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「米国株式」のネット証券比較 手数料やサービスで選ぶなら?

  • 執筆

    Fin/d編集部

更新日:2024.06.18

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はじめに

米国株式の取引ができる主要ネット証券のうち、サービスが充実しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券について比較していきます。米国株式に興味がある方はその違いを知っておきましょう。

取引手数料は3社同じ

売買時にかかる取引手数料は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券ともに同額で、約定代金の0.495%(最低手数料:0米ドル、上限手数料:22米ドル)です。

米国株式の取引では、取引手数料の他、外貨で購入することになるため為替手数料がかかりますが、為替手数料については後述します。

3社ともNISA口座での手数料優遇あり

SBI証券、楽天証券、マネックス証券ともに、米国株式をNISA口座(成長投資枠)で取引することができ、NISA口座での手数料優遇があります。3社とも、NISA口座なら米国株式・ETFを売買手数料無料で取引できます。
また、NISA口座(成長投資枠)では年間240万円が投資上限額となりますので、その点はご注意ください。

取扱銘柄数に大きな差異なし

米国株式の銘柄数比較

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SBI証券楽天証券マネックス証券
米国株式の個別銘柄数4,4514,7304,464
米国ETFの取扱数396405416
ADRの取扱数321316289
合計5,1685,4515,169

株式・ETF・ADRを合わせると、取扱銘柄数は3社とも5000を超えており大きな差異はありません。

注文方法や取引ツールではマネックス証券

米国株式の注文方法・ツール比較

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SBI証券楽天証券マネックス証券
注文方法成行・指値・逆指値成行・指値・逆指値成行・指値・逆指値・ツイン指値・連続注文・OCO注文・トレールストップ注文
PCダウンロード型ツールなしマーケットスピード
マーケットスピードII

※マーケットスピードでは逆指値は注文不可
トレードステーション
スマホアプリ米国株アプリiSPEEDトレードステーション米国株 スマートフォン
スマホサイトありありなし
その他サービス-米国株式・ETF定期買付サービス
-米国貸株サービス
-米国リアルタイム株価・板情報配信サービス
-米株積立サービス
-リアルタイム株価
-米国株オーダーブック(板情報)

※有料(条件達成で無料利用可)
-米国株定期買付サービス
-米国株国内店頭取引
-リアルタイム株価(外国株取引口座の米ドル残高もしくは保有米国株の残高がある場合)

マネックス証券では、逆指値など多彩な注文ができる点が特徴です。
また、3社ともにスマホアプリで米国株式の取引ができて便利です。PCツールは、楽天証券、マネックス証券で用意されています。

米国株式・ETF定期買付サービス

米国株式・ETFの定期買付サービス(積立サービス)は、3社とも利用できます。
積立はタイミングを気にせず購入でき、続けやすい点がメリットですね。

決済方法・為替手数料ではSBI証券が有利

米国株式の決済方法比較

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SBI証券楽天証券マネックス証券
米国株式の決済通貨
-米ドル
-日本円
-米ドル
-日本円
-米ドル
-日本円
米ドル資金の準備方法-為替取引
-SBI FX α口座からの現引(米ドル)
-米ドルの振り込み(SBI新生銀行・住信SBIネット銀行)
-為替取引
-米ドルMMFを購入
-米ドルの振り込み(SMBC信託銀行・三井住友銀行)
-為替取引
-米ドルの振り込み
円/米ドル為替手数料(片道)為替手数料無料為替手数料無料-為替手数料 片道無料(買付時:0銭、 売却時:25銭)

米国株式の決済方法について

米国株式を購入する場合は、米ドルもしくは日本円での決済になります。
米ドルで決済するには、米ドル資金を準備する必要があります。

円と米ドルの為替取引は各証券会社で取引できますが、SBI証券、楽天証券では為替取引手数料が無料ですので手数料を気にせず利用できます。マネックス証券では買付時のみ為替手数料無料です。
また、3社とも日本円での決済が可能ですが、約定後に円と米ドルの為替取引が行われます。

外貨での入出金サービス

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SBI証券楽天証券マネックス証券
外貨での入出金
※入金は米ドルのみ、1万米ドル以上
※出金は出金先口座にSBI新生銀行を登録している場合のみ可能
対応金融機関SBI新生銀行
住信SBIネット銀行
入金:SMBC信託銀行、シティバンク、三井住友銀行
出金:日本国内に所在地登録されている銀行の本支店
入金:日本国内に拠点のある銀行
出金:SBI新生銀行
入金手数料無料SMBC信託銀行:1,000円
※電話での送金指示の場合
三井住友銀行:不明
入金元の金融機関により異なる
出金手数料無料25米ドルSBI新生銀行仲介口座:無料(外貨おまかせ出金サービス)
上記以外:2,000円
入出金手続きインターネット入金:各金融機関
出金:インターネット
SBI新生銀行仲介口座:インターネット
上記以外:コールセンター
取扱通貨SBI新生銀行:8通貨
住信SBIネット銀行:7通貨
5通貨
※三井住友銀行は米ドルのみ
SBI新生銀行仲介口座:9通貨
上記以外:入金 1通貨、出金 3通貨

外貨での入出金サービスは3社ともに用意されています。SBI証券では対応金融機関がSBI新生銀行、住信SBIネット銀行に限定されますが、入出金ともに手数料は無料です。一方、楽天証券、マネックス証券は、入手金手数料がかかるケースが多くなっています。

SBI証券でのメリットが多い

米国株式の取引について3社を比較しましたが、注文方法はマネックス証券が豊富であるものの、総合的にSBI証券でのメリットが多くなっています。積立サービスもありますので、初心者の方でも始めやすいですね。

米国株式におすすめのネット証券

米国株式を取引するなら、SBI証券がおすすめです。各種投資情報も充実しています。

各社米国株式ページへのリンク

2024年6月18日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

Fin/d編集部執筆

20年にわたりネット証券・銀行など金融サービスの改善業務、コンテンツ企画制作を担当してきたメンバー、各種金融事業者での実務経験者、各種資格保有者で構成しています。豊かな人生を送るための基本とも言える金融商品・サービスについて中立的な視点で分かりやすく提供しています。

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