UPDATE 2019.1.11
投資信託を購入できる銀行や証券会社などは、販売会社と呼ばれます。販売会社によって、投資信託の取扱商品やそれぞれの投資信託の購入時手数料は異なります。
販売会社は銀行と証券、窓口とネットの掛け合わせで大きく4つに分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
販売会社 |
特徴 |
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銀行の窓口 |
○わからないことが質問しやすい。 |
証券会社の窓口 |
○わからないことが質問しやすい。 |
ネット銀行 |
○購入時手数料が安い。 |
ネット証券 |
○購入時手数料が安い。 |
銀行や証券会社の窓口では、対面で相談ができる安心感があります。また、煩わしい手続きは担当者が進めてくれる点は、初心者にはありがたく感じられます。
一方、ネット銀行やネット証券は、店舗を持たないことで運営コストを削減し、その分手数料を安くしています。投資において、手数料を安く抑えることは重要なポイントですので、大きなメリットと言えます。
販売会社には、投資信託の購入時手数料と信託報酬(投資信託の運営コスト)の一部が入りますが、これらは販売会社の裁量である程度自由に決めることができるため、販売会社ごとに差があるのです。
ネット銀行やネット証券では、対面での相談ができないことに不安を感じる方もいるでしょう。でも、対面で相談したい内容が商品選びであるなら、ロボアドバイザーのアドバイスを受けるという手もありますし、投資信託に関する書籍を1冊読めばある程度の理解は得られます。
インターネット環境がない、どうしても対面相談がよいといった場合を除き、窓口よりもネットのチャネルがおすすめです。
次のような点から、ネット証券の方がネット銀行より有利です。
最も大きな違いは投資信託の取扱本数です。ネット銀行が数百規模なのに対して、主要ネット証券では1,000本以上を取り扱っています。必ずしも本数が多ければよいというわけではありませんが、選択肢は多い方がベターです。
また、取扱商品の中身についても、ネット証券のラインナップが充実しています。
例えば、信託報酬を抑えたシリーズ(三菱UFJ国債投信のeMAXISSlimシリーズ、ニッセイ・アセットマネジメントの購入・換金手数料なしシリーズなど)の取り扱いは、ネット証券だけのようです。
投資に関する情報やロボアドバイザーなどのツールについてもネット証券の方が充実していますので、投資信託を購入するならネット銀行よりネット証券の方がおすすめです。
投資信託を買うときは、相談できる安心感から窓口を選びたくなるかもしれません。しかし、自分で少しの努力ができるなら、手数料や取扱商品の観点からネット証券での購入がおすすめです。
投資信託を始めるなら、取扱商品数が多く、積立サービスも充実しているSBI証券、楽天証券がおすすめですよ。
2019年1月11日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。