以外の金融機関からは通常の振込で入金するかたちになります。振込手数料無料などの特典がない口座から振り込む場合は、数百円の振込手数料がかかりますので注意してください。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)で取引を始めるには、本人確認書類のアップロードや郵送書類の受け取りなどが必要になります。すぐに取引が始められるわけではないことを知っておきましょう。
口座開設の申し込み(メールアドレスの登録、基本情報の入力)
本人確認書類のアップロード(運転免許証やマイナンバー通知カードなど)
初期設定(出金口座の設定、勤務先登録など)
郵送書類の受け取り(自宅に簡易書留で届く)
クレジットカードの登録
郵送書類は本人確認書類がアップロードされないと発送されません。また、クレジットカード登録は郵送書類を受け取ってからでないと登録できません。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券) の評判はどうなのでしょうか。使ったことのあるユーザーの声を集めました。
Tポイントで少額から株式が購入できるのは、ネオモバ(SBIネオモバイル証券)だけのサービスです。手数料が月額制というのも、シンプルでわかりやすいですね。スマートフォンで手軽に取引できますので、初心者の株デビューにもおすすめですよ。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)は、月間50万円までなら取引手数料は実質20円で取引できます。余計な手数料がかからない点も始めやすいポイントになりますね。
2019年12月10日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。