グリーンモンスターが描く「個人と社会の豊かさ」への貢献と、投資の一歩を支える「株たす」

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株式投資やFXなど、投資に関して実践的に学べるコンテンツを提供するグリーンモンスター株式会社。その代表的なプロダクトである「株たす」というアプリは、どんな目的でユーザーに活用されていて、どのような評判を得ているのでしょうか。 グリーンモンスターが描く長期的なビジョンも交えながら、株たす担当の西本さまにお話を伺いました。

グリーンモンスター株式会社

西本さま

大手人材会社に新卒で入社後、2015年にベンチャー企業へ転職。IT企業でのアプリプロデューサーや事業企画を経験した後に、グリーンモンスターへ入社。現在は、株式投資がより身近になる株入門アプリ「株たす」のプランニング業務を担当している。

お金に関する意識の向上を「社会の支援」につなげたい

——はじめに、グリーンモンスターさんの事業内容やミッションについて教えていただけますか。

西本さま(以下略):グリーンモンスターは「お金に対する意識と行動を変える」をミッションとして、お金に関する知識の習得や疑問・不安の解消を目的としたコンテンツを提供しています。

投資に興味はあるものの、損をしてしまいそうで怖い、そんな声をよく耳にしますが、はその不安解消の手段として、書籍や記事などを読むだけではなく、実践的なアプリを活用して投資スキルを身につけてもらいたいと考えています。

投資学習コンテンツを通して金融リテラシーを高めていくと、日本社会のなかで個人投資家が増えていくでしょう。結果として多くの個人が”消費者”から市場を支える”支援者”に変わり、起業家を応援するような環境を作っていくことも視野に入れています。最終的には、個人と社会の両方を豊かにしていきたいですね。

リアルな株式投資が体験できる「株たす」

——さまざまなアプリをリリースされていますが、「株たす」とはどのようなアプリなのでしょうか。

「株たす」は、株式のデモ取引を体験できる学習アプリです。アプリ内で与えられた資金を使って、実際の株価データに基づいたバーチャルな株式投資を体験することができます。

元々は日本株式のみ扱っていましたが、2023年11月に米国株式もデモトレードできるようにしました(利用には一定の条件あり)。現在は合計約7,000銘柄に対応しているので、多種多様な銘柄をデモ取引が可能です。また、新規上場株式(IPO)の取引もバーチャルで楽しめますよ。

——「株たす」にはさまざまな機能がありますが、そのなかでよく利用されているものを教えていただけますか。

ユーザーからの評判がよいのは、過去の相場を遡って取引できる「クイックモード」です。株式投資は大きな利益につながるまでにある程度の時間がかかるため、基本的には長期的に取り組む必要があります。しかしクイックモードを使うと、これまでの株式チャートを数分で遡ることができるので、短時間で効率的に学習することが可能です。この特徴を生かして、時間的な制限のある学校教育でも「使いやすい」という声をもらっています。

また、AIが銘柄を解析してくれる「AIチャート機能」も用意しています(利用には一定の条件あり)。これを使えば、銘柄分析のスキルをさらに磨けるでしょう。

このほか、投資詐欺被害を体験して学ぶ「投資詐欺体験チャット」など、株式投資の初心者から上級者まで幅広く楽しめる機能を揃えています。

——「株たす」のユーザーからは、どのような反応がありますか?

「株たす」のユーザーは、投資初心者が多い印象があるかもしれません。しかし実際は、投資初心者の方だけでなくすでに投資経験のある方にも使っていただいています。 また、ユーザーの年齢層でいうと、学生から高齢者まで幅広く使われていますね。

多くのよい評価をもらっている部分は、投資初心者だと、挑戦や失敗を何度も繰り返せる点。投資経験者では、自分の投資資金では挑戦できない銘柄を取引できたり、過去の取引を遡って仮説検証できたりする点です。 投資はどうしても「難しい」という印象を持たれがちですが、「株たす」はかわいらしいキャラクターを登場させ、イラストを多用するなどして、なるべく投資のハードルを下げる工夫をしています。

また、証券会社で銘柄情報を見る際は毎回ログインが必要ですが、「株たす」ならログインなしで閲覧できます。この手軽さを活用して、銘柄情報や株式チャートの確認に利用している、という声もあります。

学生への金融教育から、実際の株式投資まで併走

——「株たす」を金融教育に使っている事例もあるそうですね。具体的な内容を教えていただけますか。

例えば、2022年から実施されている共立女子中学高等学校の「大人になったときに知っておきたいお金の話」という特別講座のなかで活用されています。講座は「ものの値段はどうやって決まるのか」など、お金の基礎的な話から始まり、「株たす」を使った投資体験まで、幅広い内容が学べるものです。

学生は「株たす」で好きな銘柄を買い、その翌日に運用結果を確認して気づきを得ています。2023年12月に開催された際には、「バレンタインが近いから、製菓業界の銘柄が上がるのではないか?」など、独自の仮説を立てて銘柄を買い付けるなど、各人で楽しみながら学んでいる姿が印象的でした。 なかには、講座終了後も継続して「株たす」を使って、200万円ほど運用益を上げた人もいましたね。

また「投資詐欺体験チャット」も学校の講座で使ってもらっています。SNSなどの投資詐欺は成人になりたての若者が狙われやすいので、早期に「大学生になるとこうした詐欺に巻き込まれるかもしれない」と認識してもらい、実際にトラブルを回避してもらいたいです。

——最後に、グリーンモンスターや「株たす」の今後の展望をお聞かせください。

当社のアプリを投資への足かがりとして使ってほしいので、まずはアプリの知名度を上げていきたいと考えています。無料で学べるアプリなので、投資初心者・経験者とも興味や関心を持ってもらえたら嬉しいです。

世間的にも『貯蓄から投資へ』という流れになっていて、その流れに上手に乗るためにも「株たす」で学んでみてはいかがでしょうか。

そして「株たす」としては、引き続き新たな機能や施策を追加して、皆さまにもっと楽しんでいただきたいと思います。

例えば、2023年8月にリリースした「誰でも株主優待」は、株主優待を発行している企業さま の協力を得て企画したものです。新NISAが始まって個別株式に興味を持つ人も増えていると思うので、企業とユーザーとの架け橋になれたら、とも考えています。

また、アプリ内の「コミュニティ」機能を活性化させ、「株たす」をフックに投資仲間を増やせるようなしかけも作って いきたいです。

「株たす」を活用してリアルな投資体験を積み、「実際に投資できそう」という自信を得たら、実践へと移ってもらう。そして、実際に株式投資に取り組むなかでも使ってもらう。そんな、最初の一歩から長く併走できるようなアプリでありたいです。

取材:大塚啓二
カメラマン:研壁秀俊