UPDATE 2021.12.1
各ネット証券の投資信託サービスを、次の5つのポイントで比較してみました。
取扱商品の数
スマートフォンでの利用(スマホサイト・アプリ)
積立(定額、定期購入)サービス
投資信託の保有残高に応じたポイント付与
ロボアドバイザー
投資信託の取扱商品の数については、欲しい商品が出てきた際に取り扱っている可能性が高いという点では、初心者にとっては多い方がベターとも言えます。
しかし、むやみに多いことに意味はありませんし、他にも比較すべきポイントはありますので、商品数だけで判断せずに総合的に判断しましょう。
証券会社 | 取扱本数 | 投信積立可能本数 |
---|---|---|
SBI証券 |
2,636 |
2,497 |
楽天証券 |
2,667 |
2,530 |
松井証券 |
1,572 |
不明 |
マネックス証券 |
1,235 |
1,194 |
auカブコム証券 |
1,498 |
不明 |
GMOクリック証券 |
128 |
不明 |
岡三オンライン証券 |
552 |
不明 |
国内株式の取引では、スマホサイト・スマホアプリともに充実しているネット証券ですが、投資信託では各社の取組状況に開きがあります。スマートフォンで取引をしたい方は、しっかりチェックしておきましょう。
主要ネット証券の中で、取り組みが進んでいるのは楽天証券です。投資信託のスマホ専用サイトがあり、画面構成やデザイン面でも工夫が感じられます。
商品情報
取引
保有商品情報
商品情報
取引
(積立)
保有商品情報
(積立)
商品情報
取引
(通常/積立/NISA)
保有商品情報
なし
商品情報
取引
保有商品情報
商品情報
取引
(通常/積立/NISA)
保有商品情報
商品情報
取引
(通常/積立)
保有商品情報
商品情報
取引
(通常/積立)
保有商品情報
商品情報
取引
(通常/積立/NISA)
保有商品情報
商品情報
取引
(通常/積立/NISA)
保有商品情報
商品情報
取引
保有商品情報
なし
商品情報
取引
(通常/積立/NISA)
保有商品情報
なし
スマートフォンでの利用について詳しくは、下記の記事をご覧ください。
定額、定期で投資信託を購入する積立サービスですが、主なサービス内容の違いは、積立頻度や引落方法の選択肢の多さです。
積立頻度を見ると、「毎日」積み立てられる証券会社もあり、「毎月」よりもさらに時間を分散させることができます。
引落方法については、証券口座の他、銀行から直接引き落とせる証券会社もあります。資金移動の手間がなくなりますので、便利なサービスです。
また楽天証券では、楽天カードでのクレジット決済が導入され、1%のポイント還元が注目されています。楽天カードをお持ちの場合は、よりおトクに投信積立ができますね。
なお、購入時手数料は、調査対象のネット証券では取扱投資信託すべてにおいて0円となっています。
100円
毎日、毎週、毎月、複数日、隔月
※複数日、隔月はつみたてNISAでは選択できない
購入時手数料無料
100円
毎日、毎月
※毎日はつみたてNISAのみ
購入時手数料無料
100円
毎日、毎週、毎月
※証券口座とは別
なし
購入時手数料無料
100円
毎日、毎月
購入時手数料無料
100円
毎月
なし
購入時手数料無料
100円
毎月
購入時手数料無料
100円
毎月
なし
購入時手数料無料
投信積立サービスについて詳しくは、こちらをご覧ください。
投資信託の残高に応じてポイントが付与されるサービスを実施している証券会社も多くあります。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などです。
ポイントの付与率や条件はさまざまです。付与率が高いのは年率0.1%のSBI証券。インデックスファンドの付与率は0.03%などやや低く設定されているものの、それでも他社よりは高い付与率になります。
なお松井証券では、2020年4月から、ポイント付与に代えて、受け取る信託報酬の一部を還元する「投信毎月現金還元サービス」が始まりました。松井証券が受け取る信託報酬が0.3%を超える投資信託が対象で、還元率は最大年0.78%です。
月間平均保有金額が
※通常銘柄の場合
※信託報酬が低い銘柄は年率0.022%~0.05%
※投資信託残高が50万円未満でも、「マネーブリッジ」および、「楽天銀行ハッピープログラム」に登録の場合は10万円ごとに毎月3~10ポイント
1,000ポイント
※販売会社の信託報酬率0.4%の場合
※通常銘柄の場合(NISA・つみたてNISAは0.03%)
※指定銘柄の場合は0%~0.03%
〈毎月ポイント〉
※3,000万円以上の場合は、ポイント2倍
〈au WALLETポイント〉
〈毎月ポイント〉
12ポイント(1,200円相当)
〈au WALLETポイント〉
1,000ポイント
※auの通信契約あり・ポイント付与率0.1%の銘柄を保有の場合
ロボアドバイザーは、アドバイス型と投資一任型の2つのタイプがあります。
アドバイス型は商品の提案のみ、投資一任型は商品の提案から運用までのすべてが含まれ、対象商品は投資信託、もしくはETFです。
初心者の方にとって、商品選びはつまずきやすいポイントですので、ロボアドバイザーの活用もひとつの選択肢になります。無料でできるシミュレーションを試して、どんなものなのか見ておきましょう。
証券会社 | ロボアドバイザー(アドバイス型) | ロボアドバイザー(投資一任型) |
---|---|---|
SBI証券 |
SBI-ファンドロボ |
|
楽天証券 |
ロボのぶくん |
楽ラップ |
松井証券 |
投信工房 |
|
マネックス証券 |
|
ON CAMPASS |
auカブコム証券 |
FUND ME |
|
GMOクリック証券 |
|
|
岡三オンライン証券 |
投信ロボ |
|
ネット証券のロボアドバイザーについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
上記以外に、投資信託に関して注目のサービスがあります。
楽天証券とSBI証券では、ポイントで投資信託を購入することができるのです。
楽天証券では楽天ポイント(または楽天証券ポイント)、SBI証券ではTポイントが利用できます。両証券で取り扱うほぼすべての投資信託が対象で、ポイントは1ポイントから利用できます。
現金で投資信託を購入するのがためらわれる方や、余っているポイントを活用したい方には、おすすめのサービスです。
また先ほども触れましたが、楽天証券では楽天カード決済で投信積立ができ、投資額の1%がポイント還元されます。毎月の上限額はありますが、1%ものポイント還元があるというのはかなりオトクですね。
投資信託をネット証券で始める際の比較ポイントを5つほどご紹介しました。今回はご紹介できませんでしたが、SBI証券であれば情報や機能に優位性があり、松井証券であれば投信工房という特徴的なサービスがあるなど、各社とも特徴がありますので、別途ご紹介したいと思います。
投資信託を始めるなら、総合的に楽天証券やSBI証券がすぐれています。楽天証券は、投信積立で楽天カード決済すると1%ポイント還元されるため、特におすすめです。
2021年12月1日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。