UPDATE 2022.8.22
証券会社の投信積立サービスを比較する主なポイントは、次の4つです。
最低いくらから投資できるか
積立頻度(毎月、隔月など)の種類や自由度
引落方法の種類
ポイントが貯まるか
大手ネット証券のサービスを比較しながら、ひとつひとつ見ていきましょう。
100円
毎日、毎週、毎月、複数日、隔月
※複数日、隔月はつみたてNISAでは選択できない
三井住友クレジットカード
※タカシマヤクレジットカード(高島屋ファイナンシャル・パートナーズ仲介口座限定)、東急クレジットカード(東急カード仲介口座限定)も利用可
100円
毎日、毎月
※毎日はつみたてNISAのみ
楽天カード
※楽天キャッシュ(電子マネー)のポイント還元率0.5%
100円
毎日、毎週、毎月
※証券口座とは別
定額自動入金(定期入金)
–
100円
毎日、毎月
マネックスカード
※100円につき1ポイントのほか、1,000円につき1ポイントが加算
100円
毎月
定額自動入金(ゆうゆう決済)
au PAY カード
100円
毎月
100円
毎月
なし
調査対象のすべてのネット証券で100円という少額から投信積立できます。100円ならいろいろな商品を少しずつ買ったり、積み立ての頻度を上げたりといったことも可能となります。
積立頻度は、毎月の他、毎週、毎日などの設定ができる証券会社もあり、購入タイミングをより分散できるようになってきています。
「毎日」というのが究極の時間分散ではありますが、「毎月」でも分散効果としては充分あります。
楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券などでは、証券口座の他、銀行口座からの引き落とし(手数料無料)もできて便利です。証券口座への入金の手間が省けるだけでなく、入金忘れで購入できないリスクも防げますね。
その他注目されるのは、クレジットカード決済を利用できるネット証券が増えている点です。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券の4社で投信積立でのクレジットカード決済が利用可能。利用は特定のカードに限定されるものの、積立額に応じたポイント還元が受けられますので、よりおトクに投信積立ができます。
ポイント還元率は証券会社により異なりますが、年会費無料のクレジットカードの中ではマネックス証券のマネックスカード決済が1.1%と最も高くなっています。
クレジットカード決済による投信積立の上限額は、各社とも月間5万円です。
また、楽天証券では、楽天カード決済でのポイント還元率が多くの銘柄で引き下げられた一方、楽天キャッシュ(電子マネー)決済が導入されました。楽天キャッシュ決済では、すべての銘柄で0.5%のポイント還元が受けられます。
投資信託の残高に応じてポイントが付与されるサービスを実施している証券会社もあります。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などですが、ポイント付与率はそれほど高くなく、銘柄や残高によってポイント付与率に変動がある場合もあります。インデックスファンドはポイント付与率が低い傾向があり、例えばSBI証券での「SBIV・シリーズ」銘柄の付与率は0.022%となっています。
月間平均保有金額が
※通常銘柄の場合
※SBIプレミアムチョイス銘柄は年率0.15%/0.25%
※指定銘柄は年率0.02%~0.05%
下記の残高を達成ごとにポイント付与
※対象月の月末時点の残高で計算
※現金還元の場合は、ポイント増量分110%が除かれる
1,100ポイント
※販売会社の信託報酬率0.4%の場合
※通常銘柄の場合
※指定銘柄は年率0%~0.03%
月間平均保有残高の
※通常銘柄の場合
※指定銘柄は年率0.005%
1,200ポイント
※通常銘柄の場合
投信積立を始めるには、証券会社に口座を作る必要があります。
おすすめは、税金の優遇がある「つみたてNISA」の口座を利用した投信積立です。
(つみたて)NISA口座は、一人につきひとつの金融機関でしか開設できず金融機関の変更は年単位でしかできませんので、しっかり比較して選びましょう。
投信積立を始めるおおまかな流れは以下のような感じです。
証券会社に総合口座をつくる
つみたてNISA口座をつくる
※総合口座と同時開設できる場合もあります
積み立てする投資信託を選ぶ
引落方法を決め、必要に応じて入金などの手続きをする
投信積立の注文をする
投信積立では、証券会社とは長い付き合いになります。
あとあと「あっちの証券会社の方が良かった…」とならないように、あらかじめいろいろなポイントで比較して選びましょう。
投信積立を始めるなら、総合的にSBI証券、楽天証券がおすすめです。投信積立のサービス内容や取扱商品数についても、申し分ありませんよ。
2022年8月22日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。