株式や投資信託に投資をする場合、通常は売買時に取引手数料がかかりますがその手数料体系は証券会社によって異なります。手数料が高いとその分得られる利益が少なくなってしまいますので、取引手数料は証券会社選びでの重要なポイントのひとつです。
ネット証券は対面型の証券会社よりも総体的に低コストですが、各ネット証券で違いはあるのでしょうか。ネット証券の主要商品に関する取引手数料を比較しました。
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取引手数料の評価ポイント
各ネット証券の取引手数料について、下記の6点を比較・検証しました。
国内株式 取引手数料(現物)
通常は国内株式の売買に取引手数料がかかりますが、無料で取引できるネット証券もあります。また、有料の場合は取引ごとに手数料がかかる場合と、1日の約定代金の合計に対して手数料がかかる場合があります。 なお、売買代金を受け渡す通常の取引のことを現物取引と言います。
単元未満株 取引手数料
国内株式の売買単位(単元)は100株ですが、単元未満株は1株単位で取引できるサービス。国内株式(現物)とは別の料金体系となりますが、この取引手数料も一部ネット証券では無料化されています。
米国株式 取引手数料
米国株式の取引手数料を無料化しているネット証券はなく、いずれも有料です。
為替手数料(米ドル/日本円)
米国株式を購入する際、取引手数料以外に日本円を米ドルに換える際の為替手数料がかかります。為替手数料も一部ネット証券では無料となっています。
投資信託 購入時手数料
投資信託にはいくつかの手数料が存在しますが、購入時手数料はそのひとつです。
NISA 取引手数料の優遇
NISAでは、国内株式、外国株式、投資信託の取引ができます。外国株式は各社の取扱い状況が異なるため米国株式に限定して、国内株式、米国株式、投資信託のNISAでの取引手数料優遇サービスを比較します。
取引手数料 比較一覧
調査対象の主要ネット証券5社について、取引手数料に関するサービス内容を一覧にまとめました。
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| 国内株式 手数料(現物) | 単元未満株 手数料 | 米国株式 手数料 | 為替手数料(米ドル/日本円) | 投資信託 購入時手数料 | NISA 取引手数料優遇 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 無料 ※ゼロコースの場合 |
無料 ※手数料とは別にリアルタイム取引の場合はスプレッド0.22%がかかる |
約定代金の0.495% ※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル |
無料 ※リアルタイム為替取引の場合(日本円で米国株式取引する場合は定時為替取引となるため片道25銭の為替手数料がかかる) |
無料 | 無料 ※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託 |
| SBI証券 | 無料 ※電子交付サービス申込済の場合 |
無料 | 約定金額の0.495% ※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル |
無料 ※リアルタイム為替取引の場合(日本円で米国株式取引する場合は定時為替取引となるため片道25銭の為替手数料がかかる) |
無料 | 無料 ※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 一部無料 1日合計100万円まで無料 ※一日定額コースの場合 |
有料 約定金額の0.55%(最低手数料あり) |
約定金額の0.495% ※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル |
20銭 | 無料 | 無料 ※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託 |
| 松井証券 | 一部無料 1日合計50万円まで無料 ※25歳以下は金額に関わらず無料 |
有料 約定金額の0.55%(最低手数料なし) ※売却注文のみ |
約定金額の0.495% ※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル |
無料 ※日本円で米国株式取引する場合の為替手数料は片道25銭 |
無料 | 無料 ※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託 |
| マネックス証券 | 有料 | 買付:無料、売却:有料 約定金額の0.55%(最低手数料あり) |
約定金額の0.495% ※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル |
買付:無料、売却:25銭 ※日本円での米国株式買付時も無料 |
無料 | 無料 ※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託 |
- NISA取引手数料に関する補足事項は下記の通りです。
- 楽天証券:単元未満株(かぶミニ®)のリアルタイム取引の場合、別途スプレッッドがかかります。また、中国株式、アセアン株式は取引手数料がかかります。
- SBI証券:米国株式を除く外国株式(中国株式、韓国株式など8ヶ国)は取引手数料がかかります。
- 三菱UFJ eスマート証券:米国株式以外の外国株式の取り扱いはありません。
- マネックス証券:米国株式(国内取引手数料)、中国株式の売買手数料、単元未満株(ワン株)の売却手数料はキャッシュバック形式で実質無料です。
- 松井証券:単元未満株は売却のみ。米国株式以外の外国株式の取り扱いはありません。
国内株式 取引手数料(現物)
楽天証券・SBI証券なら国内株式の取引手数料が無料
国内株式(現物)の取引手数料は、楽天証券、SBI証券で無料。株式だけでなく、ETFやREITも同様です。金額や株数の上限はありませんので、どれだけ取引しても無料ですから金額や手数料にとらわれずに取引できます。
楽天証券には複数の手数料コースがあり、無料で取引するには「ゼロコース」を選択する必要があります。また、SBI証券では電子交付サービスを申込済の場合に無料となります。
また、三菱UFJ eスマート証券と松井証券は1日の約定代金が一定金額以内であれば無料(それぞれ一日定額コースの場合)。
マネックス証券ではこのような無料サービスはなく必ず取引手数料がかかります。例えば、国内株式1回の約定代金5万円以下の場合で55円(税込)の取引手数料となります。
単元未満株 取引手数料
楽天証券・SBI証券は単元未満株の取引手数料も無料
国内株式(現物)の取引手数料と同様に、楽天証券、SBI証券では単元未満株についても取引手数料がかかりません。
楽天証券の単元未満株取引では、通常の寄付取引のほかにリアルタイム取引が可能ですが、リアルタイム取引の場合は別途スプレッドが0.22%かかりますのでご注意ください。
米国株式 取引手数料
米国株式は5社同一の取引手数料
米国株式の売買時にかかる取引手数料は、5社ともに同額で、約定代金の0.495%(最低手数料:0米ドル、上限手数料:22米ドル)で差はありません。
為替手数料(米ドル/日本円)
米国株式を購入する場合は、米ドルもしくは日本円での決済になります
円と米ドルの為替取引は各証券会社で取引できますが、SBI証券、楽天証券では為替取引手数料が無料。マネックス証券では買付時のみ為替手数料無料です。
また、3社とも日本円での決済が可能ですが、約定後に円と米ドルの為替取引が行われます。
投資信託 購入時手数料
投資信託の購入時手数料は5社ともに無料
投資信託は、5社ともに購入時手数料が無料。通常購入、積立購入ともに購入時手数料はかかりません。
※購入時手数料以外には、投資信託を保有している間に信託報酬(商品により異なる)がかかり、運用資産から差し引かれます。また投資信託によっては売却時に信託財産留保額を支払う場合があります。
NISA 取引手数料の優遇
NISAなら5社ともに国内株式・米国株式・投資信託の取引手数料が無料に
5社ともにNISA取引手数料の優遇サービスがあり、その内容に大きな差はありません。
NISAを始める場合、取引手数料以外の点(取引や管理のしやすさ、ポイント還元等)をチェックしましょう。
取引手数料で選ぶなら楽天証券、SBI証券
楽天証券
業界最安水準の手数料、国内株式(現物)の取引手数料は無料
楽天証券の取引手数料は多くの商品で業界最安水準です。
国内株式(現物)の取引手数料は金額や取引回数に関わらず無料(ゼロコースの場合)。米国株式は通常は取引手数料がかかりますが、NISA口座なら無料で取引できます。
- 国内株式 取引手数料
-
取引手数料無料
- 単元未満株 取引手数料
-
寄付取引は無料
- 為替手数料(米ドル/日本円)
-
リアルタイム取引は無料
※
米国株式取引手数料、NISA取引手数料は、対象各社ともほぼ同様で差がない。
- 国内株式 取引手数料(現物)
- 無料
※ゼロコースの場合
- 単元未満株 取引手数料
- 無料
※手数料とは別にリアルタイム取引の場合はスプレッド0.22%がかかる
- 米国株式手数料
- 約定代金の0.495%
※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル
- 為替手数料(米ドル/円)
- 無料
※リアルタイム為替取引の場合(日本円で米国株式取引する場合は定時為替取引となるため片道25銭の為替手数料がかかる)
- 投資信託 購入時手数料
- 無料
- NISA 取引手数料優遇
- 無料
※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託
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SBI証券
業界最安水準の手数料、国内株式(現物)の取引手数料は無料
SBI証券の取引手数料は多くの商品で業界最安水準。ネット証券内で低コスト化を牽引してきた存在です。
国内株式(現物)の取引手数料は金額や取引回数に関わらず無料。米国株式は通常は取引手数料がかかりますが、NISA口座なら無料で取引できます。
- 国内株式 取引手数料
-
取引手数料無料
- 単元未満株 取引手数料
-
取引手数料無料
- 為替手数料(米ドル/日本円)
-
リアルタイム取引は無料
※
米国株式取引手数料、NISA取引手数料は、対象各社ともほぼ同様で差がない。
- 国内株式 取引手数料(現物)
- 無料
※電子交付サービス申込済の場合
- 単元未満株 取引手数料
- 無料
- 米国株式手数料
- 約定金額の0.495%
※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル
- 為替手数料(米ドル/円)
- 無料
※リアルタイム為替取引の場合(日本円で米国株式取引する場合は定時為替取引となるため片道25銭の為替手数料がかかる)
- 投資信託 購入時手数料
- 無料
- NISA 取引手数料優遇
- 無料
※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託
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三菱UFJ eスマート証券
取引手数料は主要ネット証券の中ではやや劣る
三菱UFJ eスマート証券の取引手数料は、国内株式(現物)では一部無料(1日の約定代金100万円まで無料)ですが、単元未満株の取引手数料や為替手数料は有料となります。
NISA口座であれば国内株式(現物)、単元未満株、米国株式ともに無料で取引できます。
- 国内株式 取引手数料
-
1日合計100万円まで無料
- 単元未満株 取引手数料
-
約定金額の0.55%
- 為替手数料(米ドル/日本円)
-
片道20銭
※
米国株式取引手数料、NISA取引手数料は、対象各社ともほぼ同様で差がない。
- 国内株式 取引手数料(現物)
- 一部無料
1日合計100万円まで無料※一日定額コースの場合
- 単元未満株 取引手数料
- 有料
約定金額の0.55%(最低手数料あり)
- 米国株式手数料
- 約定金額の0.495%
※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル
- 為替手数料(米ドル/円)
- 20銭
- 投資信託 購入時手数料
- 無料
- NISA 取引手数料優遇
- 無料
※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託
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松井証券
取引手数料は主要ネット証券の中では他社に劣る
松井証券の取引手数料は、楽天証券やSBI証券にはやや劣りますが、国内株式(現物)では一部無料(1日の約定代金50万円まで無料)、為替手数料は一部を除き無料となるなど、無料化の取り組みは見られます。
NISA口座であれば国内株式(現物)、単元未満株、米国株式ともに無料で取引できます。
- 国内株式 取引手数料
-
1日合計50万円まで無料
- 単元未満株 取引手数料
-
約定金額の0.55%
- 為替手数料(米ドル/日本円)
-
自分で行う為替取引は無料
※
米国株式取引手数料、NISA取引手数料は、対象各社ともほぼ同様で差がない。
- 国内株式 取引手数料(現物)
- 一部無料
1日合計50万円まで無料※25歳以下は金額に関わらず無料
- 単元未満株 取引手数料
- 有料
約定金額の0.55%(最低手数料なし)※売却注文のみ
- 米国株式手数料
- 約定金額の0.495%
※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル
- 為替手数料(米ドル/円)
- 無料
※日本円で米国株式取引する場合の為替手数料は片道25銭
- 投資信託 購入時手数料
- 無料
- NISA 取引手数料優遇
- 無料
※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託
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マネックス証券
取引手数料は主要ネット証券の中では他社に劣る
マネックス証券の取引手数料は国内株式(現物)は有料ですが、単元未満株や為替手数料(米ドル/日本円)の買付時手数料が無料であるなど、一部では手数料を低減しています。
また、NISA口座であれば国内株式(現物)、単元未満株、米国株式ともに無料で取引できます。
少し細かいポイントになりますが、米国株式の日本円決済で買付時の為替手数料が無料になるのは主要ネット証券の中ではマネックス証券だけです。
- 国内株式 取引手数料
-
有料
- 単元未満株 取引手数料
-
買付時は無料
- 為替手数料(米ドル/日本円)
-
買付時は無料
※
米国株式取引手数料、NISA取引手数料は、対象各社ともほぼ同様で差がない。
- 国内株式 取引手数料(現物)
- 有料
- 単元未満株 取引手数料
- 買付:無料、売却:有料
約定金額の0.55%(最低手数料あり)
- 米国株式手数料
- 約定金額の0.495%
※最低手数料:0ドル、上限手数料:22ドル
- 為替手数料(米ドル/円)
- 買付:無料、売却:25銭
※日本円での米国株式買付時も無料
- 投資信託 購入時手数料
- 無料
- NISA 取引手数料優遇
- 無料
※対象商品:国内株式(現物)、単元未満株、米国株式、投資信託
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取引手数料で選ぶなら楽天証券、SBI証券
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