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02One国内株オープン(愛称:自由演技/旧名称:DIAM国内株オープン)

UPDATE 2019.8.19

はじめに
One国内株オープン(愛称:自由演技/旧名称:DIAM国内株オープン)は、国内株式を投資対象としたアクティブ型の投資信託で、機動的かつ自由な運用スタイルにより好成績を上げています。
運用方針や投資先、運用実績、評価機関等からの評価をご紹介します。

One国内株オープン(愛称:自由演技)の特徴

One国内株オープンは、「自由演技」という愛称の通り、投資環境の変化に応じて投資スタイルを変えながら運用を行う点が大きな特徴です。
具体的には、TOPIXをベンチマークとしながら、大型株や中小型株の比率を柔軟に変え、集中投資と分散投資を機動的に変更することで、TOPIXを上回るパフォーマンスを目指しています。

ファンドマネージャーの酒井氏は、「ファンドの愛称のままに、リターンの出し方を決めないで、あらゆる収益機会を求め、どのような市場環境下で投資していただいても、6ヶ月後にはインデックス(TOPIX)にプラスのリターンになるような運用を目指しています」と対談で話しています。

DIAM国内株オープンというファンド名で覚えている方もいらっしゃると思いますが、2019年5月に名称変更されました。

One国内株オープン(愛称:自由演技)の3つの特徴

特徴1

マクロ経済・金融分析などをベースとしたトップダウン・アプローチ

特徴2

大型株だけでなく、中小型株も柔軟に組み入れ

特徴3

機動的な運用スタイル

特徴1 マクロ経済・金融分析などをベースとしたトップダウン・アプローチ

個別銘柄の選択は、マクロ経済・金融分析、株式市場動向分析などのデータ分析をベースとしたトップダウン・アプローチです。利益成長、資本効率、キャッシュフローベースの企業価値等の視点から、成長力および割安性その他の要因を見極めたうえで、投資されます。

毎月、マクロ経済動向・通貨動向・株式市場関係指標等を分析し、その投資環境の変化に応じて、成長系(グロース系)、割安系(バリュー系)、大型、中小型といった視点等から、その局面で最適と思われる投資スタイルに比重を置いた資産配分が選択されます。

ある特定の「画一」的な運用スタイルではなく、相場動向に応じてベストと判断される「自由」な運用スタイルを適宜選択するファンドです。

特徴2 大型株だけでなく、中小型株も柔軟に組み入れ

組入銘柄は、TOPIXの構成銘柄だけでなく、新興市場銘柄や中小型株など約3,500の企業。決算チェックを行い、有望な銘柄は独自取材を行うことで、常に投資チャンスのある銘柄の発掘が行われています。

ファンドマネージャーの酒井氏は「中小型株には、些細なきっかけで大きく上昇する可能性がある銘柄が多数存在すると考えられるため、中小型株でいかに超過収益を獲得できるかがパフォーマンスの鍵を握る」と、公式サイトの説明動画で語っています。
また、国内株式では、相場の上昇局面では大型株が上がりやすく、逆に下落時は相対的に中小型株が下げに強いという特徴があります。

One国内株オープン(愛称:自由演技)では、TOPIXの大型株比率の60%をベースとして、上昇局面では大型株の割合を増やし、下落局面では中小型株の割合を増やすといった運用が行われています。

特徴3 機動的な運用スタイル

日本株のアクティブ型投資信託では、企業への訪問などにより、データだけでは測れない企業価値を分析し、魅力的な銘柄を積み上げるボトムアップ・アプローチを採用しているファンドも多くあります。
しかし、One国内株オープン(愛称:自由演技)では機動性が重視されており、決算発表日当日にデータ分析を行うことで、翌営業日までに投資判断がなされるというスピード感での運用が行われています。

この点について、ファンドマネージャーの酒井氏は「決算発表は投資判断に直結する。チェックは発表当日中が基本。発表から翌日のマーケットが開くまでの18時間を銘柄分析に充て、決算データから算出される妥当と思われる株価水準が割安なら買いにいく。売りの判断も同じ」であると、機動的な運用スタイルを説明しています。

トップダウン・アプローチのメリットを生かした、スピード感ある運用が特徴ですね。

運用プロセス

One国内株オープン(愛称:自由演技)は、次のような6つの流れで分析・運用がされています。
「1」「2」の分析の結果として「3」「4」の投資判断がなされ、運用後、「5」「6」の検証を元に分析に立ち返るといったサイクルです。

One国内株オープン(愛称:自由演技)の運用プロセス

STEP1

マクロ経済等の分析

原則として毎月、マクロ経済動向・通貨動向・株式市場関係指標等を分析し、1ヶ月の投資戦略を策定します。

STEP2

投資尺度ごとのリターン分析

各種のバリュエーション指標・収益性指標・成長性指標・テクニカル指標等のそれぞれのリターン分析から、その局面の有効な投資尺度を分析・選択します。

STEP3

運用スタイルの比率の作成

マクロ分析に有効と思われる投資尺度を加味し、グロース株(成長株)・バリュー株(割安株)などの投資比率を策定します。

STEP4

投資尺度の特定と銘柄選択

運用スタイルごとの投資比率に従い、有効と思われる投資尺度の分析結果に基づき、定性判断を加味して銘柄を選択・ポートフォリオを構築します。

STEP5

ポートフォリオのリスク許容度・ポートフォリオのリスク特性

定量的なリスク分析を定期的に行い、ポートフォリオのリバランス等によりリスク管理に努めます。

STEP6

パフォーマンス分析

投資尺度ごとのパフォーマンス寄与度を測定・検証し、継続的な投資戦略の策定に役立てます。

ポートフォリオの比率

前述の通り、One国内株オープン(愛称:自由演技)の大型株比率は、TOPIXと同様の60%がベースとされています。2018年12月末時点の構成比率を見ると、大型株58%、中型株15%、小型株16%、新興市場など12%となっています。

2018年8月の第18期決算報告書には「ポートフォリオについては、大型株の組入比率が、ベンチマークであるTOPIXに対して少なくなり過ぎないように注意を払いつつ、独自の成長力を持つ小型株の組入れを積極的に行いました」と記載されています。

具体的には、「大型株主導で株価指数が上昇を始めた2017年9月から徐々にファンド内の大型株を売り、中小型株の組入れを増やし」、「2018年7月以降は、東証マザーズなど新興市場が弱含む中で中小型株の組入比率を引き下げ、大型株の保有比率を引き上げる」といった運用がなされています。

投資先企業の概要

組入銘柄数は、2017年8月期末では153銘柄、2018年期末では142銘柄と推移しています。
組入上位10銘柄を前期末と比べると、前期末には上位になかった「エムアップ」「ホットリンク」といった中小型株の組入が増えていることがわかります。

「エムアップ」は、芸能人のファンサイト事業やコンテンツ配信事業、EC事業を軸にVR/ARや動画配信、イベント制作、アプリ開発など多角的なビジネスを展開している東証一部上場企業。
「ホットリンク」は東証マザーズ上場で、ソーシャルビッグデータとデータ解析技術を活かしたSNSマーケティング支援を行っています。
このような中小型株への投資も積極的に行われています。

運営チーム

ファンドマネージャー

酒井 義隆氏
運用本部 株式運用グループ 国内株式担当ファンドマネジャー
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)
2004年、興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(現アセットマネジメントOne株式会社)に入社。2005年12月より国内株式やオルタナティブ運用のファンドマネジャーとして従事する。2014年の10月より当ファンドの運用担当者となる。当ファンドの運用担当者となってから欠かさず続けていることは、上場企業全ての決算発表に目を通すこと。

ファンドの基本データ

運用成績

One国内株オープン(愛称:自由演技)は、ベンチマークであるTOPIXを安定かつ大きく上回るリターンを出しています。

期間 騰落率 トータルリターン
6ヶ月 -1.96% +5.14%
1年 -10.24% -8.70%
3年 +37.80% +12.64%
5年 +80.94% +13.63%
10年 +185.69%
設定来(2000/08/30) +96.26% +110.32%

※基準日:2019/8/16
※騰落率:その期間中、どの程度変化したかを示す。数字が大きいほど変動幅が大きい。
※トータルリターン:値上がり益に分配金を加えた収益率。「設定来」以外は年率で示す。

費用(税込)

幅広い銘柄を投資対象として、株式の売買を機動的に行う投資信託であるため、信託報酬、実質コストはいずれもやや高めとなっていますが、それらを差し引いても充分にパフォーマンスを上げている投資信託です。

種別 費用 備考
信託報酬 1.728%  
実質コスト 1.921% 第18期の運用報告書より
購入時手数料 上限3.24% 主要ネット証券は無料
信託財産留保額 0.3%  

ファンド運用方式

One国内株オープン(愛称:自由演技)は、「ファミリーファンド方式」で運用が行われており、「One国内株オープンマザーファンド」への投資を通じて実質的な投資を行っています。
「ファミリーファンド方式」とは、複数のファンドを合同運用する仕組みで、投資者からの資金をまとめて、その資金の全部または一部をマザーファンドに投資して、実質的な運用をマザーファンドで行う仕組みです。

投資制限

  • マザーファンドへの投資割合には、制限を設けません。
  • 株式への実質的な投資(新株引受証券および新株予約権証券を含みます。)には、制限を設けません。
  • 新株引受権証券および新株予約権証券への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の20%以下とします。
  • マザーファンド以外の投資信託証券への実質投資割合は、信託財産の純資産総額の5%以下とします。
  • 同一銘柄の株式への実質投資割合は、信託財産の純資産総額の10%以下とします。
  • 実質非株式割合は、原則として信託財産総額の50%以下とします。
  • 実質外貨建資産割合は、原則として信託財産総額の30%以下とします。

基本情報

運用会社 アセットマネジメントOne
設定日 2010年8月30日
純資産総額 220.90億円(2019/8/16時点)
目論見書・運用報告書

・交付目論見書

・運用報告書(全体版)

ファンド運用方式 ファミリーファンド方式
投資対象 国内株式
つみたてNISA対象
×
 
iDeCo取り扱い
×
 
主要ネット証券での取り扱い SBI証券:○
楽天証券:○
松井証券:○
マネックス証券:○
カブドットコム証券:○

評価機関・専門家の評価・コメント

楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト 篠田尚子氏

One国内株オープン(愛称:自由演技)の運用成績を「2019年3月末からさかのぼること2年間の成績を振り返ると、ベンチマークであるTOPIXの上昇率が、+5.2%であったのに対し、当商品は+14.9%という退会上昇率を記録した」と評価し、その理由として「的確なマクロ投資環境の判断」「柔軟な個別銘柄に対する投資判断」を挙げています。

レオス・キャピタルワークス 取締役・最高投資責任者(CIO)藤野英人氏

対談の中で、One国内株オープン(愛称:自由演技)について
『自由演技の基準価額の推移をみていて、運用者は手の多い人なんだろうなという印象を強く持っています。α(アルファ=超過収益)獲得の手段が幅広い。
守備も攻撃も強いので、マーケットへの対応力が凄いと思っていました。
ある時のマーケットでメチャ勝ちをするわけでもなく、メチャ負けもしない。いつもなんとかするところが自由演技の凄いところだと思います。
ファンドの特性としてはポートフォリオの出来が素晴らしいのだと思います。個別銘柄の一つ一つの勝ち負けというよりは、ポートフォリオの構築の仕方が優れているのではないでしょうか』
とコメントしています。

まとめ

One国内株オープン(愛称:自由演技)は、的確な投資環境の判断をベースとした、自由な運用スタイルと精度の高い銘柄選びで高いパフォーマンスを上げています。
国内株式のインデックスファンドの購入を検討している方は、自由演技も比較検討してみると良いでしょう。

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2019年8月19日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。