UPDATE 2019.2.25
株はいくらから買えるの?高額の資金がないと買えないのでは?という疑問や誤解を抱えている方は多いでしょう。実は、株式は少額から始められるのをご存知でしょうか。
確かに100万円以上の資金が必要な銘柄もありますが、銘柄やサービスによっては少額から取引することも可能です。
株式を少額から始めるには、主に下記の方法があります。
株価は通常1株単位で表示されますが、取引所での売買は最低売買単位(単元=100株)で行われます。
すなわち、株価の100倍が、その銘柄を購入するために必要な資金ということになります。
ちなみに、株は100株の整数倍(200株、1,000株など)で売買され、150株などでは取引できません。
株式の最低購入資金=株価×100(最低売買単位、単元)
銘柄によっては株価が1万円を超えるものもあり、ユニクロを展開しているファーストリテイリング(9983)やキーエンス(6861)の株価は、5万円以上(2019年2月現在)です。これらの銘柄は、最低売買単位の100株でも500万円以上の資金が必要になりますので、購入できる人は限られてしまいます。
一方、株価が1,000円未満の銘柄も多くあります。その場合は100株でも10万円あれば買うことができますので、比較的少額から購入することができます。
なお、株式の売買には、通常売買手数料がかかりますが、SBI証券や楽天証券、松井証券の1日定額コースを選択すれば、1日の購入金額が10万円以下なら売買手数無料。コストの面からも10万円以下はおトクになっています。
では、10万円以下の少額で買える銘柄は、どうすれば探せるでしょうか。実は、Yahoo!ファイナンスの株式ランキング「単元株価格下位」を使えば、簡単に探すことができます。
下記リンク先の画面で黄色の列「単元株価格」が購入価格です。これが低い順にランキングされています。安い銘柄は1万円未満でも購入できることがわかります。
ただし、株価があまりにも安すぎる銘柄は倒産などのリスクもありますので、業績も必ずチェックしましょう。
SBI証券に口座を持っていれば、ログイン後に利用できる「スクリーニング機能」を使って、投資金額設定の下限と上限を指定して検索することもできます。こちらだと、安すぎる株の足切りもできますから便利です。
さらに、最低売買単位(100株)に満たなくても、少額から株式を購入できる「単元未満株」というサービスもあります。
単元未満株の取引では、どの銘柄も1株から買うことができます。先ほど紹介したファーストリテイリング(9983)は株価が5万円程度(2019年2月現在)なので、100株では500万円以上の資金が必要でしたが、単元未満株なら1株=5万円程度から購入できます。
大手ネット証券では、SBI証券、マネックス証券、松井証券、で単元未満株が取引できます。
最近は単元未満株に特化したサービスも誕生しています。投資初心者でも始めやすく、スマートフォン(スマホ)で簡単に取引できるのが特徴です。
PayPay証券(旧One Tap BUY)は、スマホに特化した証券会社で、国内株式、米国株式の厳選された銘柄を1,000円から購入することができます。単元未満株は1株単位での取引でしたが、PayPay証券(旧One Tap BUY)では金額単位での取引なので、未経験者でも気軽に投資ができます。
FOLIO(フォリオ)は、VR(仮想現実)や人工知能などのテーマを選ぶだけで、テーマを構成する10社の有望企業へ投資できるサービスです。そして、投資家はテーマを選ぶだけで、10万円から購入できます。自分で銘柄選択する手間が省け、テーマごとの有望企業10社にリスクを分散して投資することができるのです。
ご紹介の通り株は10万円未満からでも始められます。また、単元未満株取引のようなサービスもありますので、株取引デビューに、まとまった資金は必要ありません。
資金不足をネックと思っていた人もあらためて株式取引を検討してみてはいかがでしょうか。
国内株式なら、SBI証券、楽天証券の売買手数料が低めで、取引ツールも充実しています。口座開設はオンラインで完結できますよ。
2019年2月25日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。