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SBI証券のIFAコースとは?違い・費用・切り替え手順をやさしく解説

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はじめに

SBI証券では通常のインターネットコースとは別にIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談できる「IFAコース」があります。相談しながら資産形成をしたい人におすすめのコースですが、サービス内容や手数料が分からず申し込みを迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回は、IFAとは何かから費用の見方、おすすめの人を分かりやすく解説しています。IFAとの初回面談までに確認するチェックリストも用意しているので、ぜひ参考にしてください。

IFAコースとは?インターネットコースとの違いを30秒で解説

SBI証券のIFAコースとは、資産運用アドバイザーであるプロに資産運用の相談ができるコースのことです。
インターネットコースは資産運用アドバイザーに相談することはできず、自身で投資先を決定していく必要があります。
IFAコースでは投資先の相談はもちろんのこと、長い目で見た将来の資産形成もサポートしてもらえます。
相談は店舗だけでなく、オンラインでも相談可能です。
「投資先が分からない」「資産運用が初めてだからプロにサポートしてもらいたい」、IFAコースはそのような人におすすめのコースといえるでしょう。
また、IFAコースは注文をIFA担当者がSBI証券に取り次いでくれるので、「インターネットの操作が苦手」という人にも向いていますよ。

IFAに相談できると何が変わる?

IFAに相談することで、以下のような点が変わります。

  • ポートフォリオの設計・見直し
  • 市場動向の監視とポートフォリオの定期点検
  • 市場下落時のポートフォリオの見直し
  • 資産運用以外の相続や節税などの相談

IFAはただの営業員ではなく、人生のライフプランを一緒に考えるパートナーです。
IFAに相談することで変わる点を、詳しくみていきましょう。

ポートフォリオの設計・見直し

IFAに相談することで、将来の資産プランに沿った資産運用設計ができます。たとえば、65歳までに2,000万円の資産が欲しいというような希望があった場合、IFAは現在の収入や商品の運用利回り、毎月の積立額を計算し最適なポートフォリオを設計します。証券会社の営業員でもポートフォリオ設計は行いますが、毎月のノルマがあるため、不必要な商品購入や乗り換えを提案される場合もあります。
一方のIFAは証券会社に属しておらずノルマもないため、中立の視点から顧客のニーズにあった設計ができるのがメリットです。また、IFAに相談することで顧客のリスク許容度に応じたポートフォリオになっているかの見直しもおこなえます。

自身で商品運用を行うと、自身のリスク許容度に反したポートフォリオになることも多くあります。たとえば、元本損失リスクは極力取りたくないのに、運用商品が外国株式系投資信託中心の運用になっていることもあります。
そのような場合、IFAは顧客に国内債券系投資信託中心のポートフォリオに変えるといった提案が可能です。自身ではわからなかったニーズやリスク許容度を発見できるのも、IFA相談の魅力といえるでしょう。

市場動向の監視とポートフォリオの定期点検

IFAに相談することでポートフォリオの定期点検ができる点もメリットです。IFAは毎日市場動向を見ており、運用商品が大きく下落していないかなどを監視しています。また、新しい運用商品が顧客のニーズにより近い場合には、乗り換えの提案を行います。市場は変化が早いので、数年前の商品は時代遅れということもよくあります。IFAに相談できると、常にニーズに沿ったポートフォリオを維持できるでしょう。

市場下落時のポートフォリオの見直し

IFAは定期点検だけでなく、相場下落時にもポートフォリオ提案を行います。たとえば、ある国の情勢が不安定になり相場が大きく下落した際には、その国が運用対象になっていない商品への乗り換えを提案します。短期的な下落であれば乗り換え提案はしませんが、長期的な下落になると判断した場合にはポートフォリオ全体を見直します。
自分で運用している場合には、判断が遅れ大きな損失を出してしまうリスクもあります。IFAは相場下落時に迅速に対応してくれるので、下落の損失リスクを抑えたい人にとって心強い存在となるでしょう。

資産運用以外の相続や節税などの相談

IFAへ相談できることは、運用商品だけではありません。IFAはお金のプロフェッショナルなので、日常のお金に関する全般についてアドバイスをもらえるのがメリットです。節税の相談や、相続などの相談についても話ができます。気軽にプロにお金の相談をできる点が魅力です。
ただし、IFAと一口に言っても経歴や得意分野は大きく違います。たとえば、元証券会社や保険出身のIFAの場合には運用商品や相場については強いが、税金面に関しては弱いといった人もいます。IFAを決める際には、どの分野に強いIFAなのかを把握してから決定することが大事です。

IFAコースの種類とサポート内容の違い

SBI証券でIFAに相談できるコースは2種類あります。

IFAに相談できるコース表

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IFAコースIFA(プランA )コース
相談方法電話相談電話相談
対面(訪問)相談
定期面談なしあり
専任担当者原則なしあり
注文窓口電話注文
インターネット注文
電話注文
専任IFAへ注文
インターネット注文
営業時間平日8:00~17:00専任IFAの営業時間

コースによってサポート内容や手数料・注文方法などが変わるので、どちらのコースが自身に合っているかを確認しましょう。

IFAコース

IFAコースはSBI証券に登録しているIFAに電話相談ができるコースです。IFA側からの電話はなく、顧客側からの電話相談のみです。専任の担当者はつかないため、電話するたびに違うIFAと相談することになります。
注文窓口は電話注文とインターネット注文の2種類で、IFA(プランA)コースよりも手数料が安く設定されています。約定連絡や定期面談は基本的にないため、顧客側のペースで相談・注文が必要となります。
また、営業時間は平日の8:00~17:00までとなっており、営業時間外は基本的に対応していません。IFAコースはサポート内容が限定的な分、手数料がIFA(プランA)コースよりも安い点が魅力です。自分のペースで相談したい人や、注文手数料コストを抑えて相談したい人に向いているコースといえます。

IFA(プランA)コース

IFA(プランA)コースは、SBI証券に登録しているIFAの専任担当者に電話や対面(店舗や訪問)で相談ができるコースです。IFA側からの提案や定期的なアドバイスがあり、顧客側からも電話相談や対面相談ができます。
注文窓口はインターネットと電話注文のほかに専任担当者へ直接注文も可能です。手数料はIFAコースよりも高く設定されています。営業時間は各IFAの活動時間によって異なるため、担当IFAとの相談が必要です。
IFA(プランA)コースは手数料が高い分、手厚いサポートが魅力です。定期的に市場の情報やアドバイスが欲しい人や、一人の担当者と長く相談して資産運用したい人に向いています。

SBI証券IFAコース費用の見方

SBI証券のIFAコースの費用はコースの手数料・運用商品・発注経路の3種類で決まります。IFAコースとプランAコースでは手数料が異なり、さらに電話注文かインターネット注文かでも手数料が変わります。コースによって最終の約定手数料が大きく変わるため、選ぶ際には手数料の違いを把握しておくことが重要です。

IFAコース

IFAコースの手数料は、以下のとおりです。

IFAコースの約定手数料(インターネット注文)

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商品名約定手数料
国内株式(現物)スタンダードプラン:484円~
アクティブプラン:462円~
国内株式(現物PTS取引)460円~
外国株式(米国株式)33米ドル~
投資信託申込手数料:~4.4%
信託報酬:~3.41%
信託財産留保額:買付時から0.6%、売却時~3.5%)
債券手数料なし

IFAコースの約定手数料(電話注文)

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商品名約定手数料
国内株式(現物/制度信用/無期限(一般)信用)990円~
国内株式(PTS取引(SBI PTS))941円~
外国株式(米国株式)約定手数料の0.99%~(最低手数料2,750米ドル)
投資信託申込手数料:~4.4%
信託報酬:~3.41%
信託財産留保額:買付時から0.6%、売却時~3.5%)
債券円貨建て・外貨建て債券:手数料なし
新株予約券付社債:約定代金の0.165~1.1%

IFAプランはインターネット注文と電話注文で手数料が異なり、基本的にインターネット注文の方が安い手数料が設定されています。株式や投資信託・債券などの投資商品によっても手数料が変わります。株式は銘柄ごとの手数料に違いはありませんが、投資信託は商品ごとに手数料が異なります。債券は、インターネットコースでは手数料はかかりませんが、電話注文の場合には購入代金と手数料が必要です。

IFA(プランA)コース

IFA(プランA)コースの手数料は、以下のとおりです。

IFA(プランA)コースの約定手数料(電話注文・インターネット注文共通)

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商品名約定手数料
国内株式(現物/制度信用/無期限(一般)信用)約定代金の1.625%~
国内株式(PTS取引(SBI PTS))約定代金の1.20175%~
外国株式(米国株)110米ドル~
投資信託申込手数料:~4.4%
信託報酬:~3.41%
信託財産留保額:買付時から0.6%、売却時~3.5%)
債券約定代金の0.15~1.1%

IFA(プランA)コースは、インターネット、電話注文共に手数料が共通です。株式は国内・外国株式共に約定代金によって手数料が変わり、IFAコースよりも手数料は高くなります。投資信託は個別の運用商品ごとに手数料が設定されており、コースや発注経路ごとの手数料はありません。

SBI証券のIFAコース申し込み・切り替えの流れ

SBI証券のIFAコースに申し込む場合には、新規とすでにインターネットコースを申し込んでいるかで流れが異なります。IFAコースに申し込む場合には、手続きを行う前に担当となるIFAを探すところからがスタートです。まずは、相性の良いIFAを探して担当になってもらえるかを確認しましょう。

新規でIFAコースを開く場合

SBI証券口座を持っていない人でIFAコースを申し込む手続きの流れは、以下の3STEPです。

STEP1

担当IFAを探す

STEP2

IFAまたはIFA(プランA)コースに申し込む

STEP3

口座開設後取引開始

新規でIFAコースを申し込みする場合、まず担当となるIFAを見つけることが先決です。SBI証券と提携しているIFAを探して相談しましょう。
SBI証券では、店舗で相談できるIFAを公開しているので、そちらから探して見つけるのもよい方法です。
担当IFAが見つけられたらSBI証券のIFAコースまたはSBI証券の口座開設とIFA(プランA)コースに申し込みをします。口座開設には本人確認書類が必要なので、運転免許証などの本人確認書類を用意してください。

本人確認書類一覧

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証/運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード(写真付き)
  • 住民票の写し
  • 健康保険証
  • 印鑑証明書
  • 在留カード/特別永住者証明書
  • パスポート

申し込み手続きは担当IFAがサポートしてくれるので、指示にしたがって口座開設しましょう。口座開設完了後、取引が開始できます。

インターネットコースからIFAコースに切り替える場合

すでにインターネットコースを開設して取引をしている場合、コース変更が必要となります。インターネットコースからIFAコースへの取引コース変更の流れは、以下のとおりです。

STEP1

担当IFAを探す

STEP2

SBI証券口座にログインする

STEP3

「口座管理」タブの「お客様情報設定・変更」から取引コースをインターネットからIFAまたはIFA(プランA)コースに変更する

STEP4

「重要なお知らせ」のメッセージを開き内容確認後、同意ボタンを押す

STEP5

投資信託の積立コースが毎日設定の場合は毎日コースの設定を変更または解除する

STEP6

三井住友カード以外のクレジットカードを登録している場合には、解除する

STEP7

国内株式がアクティブプランの場合はスタンダードプランに変更する

STEP8

各種手続き変更後、IFAサポート(0120-581-861)に連絡する

STEP9

SBI証券より書面が届くので記入・捺印して返送する

STEP10

受付完了後、取引開始

IFA(プランA)コースの場合には、担当となるIFAを探しましょう。担当IFAが決まり次第、インターネットコースからIFAコースへの変更を行う必要があります。投資信託の積立方式や登録クレジットカードによってはIFAコースに引き継げないものもあるため、クレジットカードと取引方法はよく確認してください。
なお、対面コースなどすでに金融仲介業者と通すコースで取引している場合、上記の方法ではコース変更ができません。変更したい場合には、取引支店に電話して相談してください。

よくあるつまずきポイントとして、ユーザーネーム・ログインパスワード・取引パスワードを忘れてしまったという点が挙げられます。ユーザーネームと各種パスワードを失念した場合、再設定が必要です。パスワードのみ忘れているという場合には、Webサイト上での再発行が可能で、手続き時間も5分程度で完了します。パスワードとユーザーネーム両方とも忘れている場合には、書面での手続きが必要となり3~4営業日かかります。

SBI証券以外で保有している資産はどうすればいい?

SBI証券以外の証券口座に保有している資産がある場合の運用方法として、2つの手段が挙げられます。

  • 他社から資産を移管してSBI証券に集約する
  • 他社資産はそのままで並行運用する

SBI証券に集約する場合と複数口座で運用する場合のメリットや注意点について見ていきましょう。

他社から資産を移管してSBI証券に集約する場合

他社証券口座からSBI証券に資産を移管して集約する場合、口座管理がしやすい点や移管した資産もIFA管理の対象となり点検してもらえるといったメリットがあります。自身の資産すべてをIFAに任せたいという人は、SBI証券へ資産を移管するのがおすすめです。
SBI証券へ移管する場合には、移管元の証券会社で「口座振替依頼書」および「特定口座内上場株式等移管依頼書」をもらう必要があります。その後、SBI証券からの書類が送られてくるので、返送すると移管が完了します。ただし、一部証券は移管できないものもあります。

SBI証券へ移管できない証券

  • 上場廃止している国内株式
  • 単元未満株式
  • 米国株式・中国株式以外の外国株式
  • カバードワラント
  • 外国債券
  • 信用建玉
  • FX建玉
  • 先物・オプション建玉

上記の証券を保有している場合、移管元証券でしか運用できません。移管の目安は、書類がSBI証券に到着してから約1週間ほどとなります。なお、移管手続き中は、売却ができません。
また、3月や9月など決算が集中する時期には移管サービスが一時停止する場合があります。上記の期間にかかる場合には、手続きが一時停止する場合があるので、余裕を持ったスケジュールを組んで移管することが重要です。

他社資産はそのままで並行運用する場合

SBI証券に移管せずにそのまま複数証券で運用することも可能です。SBI証券にはない商品を購入できたり、IPOの当選確率を上げたりといったメリットがあります。ほかにも、手数料の安い証券口座を選んで商品を購入することで、費用を抑えられるのも魅力です。
ただし、IFAコースの設計や下落時のポートフォリオの見直しのようなサービスはSBI証券の口座に入っている証券が対象です。他社口座の商品はアドバイスがもらえない点には注意しましょう。
なお、複数口座で運用している場合、一方の証券会社で損失が出たときに利益の出ている証券会社との通算損益が可能です。確定申告をする手間はかかりますが節税効果があるので、複数口座で運用している人は覚えておいてください。

SBI証券のIFAコースがおすすめな人とおすすめでない人

SBI証券のIFAコースはお金のプロフェッショナルに自身の資産を任せられるメリットがありますが、インターネットコースよりも手数料が高いなどデメリットもあります。判断チャートを見ながら、自身がIFAコースに向いているか向いていないかを判断してください。

IFAコースがおすすめな人

SBI証券のIFAコースがおすすめな人は、以下のとおりです。

  • 自身が困ったときにのみプロに相談したい人
  • プロに相談はしたいけれども手数料コストは抑えたい人
  • 自身で発注ができるけれど定期的な点検は任せたい人
  • IFAからの電話を避けたい人

IFAコースは専任担当が付かずに、顧客側から電話したときのみ相談に乗ってくれるコースです。そのため、勧誘が嫌いで電話を受けたくないけれど、困ったときは相談したい人におすすめです。また、IFA(プランA)コースよりも手数料が安く設計されているので、コストを抑えながらもプロに相談したいという人にも向いているでしょう。
ほかにも、自分で商品を選んで発注し、IFAに定期的に点検をしてほしい人もIFAコースが有効です。1ヶ月に1度IFAに電話をかけて、定期的にアドバイスをもらうことで手数料コストを抑えながらプロのアドバイスがもらえてお得です。

IFA(プランA)コースがおすすめな人

SBI証券のIFA(プランA)コースがおすすめな人は、以下のとおりです。

  • 専任担当者に資産を一任したい人
  • 投資初心者
  • 注文や資産点検の手間をかけたくない人
  • 市場の動きに一喜一憂したくない人

IFA(プランA)コースは、専任IFAがついて相談・設計・点検・発注など資産のすべてについてサポートしてくれるコースです。そのため、投資初心者や投資先の決定に自信がなく決めてほしい人に向いています。
また、IFAが市場動向を見ていてくれるので、日常が忙しくて毎日相場が見れない人や下落した相場を見て落ち込みたくない人にもおすすめです。

IFA/IFA(プランA)コースがおすすめでない人

IFA/IFA(プランA)コースがおすすめでない人は、以下のとおりです。

  • 手数料コストを極力抑えたい人
  • 自分で投資判断したい人
  • 市場動向を見るのが好きな人
  • 投資信託の毎日積み立てをしたい人
  • 人に任せて後悔したくない人

IFAやIFA(プランA)コースは、通常のインターネットコースよりも手数料が高くなります。インターネットコースの場合、国内株式の売買手数料は無料です。しかし、IFAとIFA(プランA)コースでは売買手数料がかかるため、コストがかかります。コストを極力抑えたい人には向きません。

また、市場動向をみて自分でポートフォリオを決定したい人は、IFAコースが向かない場合があります。IFAといっても時には読みを間違え、設計したポートフォリオが損失を出してしまう場合があります。そのような時に「自分で判断すればよかった」と後悔してしまう人は、自分で投資先を決定した方が納得するでしょう。IFAコースにするかインターネットコースにするかは手数料だけでなく、自分の性格なども併せて決めるのがおすすめです。

SBI証券のIFAコースを利用する具体的シーンを紹介

SBI証券のIFAコースをどのように利用するか、具体的なシーンを紹介します。「どうやってIFAを利用するかイメージしにくい」という人は、ぜひ参考にしてください。

IFAの利用シーン①NISAのポートフォリオ設計

IFAにNISAのポートフォリオを任せるのは、良い方法です。NISAとは「少額投資非課税制度」といい、購入した金融商品の利益に税金がかからないという制度です。通常は利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用しているものは利益がそのまま手元に残ります。税金がかからないため多くの人が運用しているNISAですが、購入できる投資信託は積立投資枠で271本、成長投資枠で1,351本と数多くあります。

また、NISA口座では国内株式や一部の外国株も購入可能です。そのほか、積立枠で投資するか成長投資枠で運用するかなど考慮することは数多くあります。IFAはSBI証券で取り扱っている数多くの商品のなかから、顧客に合ったリスク許容度と将来の達成額を聞いて適切な商品を組み合わせて提案してくれます。したがって、運用初心者でNISAをうまく使いこなせないという人は、IFAにNISAのポートフォリオ設計を任せてみるのがおすすめです。

IFAの利用シーン②退職金の分割投資

IFAに退職金の運用を任せるのも、王道の利用シーンです。退職金が減るのが怖くて銀行に寝かせておくという人も多いですが、銀行の預金金利は0.1%を切っており、現在の物価上昇率を考えると預金金利だけでは老後の資産が目減りしていくと予想されます。
そこで退職金運用が必要となりますが、IFAは退職金という大切な資産を上手に運用する提案をしてくれます。「退職金は目減りさせたくない」など通常の運用とはリスク許容度が違うことも考慮に入れてアドバイスしてくれるでしょう。したがって、通常の運用よりも慎重になりやすい退職金運用はIFAに任せるのがおすすめです。

IFAの利用シーン③既存ポートフォリオの見直し

現在運用している金融商品のポートフォリオの見直し、または点検を依頼するのもおすすめです。運用商品は市場動向によって適切な商品が変わります。たとえば、NISAが始まる前の2010年頃は海外債券金利と日本金利の差益で運用する外国債券で運用する投資信託が流行しました。
しかし、現在ではS&P500やオールカントリーなど、インデックスタイプかつ信託財産留保額が低い外国株式で運用するのが主流です。上記のように、時代とともにおすすめの運用商品は姿を大きく変えていきます。そのため、昔の商品を持ち続けていると手数料部分で損をしていることもあるため、時代に合わせた適切なポートフォリオに組み直したい人はIFAを利用して見直しと点検をしてもらうのがよいでしょう。

IFAの利用シーン④家計と投資の同時最適化

IFAが得意とするのは運用だけではありません。収支バランスや支出の見直しなど家計全体の最適化の提案も可能です。不必要な支出を削減し、浮いた分を運用に回すなど、その家庭にとって最も良い形の収支バランスになるようにも調整してくれます。したがってSBI証券口座内の運用商品だけでなく、家計すべてについてアドバイスしてほしい人はIFAの利用がおすすめです。

IFAコースで運用する際のリスクと注意点

IFAコースで運用する際に注意するべき点があります。IFAに運用を任せる前に把握しておきましょう。

インターネットコースとは手数料が異なる

前提として、SBI証券のインターネットコースとIFAコースは手数料が大きく異なります。

コースごとの手数料一覧

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インターネットコースIFAコースIFAコース(プランA)
国内株式(現物)0円~スタンダードプラン:484円~
アクティブプラン:462円~
約定代金の1.625%~
国内株式(現物PTS取引)0円~460円~約定代金の1.20175%~
外国株式(米国株式)0円~33米ドル~110米ドル~
投資信託0円~(申込手数料)申込手数料:~4.4%
信託報酬:~3.41%
信託財産留保額:買付時から0.6%、売却時~3.5%)
申込手数料:~4.4%
信託報酬:~3.41%
信託財産留保額:買付時から0.6%、売却時~3.5%)
債券手数料なし手数料なし約定代金の0.15~1.1%

SBI証券のインターネットコースでは「ゼロ革命」制度を行っており、交付書面を電子交付に設定すると売買時の手数料が0円となります。IFAコースやIFAコース(プランA)ではゼロ革命の対象外のため、交付書面を電子交付にしても売買手数料は0円にならないので注意しましょう。ただし、IFAコースでは、IFAによるプロ目線でのアドバイスがもらえるという大きなメリットがあります。SBI証券のIFAコースを検討する際は、プロに相談ができるメリットと約定手数料などのコストを踏まえて、総合的に判断しましょう。

担当IFAによって得意分野が異なる

担当するIFAによって得意分野が異なる点には注意が必要です。IFAと一言でいっても前職や経歴によって、知識レベルや得意な分野が違います。たとえば、銀行や証券会社などの金融仲介会社が出身のIFAであれば、保険や証券、相続などの分野については強いですが、税務については知識や経験が少ない可能性があります。
また、IFAになりたての人と10年以上経験がある人では当然、知識レベルに差が出てきます。したがって、適切なアドバイスを受けたい場合は、相談したい分野の知識が豊富かを見極めてからIFAコースに申し込みをしましょう。

担当IFAが変わると相性が合わなくなる可能性がある

相性の良い担当IFAが見つかった場合でも、担当者が変わる際には注意が必要です。先ほど述べたように担当IFAによって得意分野が異なるため、交代前の担当者は相性がよくても次の担当者とは相性が合わない場合もあります。
たとえば、堅実に長期運用で資産を増やしたいタイプなので、株式を短期で運用して利益を取るのが得意なタイプだった場合、アドバイスが合わない可能性があります。担当者が変わってもアドバイスが変わらないように、引継ぎの際にはリスク許容度や運用タイプなどを伝えてもらうことが重要です。

初回面談~口座開設までに確認したいチェックリスト

SBI証券のIFAコースに申し込みする場合に、抑えておきたいポイントを一覧でまとめました。

初回面談~口座開設までに確認するポイント

この表は横にスクロールできます

項目内容
IFAコースまたはIFAコース(プランA)の選択サービス内容・費用を比較して選択する
リスク許容度高:株式投資・株式運用投資信託など
中:インデックス型投資信託など
低:債券・国内債券運用投資信託など
既存口座の確認移行できる商品とできない商品の確認
商品を移行する可否
IFAとの面談頻度(プランA)プランAコースの場合は、IFA担当者との面談頻度
ポートフォリオの見直しルール基準価額の下落率を設定
費用項目の確認約定に対する報酬を確認

担当IFAとの面談では、リスクの許容度を聞かれます。リスク許容度とは、投資での損失に耐えられる度合いの強さのことです。購入した商品が短期間で急落した際にも「問題ない」と考えられるのであればリスク許容度は高いといえます。反対に下落は少しも許したくないという場合はリスク許容度は低めです。
リスク許容度によって提案できる商品やポートフォリオが変わるため、面談時までには考えておきましょう。リスク許容度とともに商品下落時のポートフォリオの見直しルールも考えておきたい点です。下落率がどの程度で見直しをするかを決めておくと、円滑なポートフォリオ点検が可能です。

また、他社口座にある既存商品の取り扱いについても考慮しておきたい点です。他社口座の商品はIFAの担当外となるため、アドバイスが欲しい場合にはSBI証券に移管するなど対策が必要になります。ほかにも費用の確認や面談頻度を決めておくと、面談がスムーズに進むでしょう。

よくある質問

最後にSBI証券のIFAコースについてよくある質問をまとめました。疑問点を払拭してから申し込みをしてください。

SBI証券IFAコースはどこから申し込めばいいですか?

IFAコースへの申し込み方法はWeb・電話・店頭の3種類の方法で申し込み可能です。ただし、申し込み前にIFA担当者を決定する必要があります。SBI証券と提携するIFAはこちらから確認できるので、担当者を決めてから申し込みをしてください。

SBI証券口座サポートデスク
0570-082-241

IFAコースからインターネットコースに戻すことはできますか?

IFAコースからインターネットコースへ変更する場合には、担当IFAへ連絡して変更する必要があります。
担当のIFAに連絡をとって相談しましょう。また、IFAサポートに電話することでも変更可能です。

IFAサポート電話番号
0120-581-861

IFAコースでもNISAはできますか?

IFAコースでもNISAの運用は可能です。資産運用のプロとしてNISAのポートフォリオ構築から年間の投資額までアドバイスしてくれるので、NISAを効果的に利用したい人はIFAコースの利用がおすすめです。

IFAコース利用中の口座解約方法は?

IFAコースの利用中にSBI証券の口座を解約したい場合は、まずは、担当IFAに連絡をして口座閉鎖の旨を伝えて相談しましょう。口座に残高が残っている場合には口座閉鎖はできないため、売却または口座移管の必要があります。住信SBIネット銀行連携サービスやSBI新生銀行連携サービス(SBIハイパー預金等)を利用している場合には、休止または解約の手続きが必要です。
また、口座引き落としをしている人は先に停止手続きをしましょう上記の手続きをしたうえで「証券口座廃止届出書」に記入し返送することで解約が完了します。

まとめ

SBI証券のIFAコースを始めるならば、相性のよい担当者を見つけることから始めましょう。自分に合った担当者と相談することで、信頼して資産形成が築けます。
また、IFAコースやIFAコース(プランA)の手数料を再確認・既存口座の取り扱い・下落時の見直しルールを確認してからIFAとの面談をするのが大切です。IFAはあなたの資産形成を一生涯サポートしてくれる存在です。豊かな老後を目指してこれから資産を積み上げて生きた人は、SBI証券のIFAコースを申し込みしてみてくださいね。

Fin/D編集部編集者

株式会社ヒカリナ

20年にわたりネット証券・銀行など金融サービスの改善業務、コンテンツ企画制作を担当してきたメンバー、各種金融事業者での実務経験者、各種資格保有者で構成しています。豊かな人生を送るための基本とも言える金融商品・サービスについて中立的な視点で分かりやすく提供しています。