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14ネット銀行の「定額自動入金サービス」を活用しよう

UPDATE 2020.9.2

はじめに
給与振込がメガバンクなどで、各種手数料が高いと思っている方や毎月ネット銀行に資金を振込んでいる方。ネット銀行の定額自動入金サービスや定額自動振込サービスをご存知でしょうか?資金移動に対する手数料もなく、無料で使えるサービスですので、預け替えをする際にはぜひ利用したい機能です。

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定額自動入金サービスとは?

「定額自動入金サービス」は、毎月、本人名義の別の金融機関の口座から、サービス提供している銀行の口座に資金を自動で振り替えることができる機能です。主にネット銀行が提供していますが、イオン銀行や大和ネクスト銀行といった商業系・証券系の非ネット銀行でも導入されています。

通常、金融機関をまたぐ資金移動をするときには「振込」という手段を使うのが一般的です。振込の場合、自分名義の口座への振込であっても振込手数料がかかりますが、当日中あるいは翌営業日には資金移動が完了します。

一方、定額自動入金サービスの場合は、振込ではなく「口座振替」というかたちで資金を引き落とします。そのため、手数料が無料になりますが、資金移動が完了するまでに引落から4〜5営業日ほどかかります。お金が引き落とされてから入金されるまでにタイムラグがあるということです。

定額自動入金サービスの活用方法

定額自動入金サービスは、具体的にどんな活用方法があるのでしょうか。いくつか便利な活用方法をご紹介します。

活用法1

給与振込口座から手数料の安いネット銀行へ資金移動する

活用法2

毎月自動的に貯蓄する

活用法3

住宅ローンの支払いに利用する

活用法4

定額自動入金と定額自動振込をダブル活用する

活用法1 給与振込口座から手数料の安いネット銀行へ資金移動する

メガバンクや地銀等を給与振込口座にしている方も多いのではないでしょうか。
これらの金融機関は、ATM手数料や振込手数料が割高な場合が多くなっていますから、ネット銀行に毎月一定額を移すことで、各種手数料を安く抑えることができます。定額自動入金サービスを利用すれば、手間なく、無料で、ネット銀行に資金を移動できます。
ネット銀行では、ATM引出手数料や他行宛振込手数料が一定回数無料というところもありますので、毎月振込手数料をかけて家賃を振り込んでいる、というような方には有効に使っていただけます。

近くに給与振込されている銀行のATMがない、日中は仕事でATMを使うのは夜間が多いといった場合でも、コンビニATM手数料が無料、時間外手数料が無料のネット銀行の利便性が格段にあがります。
例えば、住信SBIネット銀行の場合、ATM入出金手数料は月2回、他行あて振込手数料は月1回、誰でも無料で利用できます。

活用法2 毎月自動的に貯蓄する

給与振込口座で貯蓄もしているというような場合、どこまでが生活費でどこからが貯蓄なのか、お金の棲み分けがはっきりせず、ついつい残高があると使ってしまうということになりがちです。

なかなか予定通りに貯蓄ができない人は、定額自動入金サービスを利用して自動的にお金を別の口座に移動させておくことで、強制的に積立貯蓄ができます。

活用法3 住宅ローンの支払いに利用する

ネット銀行で住宅ローンを契約した場合、引落はローンを契約した銀行の口座になりますから、普段利用している銀行から資金を移動させる必要があります。

残高不足でローンの引落ができないと滞納となり、信用情報に記載されてしまう恐れもあります。こういった事態を避けるためにも、定額自動入金サービスで毎月一定額が入金されるようにしておけば安心です。毎月手続きをする手間もありませんし、手数料もかからず、残高不足というリスクも減らせます。

活用法4 定額自動入金と定額自動振込をダブル活用する

家賃や月謝のように、毎月定額を同じ口座に振り込む場合には、「定額自動振込」が便利です。
一部のネット銀行のみのサービスですが、たとえば定額自動入金サービスで資金を移動し、さらに定額自動振込サービスで振り込めば手間がかかりません。

定額自動入金サービスの注意点

定額自動入金サービスを利用する際、いくつか注意が必要な点があります。確認しておきましょう。

注意点1

定額自動入金サービスの場合、資金移動にはタイムラグ(4〜5営業日)がある。

注意点2

登録や変更は、引き落としのタイミングから1週間以上前にしておく必要がある。

注意点3

出金口座、入金口座が同一名義でないと利用できない(家族名義口座などからは定額自動入金サービスが利用できない)。

定額自動入金サービスが利用できる主なネット銀行

定額自動入金サービスが利用できる主なネット銀行はこちらの5行です。

定額自動入金サービスはいずれのネット銀行も手数料無料で、サービスの内容に大きな違いはありません。
住信SBIネット銀行では、定額自動入金サービスを利用すると毎月30ポイントもらえるので、その分おトクです。

一方、定額自動振込ができるネット銀行は限られ、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、イオン銀行の3行のみです。この中で、住信SBIネット銀行は他行振込手数料が月1回無料になりますので、便利なだけでなくおトクさもあります。他の2行では1件目から手数料がかかります。

定額自動入金サービス比較

住信SBIネット銀行/定額自動入金サービス
利用料
無料
利用額
1万円以上1,000円単位
引落日
5日または27日
入金までの日数
4営業日後
登録件数
5件
定額自動振込
○
月1回振込手数料無料
ソニー銀行/おまかせ入金サービス
利用料
無料
利用額
1万円以上1,000円単位
引落日
5日または27日
入金までの日数
4営業日後
登録件数
5件
定額自動振込
×
auじぶん銀行/定額自動入金サービス
利用料
無料
利用額
1万円以上1,000円単位
引落日
6日または26日
入金までの日数
4営業日後
登録件数
5件
定額自動振込
×
PayPay銀行/定額自動入金サービス
利用料
無料
利用額
1万円以上1,000円単位
引落日
5日または27日
入金までの日数
4営業日後
登録件数
5件
定額自動振込
○
イオン銀行/自動入金サービス
利用料
無料
利用額
1万円以上1,000円単位
引落日
6日または23日
入金までの日数
5営業日後
登録件数
5件
定額自動振込
○

定額自動入金サービスとATM引出手数料・他行振込手数料無料回数の比較

最後に、定額自動入金サービスがある5つのネット銀行の利便性やおトク度を比較するために、提携ATM引出手数料と他行振込手数料の無料回数、自動振込サービスの有無を一覧にまとめました。

ATM引出手数料、他行振込手数料ともに条件なしでの無料サービスがあるのは、住信SBIネット銀行とソニー銀行です。そのうち、定額自動振込サービスも備えているのは住信SBIネット銀行のみとなります。

より便利でおトクに利用できるのは、住信SBIネット銀行と言えますね。

各種手数料・サービス比較

銀行名 提携ATM引出手数料 無料回数 他行振込手数料 無料回数 定額自動振込サービス

住信SBIネット銀行

月2回無料

※入出金合算

月1回無料

ソニー銀行

月4回無料

月1回無料

※Sony Bank WALLET(デビットカード)を持っていれば月2回無料

×

PayPay銀行

月1回無料

0回

auじぶん銀行

0回

0回

※三菱UFJ銀行宛は何回でも無料

×

イオン銀行

0回

※イオン銀行ATMは何回でも無料

0回

まとめ

他の金融機関への資金移動には手数料がかかるのが一般的ですが、定額自動入金サービスは無料で利用できます。
ネット銀行は、一般の銀行と比較して決済関連の手数料が非常に安く、うまく利用すれば家計のコストを抑えることもできます。また、定額自動入金サービスや定額自動振込サービスで、手続きの手間も削減できます。
給与振込口座にとらわれず、自分にとって「使える銀行」「使えるサービス」を選びましょう。

定額自動入金サービスなら住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、定額自動入金サービス・定額自動振込サービスの両方が利用でき、他行振込は誰でも月1回無料であるなど、とても便利でおトクな銀行です。デビットカードのポイント還元率も高めでおすすめです。

銀行のサービスについてはこちらの情報も参考にしてください

各社定額入金サービスへのリンク

2020年9月2日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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