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10外貨預金とレバレッジ1倍のFXはどちらがいい?

UPDATE 2019.1.11

はじめに
外貨預金と比べ、FXはリスクが高いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、外貨預金とFX、どちらも為替取引には違いありません。
外貨預金とFXを比較しながら、その活用方法についてご紹介します。

外貨預金とFXの違いは?

まずは、外貨預金とFXの特徴をおさらいしましょう。
どちらも外貨取引ですので、為替変動による利益が狙えるという点、外貨の種類により日本円より高い金利が得られるといった点は共通しています。

外貨預金は1通貨単位から始められる

外貨預金とは、日本円を外貨に交換して預金することで、メガバンクやネット銀行、地方銀行などで取引できます。
外貨普通預金、外貨定期預金(1ヶ月~1年程度)などがありますが、1ドル、1ユーロなど1通貨単位という少額から購入できる点がメリットです。金利は取引満了時や毎月末など、決められたタイミングで受け取ることができます。

「預金」と名がついているため円預金に近いイメージがあるかもしれませんが、為替レートによっては元本割れの可能性もあります。また、預金保険制度の対象外であるため、万一、金融機関が破綻した場合、外貨預金については保護されないというデメリットがあります。

FXは自己資金以上の取引ができる

FXは、Foreign Exchangeの略で、外国為替証拠金取引のことを言います。
主に証券会社やFX会社で取引できますが、最近は、FXのサービスを提供している銀行も一部あります。

FXの最大の特徴は、投資する自己資金以上の大きな金額の取引ができること。
これは、レバレッジという仕組みで実現できます。レバレッジとは、「テコの原理」のことで、FXでは自己資金の最大25倍もの金額を取引することができるのです。
こうした取引は「証拠金取引」と呼ばれ、自己資金は「証拠金」としてFX会社などに預けられます。

注意点は、利益だけでなく損失が出る場合も25倍になってしまう点で、これがFXがハイリスク・ハイリターンだと言われる理由です。

また、外貨預金の取引は「買い」からしか始めることができませんが、FXでは「買い」からも「売り」からも始めることができます。この点も特徴のひとつです。

FXでレバレッジ1倍=外貨預金と同じリスク

レバレッジがかけられることにより、FXはギャンブルというイメージのある方も多いでしょう。
確かに、FXはレバレッジを大きくするとハイリスク・ハイリターンになりますが、レバレッジを「1倍」にすることで、外貨預金と変わらないリスクで外貨取引をすることができます。

一般的に、外貨預金よりもFXの方が金利が高く、取引コストが安いので、リスクが同じであればFXの方が効率よく運用できることになります。
続いて、具体的なコストやサービス内容を比べてみましょう。

外貨普通預金とFXのサービス比較

外貨預金は低コストでサービスが充実している「住信SBIネット銀行」の外貨普通預金を、FXは同じSBIグループで1通貨単位から取引できるFX専門会社「SBI FXトレード」を比較対象としました。
どんな違いがあるのか見てみましょう。

  FX(SBI FXトレード) 外貨普通預金(住信SBIネット銀行)
レバレッジ

1〜25倍

なし

取引コスト(1米ドルあたり)

<スプレッド>
0.2銭~2銭

※FX会社により異なる

<為替手数料>
4銭

※積立の場合は2銭

1万ドル取引した場合のコスト

20円~200円

※FX会社により異なる

400円

※積立の場合は200円

スワップポイント/金利(1万米ドル)

10円~55円程度

※FX会社により異なる

金利年0.5 %(税引前)
1日あたり約15円(税引前)

※外貨定期預金だと1日あたり約60円(税引前)
※1米ドル=110円として計算

取引単位(米ドル)

1万米ドル、または1千米ドル単位

※FX会社により異なる

1米ドル単位

為替レート

24時間リアルタイム

24時間リアルタイム

取引

買いからも売りからも可能

買いからのみ

PC取引ツール

○

※FX会社により異なる

x

スマホ取引アプリ

○

※FX会社により異なる

○
専用アプリ

積立

△

※SBI証券、SBIFXトレードのみ積立可能

○

外貨のままでの利用

x

※外貨での受け取り(現受)はできない場合が多い

○

資産の安全性

資産はすべて信託保全される

預金保険制度の対象外

取引コスト(為替手数料・スプレッド)はFXの方が低い

取引コストは、外貨預金では「為替手数料」、FXでは「スプレッド」と呼ばれており、通常FXの方が有利です。(いずれも、外貨の買いレートと売りレートの差額にあたります。)
米ドルの場合、外貨預金では4銭、FXでは0.27銭。1万米ドルでも373円の差で、違いはそれほど大きくありません。

ただし、ユーロの場合、外貨預金で13銭、FXで0.39銭となり、1万ユーロでの差額は1,261円。 豪ドルの場合は、外貨預金で25銭、FXだと0.59銭で、1万豪ドルの取引で2,441円の違いとなり、通貨によってはコスト差が広がっています。(いずれも1通貨・片道)

金利(スワップポイント)もFXが有利

金利(FXではスワップポイントと呼ばれる)は、外貨普通預金と比べるとFXが上回りますが、外貨定期預金(1年もの)ではほぼ同等です。

1米ドル=110円で1万米ドル保有のケースだと、1日あたりの金利は、住信SBIネット銀行の外貨普通預金で約15円なのに対して、FXだと約62円となります。外貨定期預金の金利も見てみると、1ヶ月もので約42円、1年ものだと約60円とFXとの違いがほとんどなくなります。(2018年9月14日現在)

豪ドルの場合でも同様で、1豪ドル=80円で1万豪ドル保有していると、1日あたりの金利は外貨普通預金で約22円、外貨定期預金の1年もので約44円、FXだと約41円といった状況です。

ここで補足しておきたいのは、金利の受取方の違いです。外貨普通預金は毎月、外貨定期預金は満期日に金利を受け取る仕組みですが、FXは毎日受け取れます。
また、売却の自由度といった点を加味すると、同じ金利であれば外貨定期預金よりFXの方が有利と言えます。

取引単位は一般的に外貨預金の方が少額

外貨預金では、通常1米ドルから取引でき、積立も500円から可能な銀行も珍しくありません。
それに比べると、一般的なFXでは取引単位が1,000米ドルや1万米ドル単位などと大きい場合が多く、デメリットのひとつとして挙げられます。

その点、SBI FXトレードは1米ドルから取引可能です。現状、FXを1米ドル(通貨単位)から取引できるのはSBI FXトレードだけですが、今後この流れが広がっていけばもっとFXが取引しやすくなるでしょう。

資産の安全性ではFX

先ほどもご説明しましたが、外貨預金は円預金と違って預金保険制度の対象外です。メガバンクや大手のネット銀行が破綻するリスクは高くないと考えられますが、その信用リスクはあるということです。

一方、FXの場合、預けた資金は信託保全されており全額保護されます。信託保全とは、FX専門会社などに預けた資金が信託銀行などに別途保管されるという制度。万一、入金したFX専門会社が破綻しても、預けた資金は全額戻ってきますので安心ですね。

外貨のままでの利用なら外貨預金

外貨のまま利用するというニーズはあまり多くないかもしれませんが、住信SBIネット銀行やソニー銀行なら外貨預金を外貨のまま送金したり、海外で外貨のままデビットカードで利用したり、引き出したりすることが可能です。
FXでは、外貨のまま利用することは「現受け」と呼ばれますが、通常はできません。
海外旅行などで外貨のまま利用することが多い方は、外貨預金のほうが便利でしょう。

外貨預金とFX、どちらがいい?

FXは、リスクが高いイメージから敬遠されがちな金融商品ですが、ご紹介したように、コストや金利、安全性などでは外貨預金よりもメリットがあります。

一般的には、数万円以内など少額から始めたい場合や積立したい場合は外貨預金が、ある程度まとまった資金で始めるなら、低コストのFX(レバレッジ1倍)がよいと言われます。
SBI FXトレードならそれらのいいとこ取りで、1通貨単位から取引できるため少額でも始めやすく、コスト面でのメリットもありますレバレッジをかけすぎなければ、最も有利な外貨取引ができるでしょう。

ただし、「FX積立」の利用時にはスプレッドの違いに注意が必要です。SBI FXトレードでは、他にはない積立FXというサービスがありますが、スプレッドが通常とは大幅に異なっているのです。1米ドル(片道)あたり通常0.27銭のところ、積立だと5銭となります。(積立FXは、SBI証券でも取り扱いがあります。)
住信SBIネット銀行の外貨積立なら為替手数料が2銭ですので、金利差と合わせて検討しましょう。

まとめ

FXはレバレッジをかけられる点が特徴ですが、「レバレッジ1倍」にすれば外貨預金と同じリスクで、かつ、低コスト・高金利での取引ができます。
外貨預金をお考えなら、「レバレッジ1倍のFX」も選択肢に入れて検討してみてもよいでしょう。

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外国為替取引についてはこちらの情報も参考にしてください

2019年1月11日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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