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- はじめに
証券会社で投資をする際、通常、証券口座の入出金には手続きが必要です。楽天証券には「マネーブリッジ」という楽天銀行との口座連携サービスがあり、これを利用すれば、楽天銀行と楽天証券の口座間で自動入出金ができ、入出金の手間がかかりません。
この自動入出金サービスを中心に、優遇金利やポイントプログラムなど、マネーブリッジのサービス内容をご紹介します。
楽天証券のマネーブリッジとは
「マネーブリッジ」とは、楽天証券と楽天銀行の口座を連携することで利用できるサービスの総称です。
メリットは次の4つですが、自動入出金と優遇金利が代表的なサービスで、手数料は無料です。
- メリット1
楽天銀行との自動入出金(自動スイープ)
- メリット2
優遇金利で楽天銀行の普通預金金利が最大年0.1%(税引前)
- メリット3
楽天証券から当日出金ができる
- メリット4
楽天証券での取引が楽天銀行のポイントプログラムの対象になる
01楽天銀行との自動入出金(自動スイープ)
楽天証券と楽天銀行の口座を連携すると、楽天証券の入出金を自動化できる「自動入出金(自動スイープ)」を利用できます。
証券会社で投資をする際、通常、証券口座の入出金にはその都度手続きが必要です。例えばネット証券に入金する場合、証券会社のWebサイトから提携銀行のネットバンキングに進んで入金するか、通常の銀行振込で入金することになり、それなりの手間がかかります。
それに対して、楽天証券と楽天銀行の口座を連携して、一度自動入出金の設定をすれば、この入出金の手続きが不要になります。マネーブリッジを利用すれば、楽天銀行の普通預金口座にある資金を、そのまま楽天証券での投資資金として利用することができるためです。手数料無料で利用できます。
SBI証券と住信SBIネット銀行でも、自動入出金サービスがありますが、住信SBIネット銀行側で普通預金から「SBIハイブリッド預金」という口座へ振り替えるひと手間が発生します。
楽天証券のマネーブリッジは、このような振替の必要もありませんので、よりシームレスな資金移動サービスと言えます。
自動入出金の流れは?
楽天証券で株や投資信託を購入するときに、証券口座の資金が不足しているとしましょう。
通常であれば、不足分を入金しないと商品の購入ができませんが、マネーブリッジで自動入出金の設定をしておくと、楽天銀行の口座から証券口座に不足分が自動的に送金されます。
そのため、自動入出金の設定をしていると、楽天証券のログイン後に表示される「買付可能額」には、楽天銀行の利用可能額を含んだ金額が表示されています。
また、楽天証券の証券口座に資金があれば、夜間に自動で楽天銀行口座へ出金されます。このあと説明しますが、楽天銀行口座では優遇金利が適用されますので、楽天銀行側に資金を置いておく方が金利面でのメリットを享受できます。
楽天銀行、楽天証券に残す金額を設定できる
楽天銀行口座でクレジットカードの引き落としや口座振替がある場合などは、口座の資金を一定額残したいというニーズがあるでしょう。
マネーブリッジの自動入出金では、このようなニーズにも対応可能。楽天銀行、楽天証券、それぞれに残す金額を設定できますので、残額不足の心配がありません。
例えば「楽天銀行に10万円残す」という設定にした場合、楽天銀行に30万円の資金があっても、楽天証券で利用可能な金額は20万円までとなります。
同様に、楽天証券に残す金額も設定できます。
02優遇金利で楽天銀行の普通預金金利が最大年0.1%(税引前)
「マネーブリッジ」に申し込むと、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されるというおトクな面もあります。
楽天銀行の普通預金金利は通常年0.02%(税引前)ですが、マネーブリッジに申し込むだけで、最大年0.10%(税引前)とさらに高い優遇金利が適用されるのです。
年0.10%(税引前)の金利は、税引後年0.079%。100万円預けると年間790円の利息がつく計算になり、かなり多くの利息がもらえます。
また、あくまで普通預金ですので、定期預金と違っていつでも自由に引き出すことができるという点も見逃せません。
自動入出金と合わせて利用すると、楽天証券の証券口座にある待機資金を自動的に楽天銀行に移せるため、優遇金利の恩恵を最大化させることができますね。
先ほどご紹介した「SBIハイブリッド預金」でも、優遇金利がありますが、年0.03%(税引前)とマネーブリッジの約3分の1にとどまります。優遇金利の面でも、マネーブリッジの方が優位性のあるサービスです。
03楽天証券から当日出金ができる
マネーブリッジに申し込むと「らくらく入出金」というサービスを利用できるようになります。
このサービスでは、都度、楽天銀行へログインすることなしに楽天証券への入金が可能になることに加え、楽天証券から楽天銀行への当日出金が可能になります。
通常の出金手続きでは最短翌営業日の出金になりますが、このらくらく入出金であれば、手続き後、即時に楽天銀行口座へ入金されます。運用資金を急いで現金化したい場合にうれしいサービスです。
04楽天証券での取引が楽天銀行のポイントプログラムの対象になる
楽天銀行には「ハッピープログラム」という会員優遇プログラムがあります。楽天銀行の各種サービスや預金残高に応じて、楽天ポイントが貯まったり、会員ステージが上がって、ATMや他行振込手数料の無料回数が増えるという特典があります。
マネーブリッジに申し込んで、ハッピープログラムにエントリーすると、楽天証券での投資信託の保有や、株式の取引などが、ハッピープログラムの対象になります。
マネーブリッジの注意点
楽天証券のマネーブリッジには、ひとつ注意点があります。
連携先の楽天銀行口座は、必ず自分名義である必要があるということです。家族名義の口座などでは連携できません。
そのため、楽天銀行に口座を持っていない場合には、口座開設が必要です。楽天証券の口座と同時開設もできますので、これから楽天証券口座を開設する方であれば、同時開設がおすすめです。
なお、楽天銀行に口座を持っていない場合、次の提携銀行のネットバンキングであれば、手数料無料で即時入金が可能です。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、広島銀行、paypay銀行、ソニー銀行
まとめ
楽天証券のマネーブリッジは、入出金の手間を減らす自動入出金や優遇金利が大きなメリットです。手数料などはかからず、デメリットは見当たりません。楽天証券で投資をするなら、マネーブリッジを申し込みましょう。
楽天証券 マネーブリッジへのリンク
2024年5月8日時点の情報をもとに記事を作成しています。