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08楽天証券での投信積立の引落方法は?

UPDATE 2024.2.26

はじめに
証券会社で株式取引をする場合や投資信託を積立でなくショットで買う場合、一般的には証券口座への入金が必要です。しかし、投信積立の場合はちょっと違います。
楽天証券の投信積立では、証券口座の他、直接銀行からの引き落としもできますし、楽天カードや楽天キャッシュでの決済も可能です。それぞれの方法で何がどう違うのかを整理してみました。

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選べる引落方法は4つあります

はじめに、どんな方法があるのか列挙してみましょう。全部で4つあります。

方法1

証券口座

方法2

楽天キャッシュ(電子マネー)

方法3

楽天カードクレジット決済

方法4

その他金融機関から引き落とし

この中で、「楽天キャッシュ」と「楽天カードクレジット決済」は、楽天ポイントが還元されますので、おトクです。
なお、未成年口座の引落方法は、証券口座、楽天銀行からの引き落としの2つです。マネーブリッジの利用はできません。

次からは、特徴ごとに4つの方法を比較していきます。

利便性(証券口座への入金が不要か)

証券口座以外は入金の必要がないため、一度積立の設定をすればあとは自動的に積み立てができます。ただし、対象口座が残高不足だと引き落とせませんのでその点は注意してくださいね。
証券口座の場合でも、楽天銀行と口座連携(マネーブリッジと言います)して自動入出金の設定をすれば入金の手間がなくなりますので、証券口座をご利用の場合は自動入出金がおすすめです。

  • 手数料はすべて無料で利用できる
  • 証券口座以外は、自動引き落としで手間がかからない
  • 証券口座の場合、楽天銀行と口座連携すれば自動入出金ができる
  手数料 証券口座への入金不要(自動引き落とし)
証券口座 無料

△

※自動入出金を利用すれば可能

楽天キャッシュ(電子マネー) 無料

△

※オートチャージ設定

楽天カードクレジット決済 無料 ○
その他金融機関から引き落とし 無料 ○

楽天ポイント(ポイントの利用や付与が可能か)

投信積立に楽天ポイントを利用したり、貯めたりすることもできますが、一部の引落方法に限られます。

  • 投信積立に楽天ポイントが利用できるのは「証券口座」「楽天キャッシュ」「楽天カードクレジット決済」
  • 投信積立の購入で楽天ポイントが貯まるのは「楽天キャッシュ」「楽天カードクレジット決済」
  • 「楽天キャッシュ」「楽天カードクレジット決済」なら、ポイントが利用できるうえ、ポイントが貯まる
  投信積立に楽天ポイントを利用 投信積立の購入で楽天ポイントが貯まる
証券口座

○

1ポイント~

×

楽天キャッシュ(電子マネー)

○

1ポイント~

○

※楽天カードからのチャージ額の0.5%

楽天カード支払口座から引き落とし

×

×

その他金融機関から引き落とし

×

×

「楽天キャッシュ決済」は積立時に楽天カードから楽天キャッシュにチャージした金額の0.5%の楽天ポイントがもらえます。

「楽天カードクレジット決済」では、カードの種類によってポイント還元率が異なります。
楽天プレミアムカードは1%、楽天ゴールドカードは0.75%、その他の楽天カードは0.5%の楽天ポイントが還元されます。
なお、積み立てる投資信託によっては(楽天証券の代行手数料年率が税込0.4%以上の銘柄の場合)、ポイント還元率はカードの種類に関わらず1%になります。

積立頻度(積立頻度や積立日が選べるか)

最もフレキシブルに積み立てられるのは「証券口座」です。現状では、毎日積立できるのは、「証券口座」かつ「NISAつみたて投資枠」の場合のみですし、毎月積立の場合でも積立日が選べるのは「証券口座」「楽天キャッシュ」だけです。
楽天クレジットカード決済だと、積立日は毎月1日、または8日と決まっています。

  • 毎日積立ができるのは「証券口座」のみで、NISAつみたて投資枠の場合のみ可能
  • 毎月積立が基本だが、積立日を自由に選べるのは「証券口座」と「楽天キャッシュ」のみ
  毎日積立 毎月積立 毎月積立で積立日が選べる
証券口座

○

※NISAつみたて投資枠の場合のみ

○

○

毎月1日〜28日

楽天キャッシュ(電子マネー)

×

○

○

毎月1日〜28日

楽天カードクレジット決済

×

○

×

毎月1日、または8日

その他金融機関から引き落とし

×

○

△

毎月7日または24日

積立スケジュール(積立設定してすぐに始められるか)

意外と違いが大きいのが積立スケジュールです。
「証券口座」では、積立日の前営業日に設定しても間に合いますが、その他の方法では最短でも2週間以上はかかってしまいます。

例えば、「楽天カードクレジット決済」の場合、毎月12日が翌月1日から積み立てるための積立設定締切となりますが、これが13日になってしまうと、初回の積立日が翌々月1日になってしまい、すぐに積立を始められません。

  • 「証券口座」の場合は、積立日の1営業日前の設定でも間に合う
  • 上記以外の方法では、積立設定から実際の積立日までにタイムラグがある

この表は横にスクロールできます

  設定から積立までの必要日数 積立設定の締切 引落日 積立日
証券口座 最短1営業日 積立日の1営業日前 積立日当日 毎月1日~28日
楽天キャッシュ(電子マネー) 1ヶ月以上 毎月12日 毎月13日〜15日 毎月1日〜28日
楽天カードクレジット決済 2週間以上 毎月12日 毎月27日 毎月1日
その他金融機関から引き落とし 3週間以上 引落日の11営業日前 毎月27日/14日 毎日7日/24日

上記の内容をまとめてみると

上記の内容をまとめたのが、下記の表です。
メリットが多いのは、「証券口座」「楽天カードクレジット決済」の2つです。
ポイントを優先するなら「楽天カードクレジット決済」、毎日積立をしたいなら「証券口座」(NISAつみたて投資枠)を選ぶのがいいですね。

この表は横にスクロールできます

  自動引き落とし ポイント利用 ポイント貯まる 毎日積立 設定から積立までのスケジュール
証券口座 △

※自動入出金を利用すれば可能

○ × ○

※つみたてNISAの場合のみ

○
楽天キャッシュ(電子マネー) △

※オートチャージ設定をすれば可能

○ ○ × ×
楽天カードクレジット決済 ○ ○ ○ × ×
その他金融機関から引き落とし ○ × × × ×

また、楽天キャッシュ、楽天カードクレジット決済の上限は毎月それぞれ5万円、合わせて10万円です。
NISAつみたて投資枠での月の積立額上限は10万円ですので、これら2つの決済方法を利用することで、NISAつみたて投資枠の満額でポイント還元を受けることが可能です。もちろん、NISA成長投資枠での投信積立でもポイント還元が受けられます。

ここに注意

楽天証券の投信積立の引落方法については、いくつか注意点があります。確認しておきましょう。

注意点1

積立金額が1,000円未満の場合は「その他金融機関から引き落とし」は選べない

注意点2

ロボアドバイザーの楽ラップの積立は、「証券口座」しか選べない

注意点3

引落先の楽天カードや金融機関の名義は、本人名義でないといけない

まとめ

証券口座にしても、楽天カードクレジット決済にしても、メリットばかりに目がいきがちですが、デメリットもあらかじめ把握しておくことが大切です。特にスケジュールはなかなか把握しにくいポイントですので、積立設定する際の確認画面でチェックするようにしましょう。

投信積立は楽天証券がおすすめ

投信積立を始めるなら、楽天カード決済で最大1%還元される楽天証券がおすすめです。投信積立のサービス内容や取扱商品数についても、申し分ないですよ。

投信積立についてはこちらの情報も参考にしてください

2024年2月26日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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