UPDATE 2020.9.2
主要ネット銀行などを対象に、ATM引出手数料の無料回数を比較しました。比較したのは、以下のネット銀行です。
コンビニや銀行系のATMで、条件なしで誰でもATM引出手数料が無料になる回数をまとめました。ネット銀行と言っても、銀行によって手数料の設定は大きく違っていますので、要チェックです。
銀行名 | 条件なしでの無料回数 | 有料の場合のATM引出手数料(税別) |
---|---|---|
月8回実質無料
※翌月キャッシュバック ※自行ATMなら平日日中無料 |
100円/200円
※曜日・時間帯により異なる |
|
住信SBIネット銀行 |
月2回無料 | 100円 |
ソニー銀行 |
月4回無料
※ATMでの引出、振込、カードローンの借入を合わせた利用回数 |
100円 |
月2回無料 | 100円 | |
月1回無料
※3万円以上なら何度でも無料 |
150円
※ゆうちょATMは300円 |
|
なし
※イオンATMなら何度でも無料 ※平日日中はみずほ、三菱UFJ、ゆうちょATMが無料 |
100円/200円
※提携ATMにより異なる |
|
新生銀行 |
なし | 100円
※新生スタンダードの場合 |
楽天銀行 |
なし | 200円/250円
※提携ATMにより異なる |
auじぶん銀行 |
なし | 100円
※ゆうちょATMは200円 |
8回※
8回※
8回※
8回※
8回※
8回※
(全都市銀行、地銀など)
月2回※
月2回※
月2回※
月2回※
月2回※
月4回※
月4回※
月4回※
月4回※
月4回※
月4回※
(三菱UFJ銀行、三井住友銀行)
月2回※
月2回※
月2回※
月1回※
月1回※
月1回※
月1回※
月1回※
月1回※
(三井住友銀行)
0回
0回
何回でも
(24時間365日)
0回
何回でも※1
何回でも(三菱UFJ銀行・みずほ銀行)※2
※三井住友銀行、りそな銀行ATMも利用可能
0回
0回
0回
0回
0回
0回
0回
(全都市銀行など)
0回
0回
0回
0回
0回
0回
0回
(三菱UFJ銀行、みずほ銀行)
0回
0回
0回
0回
0回
(三菱UFJ銀行)
手数料無料回数が最も多いのは東京スター銀行です。提携ATM(コンビニ・ゆうちょ・銀行系)で、合計月8回まで実質無料(ATM引出手数料は翌月キャッシュバック)で利用できます。多くのコンビニや金融機関で、時間や曜日を気にせず、月8回も手数料無料でお金を引き出せるのは大きなメリットですね。東京スター銀行は、都市銀行の他、地方銀行や信用金庫など多くの金融機関のATMが利用できる点もポイントになります。
ただし、ATM引出手数料キャッシュバックの上限は「手数料が発生した月の預金平均残高の10%」となっています。残高が1万円を切るような場合には、手数料がキャッシュバックされない可能性もありますのでご注意ください。
1度に3万円以上引き出すなら、ジャパンネット銀行もおトクです。3万円以上とうい条件付きですが、24時間365日何回でも提携ATMが手数料無料で利用できます。ただし、3万円未満だと2回目以降は有料になりますのでご注意ください。
イオンやミニストップによく行く方なら、おトクに利用できるのがイオン銀行。イオン銀行のATMに限定されますが、24時間365日何回でも手数料無料で現金を引き出せます。
また、ゆうちょ銀行、銀行系ATMについては、曜日と時間制約はあるものの、平日日中であれば何回でも手数料無料で利用できます。
優遇プログラムで「ATM引出手数料の無料回数が増える」というサービスを用意している銀行もあります。(優遇プログラムとは、預金残高や銀行サービスの利用に応じて会員ランクが上がり、ランクに応じた特典がつくサービスです。)
この表は横にスクロールできます
銀行名 | ATM引出手数料無料回数 | 優遇条件の難易度(クリアしやすさ) | 優遇条件例 |
---|---|---|---|
優遇プログラムなし | – | – | |
住信SBIネット銀行 |
|
<ランク2の優遇獲得条件>
下記のいずれかの条件に該当
|
|
ソニー銀行 |
※Sony Bank WALLET なしの場合 |
<シルバーの優遇獲得条件>
下記のいずれかの条件に該当
|
|
|
<2テックま君の優遇獲得条件>
下記のいずれかの条件に該当
|
||
優遇プログラムなし
※前月の預金平均残高(円普通預金、円定期預金)が3,000万円以上の場合、回数・振込金額にかかわらず月5回まで無料 |
– | – | |
ステージに関わらず、イオン銀行ATM引出手数料無料
ステージに応じて上記以外の提携ATM引出手数料無料
|
<ゴールドステージの優遇獲得条件>
イオン銀行スコア100点以上
|
||
新生銀行 |
|
<新生ゴールドの優遇獲得条件>
下記いずれか1つの条件に該当
|
|
楽天銀行 |
|
<VIPの優遇獲得条件>
下記いずれかの条件に該当
|
|
auじぶん銀行 |
※ゆうちょ銀行ATMは月1回まで |
<じぶんプラス3の優遇獲得条件>
|
優遇プログラムのランクアップ条件が難しくない銀行は、住信SBIネット銀行で「預金残高月末30万円以上で月5回ATM引出手数料無料」になります。主要コンビニとゆうちょ銀行のATMが利用できますので、月数回程度の利用であれば手数料無料の範囲で収まるでしょう。
住信SBIネット銀行について詳しくは、下記の記事をご覧ください。
以前は、条件なしで誰でも「提携金融機関ATM・コンビニATMの引出手数料が24時間365日、何回でも無料」だった新生銀行ですが、2018年10月からサービス利用に応じた条件付き無料に変更になりました。
気になる条件のハードルは「円普通預金の月間平均残高が100万円以上」「月5千円からの投資信託の積立」などで、クリアはそれほど簡単ではありません。
メガバンクのATM引出手数料はどのくらいかかるのでしょうか。
三菱UFJ銀行の場合、引出手数料無料で利用できるのは、自行ATMの平日・土日の日中(8:45~21:00)のみです。
自行ATMでも、夜間・早朝はATM引出手数料が100円かかりますし、提携のコンビニATMとなると、平日日中でも100円、平日夜間や土日は200円かかります(いずれも税別)。
そのため、ATMの利用は夜間が多かったり、生活圏にそのメガバンクのATMがないといった場合には、毎月手数料がかさみます。例えば、メガバンクで、コンビニATMを土日に月3回利用すると、200円×3回=600円の手数料がかかります。1年間だと、7,200円です。
ネット銀行なら、これがすべて無料で利用できる場合があり、無駄な手数料を払わずに済みます。
思いのほかATMの引出手数料を多く支払っている場合があるかもしれませんので、利用されているメガバンクの手数料を今一度確認してみてください。
同じコンビニATMからお金を下ろすのでも、利用する銀行によって手数料の有無には違いがあります。利用しやすいATMの場所(コンビニ、銀行)や利用回数から、あなたにとってどの銀行がおトクか、ぜひ検討してみてください。
ATM引出手数料で選ぶなら、東京スター銀行や住信SBIネット銀行がおすすめです。両行とも、他行振込手数料もおトクですよ。
2020年9月2日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。