ネット証券のロボアド比較

「ロボアドバイザー」でおすすめのネット証券比較

UPDATE
2018.12.26

商品選びや運用をサポートしてくれるロボアドバイザー。国内のロボアドバイザーでは、ウェルスナビやTHEO[テオ]が有名ですが、ネット証券の中でも独自のロボアドバイザーサービスが提供されています。比較しながらご紹介します。

ロボアドバイザーとは

まず、ロボアドバイザーについて、少し詳しくご説明します。

ロボアドバイザーには2つのタイプがあります。
商品提案などで商品選びをサポートしれくれる「アドバイス型」と、商品選びから運用まですべてお任せできる「投資一任型」です。

アドバイス型

アドバイス型のロボアドバイザーは、いくつかの簡単な質問に答えると、回答に沿った商品を提案してくれます。
投資初心者の方でも答えやすい質問が用意されていますし、無料ですので気軽に利用できるツールです。

ただし、提案された複数の商品の中からさらに自分で選ぶ必要があったり、購入後の運用は自分で行う必要があるなど、多少の知識は必要になってきます。

投資一任型

投資一任型のロボアドバイザーは、商品(運用プラン)の提案だけではなく、実際の運用(商品の配分調整など)まですべて一任できます。そのため、一度始めればあとはお任せで、何もしなくてもほぼ自動で運用できます。

始め方も簡単で、アドバイス型と同様にいくつかの質問に答えるだけです。
運用まで行ってくれるため多少の利用料がかかりますが、運用について不安がある方は、投資一任型のロボアドバイザーであれば気軽に始められるでしょう。

アドバイス型のロボアドバイザー比較

ネット証券のアドバイス型のロボアドバイザーは、SBI証券の「SBI-ファンドロボ」、楽天証券の「ロボのぶくん」、松井証券の「投信工房」などがあります。

この表は横にスクロールできます

対象商品 提案内容 利用料 PCサイト スマホサイト アプリ
SBI証券 SBI-ファンドロボ

投資信託

個別商品

無料

×

楽天証券 ロボのぶくん(スマホサイト限定)

投資信託

個別商品

無料

×

×

松井証券 投信工房

投資信託

ポートフォリオ

※自動リバランス機能あり

無料

カブドットコム証券 FUND ME(スマホアプリ)

投資信託

ポートフォリオ

無料

×

×

岡三オンライン証券 投信ロボ

投資信託

ポートフォリオ

無料

×

SBI-ファンドロボとロボのぶくんは、銘柄選びのサポートに特化したかたちとなっており、ユーザーの志向に応じた商品を検索する機能といった位置付けです。

一方で、投信工房は機能が充実しています。投信工房はアドバイス型ながら、自動リバランス機能という運用をサポートする機能が利用できます。この機能を使えば、任意のタイミングで自動的にでリバランス(商品の比率を運用プランに合わせて調整すること)してくれますので、投資一任型に近いかたちでの運用が可能です。年に1回など定期的にリバランスすることで、初心者でも適切な運用を目指せます。
また、投信工房は、PC・スマホサイトだけではなくスマホアプリも用意されており、スマホで利用しやすいというメリットもあります。

投資一任型のロボアドバイザー比較

次に、投資一任型のロボアドバイザーについて見ていきましょう。
ネット証券では、楽天証券の「楽ラップ」、マネックス証券の「マネラップ」「マネックスアドバイザー」などがあります。

この表は横にスクロールできます

対象商品 特定口座 NISA口座 最小投資額/積立 利用料・運用コスト(税込) PCサイト スマホサイト アプリ 解約時の手数料
楽天証券 楽ラップ

投資信託

×

  • 10万円
  • 1万円/月から

最大年率0.99%

※固定報酬型の場合

×

信託財産留保額(最大で0.3%)がかかる
例:解約額30万円で900円

マネックス証券 マネラップ

国内ETF、海外ETF

×

×

  • 1,000円
  • 1,000円/月から

年率1%未満

※市場環境等によっては、1%を超えることがある

×

解約手数料、信託財産留保額はかからない

マネックス証券 マネックスアドバイザー

国内ETF

×

  • 5万円
  • 1万円/月から

年率0.487%

 

※標準的なポートフォリオを選択した場合

×

マネックスアドバイザーを解約後、ETFとして売却する必要があるため、通常の売却手数料がかかる
例:売却額30万円で税別250円

多くの項目を比較していますが、着目したいのは「特定口座対応」「最小投資額」「利用料・運用コスト」の3つです。

確定申告不要の特定口座に対応しているか

楽ラップ、マネラップ、マネックスアドバイザーのうち、マネラップだけは一般口座での運用となり、特定口座を選ぶことができません。
特定口座とは、簡単に言えば、自分で確定申告する必要のない口座です。(源泉徴収あり・なしが選べ、源泉徴収ありの場合は確定申告が不要です。)楽ラップ、マネックスアドバイザーは、この特定口座を選択できます。

一般口座とは、確定申告の必要がある口座で、毎年、投資の売買で得た利益や損失を自分で確定申告し、税金を納めなければなりません。マネラップで運用する場合、一般口座のみしか選べませんのでこの点にご注意ください。

少額から始められるか

最も少額から始められるのは1,000円からのマネラップです。
楽ラップは10万円から、マネックスアドバイザーは5万円からと、マネラップよりはハードルが上がりますが、比較的少額から始めることができます。

いずれのロボアドバイザーも積立サービスに対応していますので、コツコツ投資したい方は積立を利用するのがおすすめです。

利用料・運用コストが低コストか

利用料は、投資一任型ロボアドバイザーを利用することでかかる費用です。
利用料と投資信託やETFの運用コスト(信託報酬)を合わせると、楽ラップ、マネラップでは年1%程度、マネックスアドバイザーは年0.5%程度で、手数料面ではマネックスアドバイザーが有利です。

年1%のコストとは、10万円運用している場合で年間1,000円程度となります。少額に感じるかもしれませんが、投資額が大きくなったり、運用が長期にわたったりすると、コストの差は無視できないものになってきます。

例として、100万円分の資産をロボアドバイザーで20年保有する場合を考えてみましょう。
ロボアドバイザーA:利用料・運用コスト年0.5% → 1年で5,000円、20年で10万円
ロボアドバイザーB:利用料・運用コスト年1.0% → 1年で10,000円、20年で20万円

このように、年0.5%の違いでも20年だと10万円もの差になります。運用益が出ていれば、その差はさらに大きくなります。資産をできるだけ減らさないため、低コストを意識することが重要です。
なお、自分で運用する場合でも、運用コストはかかります。一般的に、投資信託の運用コストは0.2%~2%程度となります。

楽ラップでは、手数料コースが2つあり、年1%程度の固定報酬型の他、成功報酬併用型があります。固定報酬型が運用成績にかかわらず一定の手数料率であるのに対して、成功報酬型は、固定費用を低くする代わりに運用益に対する成功報酬を設けています。1年間の収益率が2%を超えると、固定報酬型の方が手数料を抑えられるようです。

その他の機能

楽ラップには、「下落ショック軽減機能(TVT機能)」がついており、ほとんどの運用コースで選択することができます。この機能は、“株式市場の値動きが大きくなり、その状況が継続すると見込まれる場合に一時的に株式の比率を引き下げ、債券の投資比率を上げることで契約資産の損失を抑えることを狙う機能”です。

また、投資一任型のロボアドバイザーは、運用成果を定期的に報告してくれます。
楽ラップは、運用状況を解説するページの他、「ネット運用報告会」という動画配信が定期的にあり、初心者の方にも理解しやすい工夫がなされています。

各サービスの注意点

  • 楽天証券は、取引で楽天スーパーポイントが貯まったり、楽天スーパーポイントで投資信託が買えたりといったポイントサービスが充実しています。しかし、残念ながら楽ラップには適用されません。
  • マネラップは、運用開始までの時間がかかります。投資一任契約を締結した月の翌月11日を目途に運用が開始されますので、月初に契約締結した場合、開始まで1ヶ月以上待たなければならないことになります。

F.

これからロボアドバイザーで投資を始めたい、という方は、ネット証券のロボアドバイザーも考慮に入れてみるとよいでしょう。ネット証券なら投資の幅も広がります。

各社アドバイス型ロボアドバイザーページへのリンク

各社投資一任型ロボアドバイザーページへのリンク

ロボアドバイザーについてはこちらの情報も参考にしてください

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