UPDATE 2020.9.2
不正利用補償とは、デビットカードの盗難・紛失や偽造などにより不正利用された金額を補償してくれるものです。
各銀行ともに不正利用補償がありますので安心ですね。
この表は横にスクロールできます
銀行名 / デビットカード | 不正利用補償(上限額) | 期限 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 |
1口座あたり年間100万円 |
|
ソニー銀行 |
1日あたり、ご利用限度額の範囲で補償(初期設定ではショッピング:50万円、海外ATM:10万円) |
|
楽天銀行 |
年間100万円 |
|
auじぶん銀行 |
1事故あたり最大500万円 |
|
PayPay銀行 |
1口座あたり年間500万円 |
|
イオン銀行 |
損害額全額補填 |
|
セブン銀行 |
1事故あたり最大500万円 |
|
GMOあおぞらネット銀行 |
100万円 |
|
補償額の設定は、イオン銀行は損害額全額補填、セブン銀行は1事故あたりの上限額が500万円と高額になっています。補償額が大きいことは安心ではありますが、デビットカードでは不正に気づきやすくしたり、不正を最小限にとどめたりする仕組みがありますので、それほど補償額にこだわる必要はないでしょう。これについては、次の項で詳しくご紹介します。
また、どの銀行でも不正利用補償には期限がありますので、万一不正利用があった場合、いち早く銀行に連絡することが重要です。不正利用補償の期限は「30日」や「60日」としている銀行が多くなっています。
各銀行とも、デビットカードを利用するとすぐにメール通知が届く設定になっていますので、メールは必ずチェックするようにしましょう。Webサイトやアプリにログインすれば利用履歴の確認もできますので、定期的にチェックすると安心できますね。
デビットカードの利用限度額は、1ヶ月単位だけでなく、1日や1回での設定もできます。これを低めに設定しておくと、万一被害に遭っても被害額を最小限にとどめることができます。
利用限度額の設定はWebサイトで簡単に変更することができますので、普段は低めに設定しておき、高額の買い物に利用する場合のみ、一時的に設定を変更するといった利用方法がおすすめです。
例えば、住信SBIネット銀行の場合、国内ショッピングの利用限度額は、1回・1日あたりは0~200万円の範囲で、1ヶ月あたりは0~1,000万円の範囲で設定できます。Webサイトで変更手続きをすると、すぐに変更内容が反映されます。
また、住信SBIネット銀行では、2018年6月以降、デビットカードの利用限度額(国内ショッピング)の初期値を低めに変更しています。1回・1日は3万円、1ヶ月が30万円とかなり低額の設定のため、はじめて利用する場合も安心です。
デビットカードの不正利用に遭ってしまった場合、すぐに銀行に連絡する必要がありますが、連絡先がすぐに探せない場合もあると思います。 主要ネット銀行の不正利用時の対応窓口を一覧で掲載します。
この表は横にスクロールできます
銀行名 | 連絡先 | 受付時間 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 |
0120-974-242(通話料無料) |
24時間受付・年中無休 |
ソニー銀行 |
不正利用緊急ダイヤル |
24時間受付・年中無休 |
楽天銀行 |
0120-691-095 |
24時間受付・年中無休 |
auじぶん銀行 |
JCB紛失盗難受付デスク |
24時間受付・年中無休 |
PayPay銀行 |
事故受付センター |
24時間受付・年中無休 |
イオン銀行 |
カードの紛失・盗難専用ダイヤル |
24時間受付・年中無休 |
セブン銀行 |
セブン銀行テレホンセンター |
8:00~21:00 ※カード紛失・盗難の理由による口座の利用停止等については24時間受付 |
GMOあおぞらネット銀行 |
カスタマーセンター |
平日9:00~18:00 ※キャッシュカード紛失や盗難、不正利用に関しては24時間365日受付 |
不正利用時の対応窓口は、24時間・年中無休対応ですから安心ですね。
ショッピング保険とは、そのカードで購入した商品の破損・盗難を補償してくれる保険で、クレジットカードに付帯している場合もあるサービスです。
例えば、この保険が付いているデビットカードで購入したアクセサリーを盗難されてしまった場合、購入日が保険の期限内であれば購入額が補償されます。
この表は横にスクロールできます
銀行名 / デビットカード | ショッピング保険 | 期限 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 |
なし |
ー |
ソニー銀行 |
|
|
楽天銀行 |
<VISAのみ>
|
|
auじぶん銀行 |
<海外のみ>
|
|
PayPay銀行 |
なし |
ー |
イオン銀行 |
|
|
セブン銀行 |
なし |
ー |
GMOあおぞらネット銀行 |
なし |
ー |
デビットカードで、ショッピング保険が付帯しているカードもありますね。
主要ネット銀行で、年会費無料でショッピング保険があるのはソニー銀行のSony Bank WALLETと、auじぶん銀行のスマホデビット、イオン銀行のイオンデビットカードのみとなります。(楽天銀行のシルバーデビットカード(VISA)は、ショッピング保険付帯ですが年会費が2,200円(税込)。)
破損や盗難などに備えたい場合は、ショッピング保険付帯のカードを検討してみてもよいでしょう。
いずれの銀行のデビットカードでも、不正利用補償が付いていて安心ですが、残高チェックや利用限度額設定などでリスクに備えるよう心がけましょう。
どのデビットカードにも不正利用補償がついていますので、選ぶ際の基準になるのはポイント還元率の高さです。還元率1%の楽天銀行、0.8%の住信SBIネット銀行がおすすめです。
2020年9月2日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。