UPDATE 2020.10.5
LINE証券は、コミュニケーションアプリ「LINE」で取引できるという点が大きな特徴。口座開設も、アプリ上で完結できるというスマートなサービス設計のため、LINEユーザーの方には始めやすく、取引もしやすいスマホ証券です。
また、LINE証券では、国内株式は1株数百円から、投資信託は100円からと、少額での取引ができる点は、投資初心者の方にとって大きな魅力になります。
次に、LINE証券の主な4つメリットについて、詳しくご説明しましょう。
LINEで取引できる
国内株式が1株数百円から買える
投資信託が100円から買える
LINE Payから入金できる
LINE証券は、LINEアプリで取引できるという点が大きな特徴です。口座開設も、LINEアプリ上で完結できるというスマートなサービス設計のため、LINEユーザーの方なら、取引するために新たなアプリのインストールは必要ありません。
LINE証券の個別銘柄の詳細画面や取引画面は、とてもシンプルなデザイン設計です。どこをタップしたらよいかわかりやすく、投資初心者の方にも操作しやすくなっています。
LINE証券では、国内株式を1株から売買できる単元未満株取引ができます。そのため、銘柄によっては数百円から購入が可能です。
株式投資と聞くと、まとまった資金を必要とするイメージがあるかもしれませんが、単元未満株取引なら、数百円という少額から実際の株取引ができます。
LINE証券の単元未満株の対象銘柄は約1,000。ソフトバンク、資生堂、日本航空(JAL)など、有名企業の株式も購入できますよ。
また、一般的な単元未満株取引では、注文から約定(取引成立)まで半日程度かかる場合が多いのですが、LINE証券では即時約定(取引成立)します。リアルタイム取引感覚で1株から売買できるのはLINE証券の魅力です。
LINE証券では、国内株式だけではなく投資信託も買うことができます。しかも、購入金額は100円~と投資信託も少額から始められます。
LINE証券で取り扱う投資信託の数は28銘柄と限定的ではありますが、良い商品ラインナップになっていますので、初心者の方には”選びやすい”点がメリットとも言えるでしょう。
例えば、低コストシリーズとして注目の「eMAXIS Slimシリーズ」や、人気の「ひふみプラス」、「スパークス⋅新⋅国際優良日本株ファンド」なども購入できます。
また、LINE証券では、2020年6月からは投信積立サービスもスタート。毎月1,000円から積立ができます。
証券会社で取引するのは、通常、資金を銀行口座などから入金する必要があります。
LINE証券では、銀行口座の他、LINE Payからの入金が可能。LINE Payを利用していれば、チャージ感覚でLINE証券への入金ができます。LINE Pay残高がなくても、LINE Payに登録している銀行口座からもLINE Pay経由で直接入金できるので便利です。
また、LINEポイントを1ポイント = 1円で入金することもできます。
LINE証券への入金方法は、LINE Payの他、提携金融機関からのクイック入金(手数料無料)、通常の振込入金(振込手数料利用者負担)があります。
LINE Payを使えば、ネットバンキングへのログインも不要で、手間なく入金できますね。
※LINE Payから入金するには、LINE Payでの本人確認(本人確認書類、もしくは銀行口座)が必要です。
LINE Pay | LINE Pay残高を入金できる。残高が足りない場合は、登録している銀行口座からの入金となる。LINEポイントも利用可能。手数料無料。 |
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クイック入金 |
提携金融機関から、ネットバンキングで入金できる。手数料無料。 <提携金融機関> ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行 |
振込入金 | ネットバンキング、ATMなどから、通常の振込と同様の方法で入金専用口座に振り込む。手数料利用者負担。 |
LINE証券の取扱商品は、次の4つ。サービス開始当初は単元未満株のみでしたが、少しずつ商品を増やしてきています。
LINE証券では、少額取引が可能な単元未満株、投資信託だけでなく、100株単位での現物取引や、資金の3倍の取引もできる信用取引など、本格的な投資にもチャレンジできます。
この表は横にスクロールできます
商品 | 取引できる銘柄数 | 特徴 |
---|---|---|
単元未満株(国内株式) | 1,015銘柄 | 1株単位で取引できるので、少額からの取引が可能。投資初心者~。 |
現物取引(国内株式) | 約3,700銘柄 | 100株単位での取引。投資中級者~。 |
投資信託 | 28銘柄 | 投資家から集めた資金をお金のプロが運用する。100円から購入可能。投信積立は毎月1,000円から。投資初心者~。 |
信用取引(国内株式) | 約3,700銘柄 | 資金の約3倍の株式取引ができる。買いからも売りからも取引可能。投資中上級者~。 |
国内株式などの売買の際には、取引手数料がかかります。
LINE証券の取引手数料は、いくらなのでしょうか。商品ごとにご説明しましょう。
まず、1株から取引できる単元未満株取引の手数料から見ていきましょう。
日中(9:00~11:20、12:30~14:50) | LINE証券の基準価格×0.2%~0.4% ※銘柄によって異なる |
---|---|
日中(11:30~12:20) | LINE証券の基準価格×1% |
夜間(17:00~21:00) | LINE証券の基準価格×1% |
LINE証券では、取引手数料無料と記載されていますが、取引コスト(スプレッド)として上記の料金がかかります。
買う時には取引コスト分がLINE証券の基準価格に上乗せされた金額が提示され、売る時には取引コスト分が差し引かれた金額が提示されます。
LINE証券の単元未満株取引は、時間帯と銘柄によりこの取引コストが異なります。2020年10月に取引コストが改定され、これまでよりもやや複雑になっていますので注意しましょう。
日中のうち9:00~11:20、12:30~14:50なら、取引コストは0.2%~0.4%。銘柄がA、B、Cの3グループに分類されており、Aなら0.2%、Bなら0.3%、Cなら0.4%と銘柄によって異なります。LINE証券の基準価格が1万円だった場合、グループAの銘柄なら取引コストは20円です。グループは、各銘柄詳細などに記載されています。
夜間及び11:30~12:20では、1%の取引コストがかかりますので、LINE証券の基準価格が1万円の場合で100円になります。
単元未満株取引では、約定代金×0.5%の手数料が一般的なので、LINE証券では、日中取引(9:00~11:20、12:30~14:50)であれば、割安の手数料で取引できますね。
ちなみに、「約定(やくじょう)」とは、取引が成立することをいいます。約定代金とは、取引成立価格のことです。
100株単位の取引である、現物取引の手数料を見てみましょう。
約定代金 | 買付手数料 | 売却手数料(税込) |
---|---|---|
~5万円まで | 0円 | 99円 |
~10万円まで | 0円 | 176円 |
~20万円まで | 0円 | 198円 |
~50万円まで | 0円 | 484円 |
~100万円まで | 0円 | 869円 |
~150万円まで | 0円 | 1,056円 |
~3,000万円まで | 0円 | 1,661円 |
3,000万円超 | 0円 | 1,771円 |
※同一日に同一注文で複数の約定となった場合は、約定代金を合算し手数料を計算します。
LINE証券の現物取引では、1回の約定ごとに手数料がかかります。
買付手数料は0円。取引価格の上限もありませんので、LINE証券ではどれだけ買っても0円です。
売却時には手数料がかかります。LINE証券では買付手数料が0円である分、売却手数料はやや高めの設定になっていますが、買付手数料と売却手数料を合計しても、SBI証券や楽天証券よりも手数料はやや安くなります。
ただし、LINE証券には1日定額制の手数料コースがない点に注意してください。
SBI証券や楽天証券では、LINE証券のような1回の約定ごとの手数料コースの他、1日定額制(1日の約定金額の合計に対して手数料がかかる)の手数料コースがあり、1日合計50万円までの取引なら手数料は0円となっています。
投資信託で、証券会社ごとに違いが出るのは購入時手数料です。
主要ネット証券は、この購入時手数料を0円としていますが、LINE証券でも投資信託の購入時手数料は0円です。
また投資信託では、証券会社に関わらず、保有時に「信託報酬」という管理費用がかかります。毎日、投資信託の資産から差し引かれますので別途支払うものではありません。
信託報酬は商品により異なりますが、LINE証券で取り扱っている投資信託は、保有金額の0.1%~2%程度です。
信用取引では、売買手数料、買い方金利、貸株料、3種類の手数料がありますが、LINE証券では、どれも業界最低水準となっています。
特に、信用取引の売買手数料を0円としている証券会社は、LINE証券の他、SMBC日興証券、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)、auカブコム証券など、ごく一部だけとなります。
売買手数料 | 0円 |
---|---|
買い方金利 | 2.80% |
貸株料 | 1.15% |
LINE証券で注意しなければならないのは、税制優遇制度であるNISAやつみたてNISAが利用できない点です。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISAやつみたてNISAではこの税金がかかりません。
ただし、つみたてNISAについては、”準備を進める”というLINE証券の方針が出されていますので、今後の展開を見守りましょう。
最後に、LINE証券で口座開設する際の方法・流れについてご説明します。
写真付き本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード)があれば、オンラインで口座開設の手続きが完結できます。この場合、最短で翌営業日からLINE証券での取引が可能です。
上記の本人確認書類がない場合は、郵送で書類を受け取る必要がありますが、LINE証券の口座開設まで必要な日数は数営業日程度となります。
スマートフォンで、LINE証券のQRコードを読み取る
お名前や連絡先など、必要な情報を入力
写真付き本人確認書類と顔画像を撮影してアップロード
審査後に口座開設完了(最短翌営業日)
LINE証券の評判はどうなのでしょうか。LINE証券を利用したことのあるユーザーの声を集めました。
LINE証券は、LINEアプリ上で口座開設・取引ができます。また、少額から取引できる単元未満株、投資信託の他、本格的な株取引も可能。LINE証券で少額から始めて、少しずつステップアップしていくこともできます。
取引や入金などの操作もわかりやすく、投資初心者の方には始めやすいサービスですね。
2020年10月5日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。