法人の資金調達方法としてファクタリングが注目されています。ファクタリングであれば、「どうしても今日お金が必要」という場面でも最短即日で資金調達できますし、融資とは審査基準が大きく異なるので融資審査に通過できない法人もスムーズに資金調達できる可能性があります。
しかし「ファクタリングに興味があるがどの業者に申し込みをしたらいいかわからない」という事業者の方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では法人におすすめのファクタリング会社を紹介するとともに、法人のファクタリング審査のポイントや活用できる場面などについて解説します。
これから初めてファクタリングを利用する法人の経営者や経理担当者の方はぜひご覧ください。
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ファクタリング会社の比較ポイント
ファクタリング会社を選ぶさいの比較ポイントは以下の5つです。
手数料
ファクタリングを利用するには手数料が発生します。ファクタリングを利用すると、「売掛債権の金額-手数料」が入金されます。
利用限度額
ファクタリング会社によって利用限度額が異なります。買取金額が少ないファクタリング会社もあれば、高額の売掛債権しか買取をおこなっていない業者も存在します。
2社間か3社間か
ファクタリングは契約形態によって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングが存在します。
2社間ファクタリング:利用者・ファクタリング会社
3社間ファクタリング:利用者・ファクタリング会社・売掛先企業
入金スピード
ファクタリング会社によって申込から入金までにかかる時間が異なります。申込日当日中に入金されるものもあれば、入金までには1週間以上の時間がかかる業者もあります。
業者の安全性
ファクタリング会社は貸金業者のように国や地方自治体が管理や登録しているわけではありません。どんな会社でもホームページ1つで営業できるので、中には危険な業者も存在します。
法人向けファクタリング会社比較一覧
法人のおすすめのファクタリング会社は、ビートレーディング、OLTA、日本中小企業金融サポート機構、電子請求書早払い、マネーフォワードアーリーペイメントの5社です。
上記5つの比較ポイントについて各社の特徴を比較しました。
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| 手数料 | 利用限度額 | 2社間・3社間 | 入金スピード | 運営業者の安全性 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ビートレーディング | 2社間ファクタリング:4%〜12% 3社間ファクタリング:2%~9% |
1万円〜7億円 | 2社間 3社間 |
300万円未満:最短50分 300万円以上:最短2時 |
大手メディアに取り扱われており安心 |
| OLTA | 2%〜9% | 下限上限なし | 2社間 | 最短即日 | 銀行と提携している安全な企業 |
| 日本中小企業金融サポート機構 | 1.5%〜10% | 下限上限なし | 2社間 3社間 |
最短40分 | 認定経営革新等支援機関 |
| 電子請求書早払い | 1%〜6% | 〜1億円 | 2社間 | 最短2営業日 | 上場企業運営のサービス |
| マネーフォワードアーリーペイメント | 初回:2%~10% 2回目以降:1%~10% |
下限上限なし | 2社間 | 最短1営業日 | 上場企業出資の企業が運営 |
手数料
ファクタリングには手数料の上限などを定めた法律が存在しません。そのため、手数料は業者によって大きく異なります。20%を超えるような高額な手数料を設定している業者もありますが、2社間ファクタリングでありながら5%〜6%程度の低い手数料で利用できる業者も存在します。ファクタリングの手数料相場は以下のとおりです。
2社間ファクタリング:5%〜20%
3社間ファクタリング:1%〜8%
基本的には相場を超える手数料を設定する業者とは取引を控えた方がよいでしょう。オンライン完結であれば10%程度、店舗型であれば12%程度が上限手数料として設定されている業者がおすすめです。最初は上限手数料が適用される傾向があるので、上限手数料が低いファクタリング業者を選ぶとよいでしょう。
利用限度額
ファクタリング会社によって利用限度額が異なります。1万円〜100万円までと相場が決められている業者もあれば、100万円〜1億円などの業者も存在します。自社の希望する金額の売掛債権が売却できるかどうかを必ず確認した上で、希望額を調達できる業者と取引するようにしてください。
ファクタリング会社の中には買取限度額に上限も下限も設定されていない業者も多いので、そのような業者を選択すると、希望額を調達しやすいでしょう。特にマネーフォワードアーリーペイメントは数億円の買取実績ありと明記されているので売上規模の大きな会社にはおすすめです。
2社間か3社間か
ファクタリングは契約形態によって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングという2つの種類が存在します。2社間と3社間の違いは以下のとおりです。
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
|---|---|---|
| 手数料 | 5%〜20%程度 | 1%〜8%程度 |
| 入金スピード | 最短即日 | 1週間〜3週間程度 |
| 売掛先企業への通知 | なし | 必要 |
| 審査難易度 | 3社間よりも厳しい | 2社間より甘い |
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの最も大きな違いは入金スピードと売掛先企業への通知と手数料です。2社間ファクタリングは手数料が高いですが、売掛先企業に秘密で取引でき、最短即日で資金調達できます。
一方、3社間ファクタリングは手数料が低いですが、あらかじめ売掛先企業に同意を得て契約するので、売掛先企業に秘密にすることができません。また、2社間よりも契約手続きに時間がかかるので入金までには2週間前後の時間がかかります。急いでいるのであれば2社間ファクタリング、時間に余裕があり売掛先企業に知られても問題ないのであれば3社間ファクタリングがおすすめです。
入金スピード
ファクタリング会社によって入金スピードは異なります。最短10分入金という業者もありますが、入金までに最短5営業日という業者も存在します。自社が必要なタイミングまでに資金調達できるファクタリング会社を選択するようにしてください。
2社間ファクタリングであれば最短2営業日以内で入金できるファクタリング会社を選ぶのがよいでしょう。緊急で資金が必要な場合は、日本中小企業金融サポート機構やビートレーディングなど、「最短〇〇分」「最短〇〇時間」など、具体的な入金までのスピードが明記されている業者へ申し込むのがおすすめです。
業者の安全性
ファクタリング会社を選ぶ際には業者の安全性も重要です。ファクタリング会社を営業するには、許認可も免許も登録も一切必要ないためです。ファクタリング会社の中には高額な手数料を設定する悪徳業者や、「ファクタリング」と称して実質的な貸付を無登録でおこなう違法業者なども存在します。あやまって闇金と取引することがないよう、安全な業者と契約することが重要です。
大手企業が運営したり出資している電子請求書早払いやマネーフォワードアーリーペイメント、資本金が大きなOLTA、実績豊富なビートレーディングなどの業者と取引すると安全にファクタリングを利用できます。
法人向けのファクタリング会社5選
法人におすすめのファクタリング会社は次の5社です。
- ビートレーディング
- OLTA(オルタ)
- 日本中小企業金融サポート機構
- 電子請求書早払い
- マネーフォワードアーリーペイメント
これらのファクタリング会社であれば、運営業者の安全性が高いため、安心して利用できるだけでなく、手数料が低いので低コストで資金調達できます。法人におすすめのファクタリング会社のスペックや特徴について詳しく解説していきます。
ビートレーディング
大手新聞やテレビにも登場する業界のトップランナー
こんな人におすすめ
- オンラインだけでなく店頭でも相談したい方
- 個人情報管理を徹底したい方
- 実績豊富な業者を利用したい方
ビートレーディングは日本経済新聞や地上波にも取り上げられた経験があるファクタリング業者の代名詞的な存在です。手数料は低めに設定されており、オンラインでも店頭でも即日入金に対応しています。2社間ファクタリングも3社間ファクタリングも取り扱っており、利用者のニーズに合わせてさまざまなファクタリングの取り扱いがあるので、相談することで自社に最適な方法で資金調達できるでしょう。
- 取扱ファクタリング
- 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療報酬ファクタリング等
- 手数料
- 2社間ファクタリング:4%〜12%
3社間ファクタリング:2%~9%
- 買取額
- 1万円〜7億円
- 入金スピード
- 300万円未満:最短50分
300万円以上:最短2時
- 契約形態
- 対面・オンライン
注目ポイント1 手数料の上限は12%と低め
ビートレディングは手数料の上限が12%と低めです。店舗型のファクタリング会社は15%〜20%の上限手数料に設定されていることも多いので、コストを抑えて店舗型のファクタリング会社を利用したい方に向いています。
注目ポイント2 高額買取にも少額買取にも対応
ビートレーディングは特に利用限度額は定めていません。そのため、1万円から過去の実績では7億円までの買取に対応しています。売上規模の小さな個人事業主やフリーランスから月商数億円規模の中堅以上の法人まで幅広く利用できるでしょう。
注目ポイント3 2社間ファクタリング3社間ファクタリングどちらにも対応
店頭では2社間ファクタリングにも3社間ファクタリングにも対応しています。3社間ファクタリングを利用する場合も、ビートレーディングは著名な会社なので、取引先が安心して売掛債権の売却を承諾してくれる可能性があります。
注目ポイント4 オンライン完結であれば最短50分入金
また、ビートレーディングはオンライン完結型のファクタリングにも力を入れており、オンライン完結であれば最短2時間で日本全国から資金調達が可能です。売却価格に応じて入金にかかる時間が異なり、300万円未満なら最短50分、300万円以上なら最短2時間で資金調達できます。調達希望額が少額であれば、最短50分以内に資金調達できるので急いでいるときに活用できるサービスです。店頭でも「急いでいる」と伝えることで、当日中の買取に応じてもらえる可能性が高いでしょう。
注目ポイント5 累計1,500億円を超える豊富な買取実績で安心
ビートレーディングは地上波や大手新聞などにも取り上げられたことがある、独立系のファクタリング会社の中でも最も知名度があり、実績豊富な業者の1つです。2025年3月末で累計取扱件数は7.1万社、累計買取金額は1,550億円なので、とても多くの人がファクタリングを利用しています。初めてファクタリングを利用する事業者の方も安心して利用できるでしょう。また、顧客から得た情報はSalesforceで保管し、顧客との契約は弁護士ドットコムが監修しているクラウドサインでおこなうなど、情報管理にもかなり力を入れています。
ビートレーディングは東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の全国5箇所に店舗を構えています。
店頭では、ファクタリングの相談だけでなく、財務コンサルティングを受けられるので、気軽に経営相談ができる専門家としても活用できます。窓口では財務コンサルティングを受けることもできるので、気軽に相談できる専門家としてファクタリング会社を利用したい方におすすめです。
OLTA
こんな人におすすめ
- 信頼できるオンライン完結型の業者を利用したい方
- 低い手数料で即日資金調達をしたい方
- オンラインで気軽に資金調達したい方
OLTAはオンライン完結型のファクタリングを日本で最初に広めた会社として知られています。手数料が低く、完全オンラインで最短即日資金調達ができます。売上規模の小さな事業者から、規模の大きな法人まで幅広くオンライン完結で資金調達できるファクタリング会社です。
- 取扱ファクタリング
- 2社間ファクタリング
- 手数料
- 2%〜9%
- 買取額
- 下限上限なし
- 入金スピード
- 最短即日
- 契約形態
- オンライン
注目ポイント1 即日入金に対応した最も手数料が低いサービス
OLTAは店舗を持たないので手数料が非常に低く、上限9%は個人事業主が利用できるファクタリング会社としては業界最低水準です。審査によっては一桁台半ばの低い手数料で2社間ファクタリングを利用することができます。
注目ポイント2 幅広い金額の買取に対応
OLTAは買取限度額に下限も上限もありません。そのため、数万円程度の少額から数千万円規模の高額の売掛債権を売却できる可能性があります。個人事業主やフリーランスから売上規模の大きな法人まで皆がオンライン完結で資金調達できるサービスです。
注目ポイント3 完全オンラインで2社間専用
OLTAは完全オンライン完結で、シンプルな設計になっているので2社間ファクタリング専用のサービスとなっています。売掛先にファクタリング利用を知られることなく、低い手数料で利用できます。
注目ポイント4 即日入金対応のファクタリング会社では業界最低の手数料
OLTAはあらかじめアカウントを作成しておけば、請求書をアップロードしてから24時間以内に審査が完了し、そのまま即日入金を受けられます。「どうしても今日お金が必要」という急いで資金が必要な方にOLTAはおすすめです。
注目ポイント5 銀行が提携するほどの高い安全性
OLTAは日本全国の地方銀行や信用金庫と提携しており、提携先の金融機関の窓口でファクタリングの申し込みができます。信用第一の銀行が提携するほどの業者なので、運営業者の信頼性を重視したい方にもOLTAはおすすめのファクタリング会社です。
OLTAはオンライン完結型のファクタリング会社の中で最も有名なオンライン完結型ファクタリングのパイオニア的な業者です。日本で最初にオンライン完結型のファクタリングを広めたことで注目され、ベンチャーキャピタル等から出資を受け、今や資本金40億円を超える大きな業者です。
OLTAが登場して以降、他社もオンライン完結型のファクタリングを開始し、ファクタリングの手数料相場が下がったと言っても過言ではありません。信頼できる業者から低コストで資金調達したい方にOLTAはおすすめです。
日本中小企業金融サポート機構
こんな人におすすめ
- ファクタリングだけではなくコンサル機能を重視する方
- 手数料の低いファクタリングを希望する方
- スピーディーに審査結果を知りたい方
日本中小企業金融サポート機構はファクタリング業とコンサルティング業をおこなう一般社団法人です。オンラインではスピーディーに、店頭では高い専門性で低コストで資金調達できる人気のファクタリング会社です。
- 取扱ファクタリング
- 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
- 手数料
- 1.5%〜10%
- 買取額
- 下限上限なし
- 入金スピード
- 最短40分
- 契約形態
- 対面・オンライン
注目ポイント1 一般社団法人ならではの低い手数料
日本中小企業金融サポート機構は一般社団法人が運営するファクタリングです。一般社団法人は株式会社と異なり非営利の法人なので、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは手数料が低いのが特徴です。審査によっては一桁台半ば程度の手数料で利用できるケースも少なくありません。
注目ポイント2 買取金額には上限も下限もなし
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングには買取金額に上限も下限もありません。数万円程度をオンラインで気軽に調達することができますし、数千万円程度の高額な資金調達の相談が可能です。 どのような事業規模の事業者の方も店頭でもオンラインでも気軽に利用できる点がメリットです。
注目ポイント3 2社間と3社間に対応
日本中小企業金融サポート機構は店頭では顧客にあったさまざまなファクタリングの形態を提案しているので、2社間ファクタリングだけでなく3社間ファクタリングの取り扱いもおこなっています。低い手数料で利用したいのであれば3社間ファクタリング、スピーディーに資金が必要な方は3社間ファクタリングを利用するなど、ニーズに合わせて適切に使い分けることが可能なファクタリングサービスです。
注目ポイント4 オンラインでは最短40分入金
日本中小企業金融サポート機構はオンライン完結型のファクタリングにかなり力を入れています。AIファクタリングサービスのFACTORUというサービスを取り扱っており、FACTORUは申込から審査完了まで最短10分、入金までは最短40分という圧倒的な速さで資金調達できるサービスです。
注目ポイント5 認定経営革新等支援機関としての高い信頼性
日本中小企業金融サポート機構は国が中小事業者支援の専門家として認定している認定経営革新等支援機関です。 コンサルタントとして非常に高い専門性があるのはもちろん、国が認定している事業者なので運営業者の信頼度は抜群です。 ファクタリングの相談以外にも、財務コンサルティング、資金調達方法の提案。金融機関の紹介、M&A、事業承継、補助金申請などさまざまな支援を受けることができます。
日本中小企業金融サポート機構は店頭では高い専門性です。店頭では専門家として高い知見からコンサルティングを受けられ、オンラインではAIによるスピード入金が可能な優良業者です。
電子請求書早払い
こんな人におすすめ
- とにかく低い手数料で利用したい
- 運営業者の安全性を重視したい
- 資金調達時間に余裕がある
手数料の低さを重視したい法人におすすめのファクタリングが電子請求書早払いです。運営業者の安全性が非常に高いので、コストの低さと業者の安全性を重視したい方におすすめです。なお、入金までには時間がかかるので注意しましょう。
- 取扱ファクタリング
- 2社間ファクタリング
- 手数料
- 1%〜6%
- 買取額
- 〜1億円
- 入金スピード
- 最短2営業日(初回は最短5営業日)
- 契約形態
- オンライン
注目ポイント1 業界最低水準の圧倒的な手数料の低さ
電子請求書早払いはとにかく手数料の低さを重視したい法人におすすめです。上限手数料6%と、2社間ファクタリングの中でも圧倒的な手数料の低さを誇っています。上限6%は3社間ファクタリング並みの低さなので、売掛先企業に秘密にしながら3社間ファクタリング並みの低い手数料で利用できる点は大きなメリットです。
注目ポイント2 1億円までの高額対応
電子請求書早払いは1億円までの高額の買取に対応している、売上規模が一定以上の法人に向いているファクタリング会社です。買取金額には下限がないので、売上規模が大きくない事業者も利用することが可能です。
注目ポイント3 オンライン完結で2社間専用
電子請求書早払いは完全オンライン完結型のファクタリングです。2社間ファクタリング専用ですが、手数料は1%〜6%と、3社間ファクタリング並みかそれ以下の手数料で利用できます。取引先に秘密で低コストで資金調達したい方にオンライン完結型のファクタリングはおすすめです。
注目ポイント4 入金までには時間がかかる
電子請求書早払いは入金までに時間がかかります。手数料が低い分、審査は時間をかけておこなっており、申込から入金までは最短2営業日(初回は最短5営業日)かかります。時間に余裕があるのであれば、電子請求書速払いを利用することでコストを抑えて資金調達できるでしょう。
注目ポイント5 上場企業2社が共同で運営する信頼できるサービス
電子請求書早払いは、運営業者の安全性も圧倒的に優れています。GMOペイメントゲートウェイとインフォマートという2つの東証プライム上場企業が共同で運営しています。上場企業2社が共同で運営するサービスなので、運営業者の安全性を重視したい方に非常に向いているサービスです。
電子請求書早払いは、手数料の低さを重視したい方にとにかくおすすめです。上限6%の手数料は間違いなく最も手数料が低い設定になっています。ただし、入金までには時間がかかるので時間に余裕を持って申し込みましょう。
マネーフォワードアーリーペイメント
こんな人におすすめ
- 高額な資金調達をしたい
- 安全な業者と取引したい
- 低い手数料で利用したい
マネーフォワードアーリーペイメントは株式会社マネーフォワードケッサイが運営する法人専用のファクタリングサービスです。手数料が低く、手数料設定が初回と2回目以降で分かれているので継続利用でさらに手数料が下がる可能性があります。手数料の低さと運営業者の安全性のバランスが取れたサービスだといえるでしょう。
- 取扱ファクタリング
- 2社間ファクタリング
- 手数料
- 初回:2%~10%
2回目以降:1%~10%
- 買取額
- 下限上限なし
- 入金スピード
- 最短1営業日
- 契約形態
- オンライン
注目ポイント1 上限10%の低い手数料
マネーフォワードアーリーペイメントは上限10%と、法人のみを買取対象もしているファクタリング会社とすればかなり低くなっています。オンライン完結で契約できるので、店舗型のファクタリング会社よりも運営コストがかかりません。コストを抑えてファクタリングを利用したい方におすすめです。
注目ポイント2 少額買取にも高額買取にも対応
マネーフォワードアーリーペイメントには買取額の下限も上限もありません。完全オンライン完結なので数十万円程度の少額をインターネットで気軽に資金化できますし、売上規模の大きな法人が数百万円〜数千万円程度の金額を調達することも可能です。過去には数億円規模の買取も実施したことがあるので、売上規模が大きな法人でも必要な資金を調達できる可能性があります。
注目ポイント3 2社間ファクタリングで売掛先に知られない
マネーフォワードアーリーペイメントは2社間ファクタリング専用のサービスです。売掛先企業に知られずにオンライン完結で契約できるので、スムーズに契約することができます。手数料設定も低いので2社間でありながら比較的低コストで資金調達できます。
注目ポイント4 2回目以降の利用で手数料が下がる
マネーフォワードアーリーペイメントは2回目以降の利用時に手数料が下がる可能性があります。初回利用時と2回目以降の利用時で手数料設定が異なり、2回目以降の利用時の方が下限手数料の設定が低くなっているためです。これは一般的に利用すればするほど適用される手数料が低くなることを意味します。毎月のようにファクタリングを利用するという方は、マネーフォワードアーリーペイメントを利用すればするほど、資金調達コストが低くなるでしょう。
注目ポイント5 運営業者は上場企業が100%出資で安心
マネーフォワードアーリーペイメントを運営するマネーフォワードケッサイは東証プライム上場の大手会計システム会社のマネーフォワードです。上場企業が実質的に運営するサービスですし、ファクタリングを利用する事業者にとっても身近な企業なので、マネーフォワードアーリーペイメントは運営業者の安全性が圧倒的に高いファクタリングだといえます。ただし、マネーフォワードアーリーペイメントは申し込みから入金までに最短1営業日必要で、即日入金はできない点には注意しましょう。
マネーフォワードアーリーペイメント運営業者の圧倒的な安全性が特徴です。
また、手数料の上限は10%と低く、低コストで資金調達できるだけでなく2回目以降の利用時にはさらに手数料が下がるので、ファクタリングの利用頻度が高い事業者におすすめのファクタリング会社です。毎月のようにファクタリングを利用している方はマネーフォワードアーリーペイメントへの申し込みを検討するとよいでしょう。
比較ポイントごとの評価をおさらい
手数料
ファクタリングには手数料の上限などを定めた法律が存在しません。そのため、手数料は業者によって大きく異なります。20%を超えるような高額な手数料を設定している業者もありますが、2社間ファクタリングでありながら5%〜6%程度の低い手数料で利用できる業者も存在します。ファクタリングの手数料相場は以下のとおりです。
2社間ファクタリング:5%〜20%
3社間ファクタリング:1%〜8%
基本的には相場を超える手数料を設定する業者とは取引を控えた方がよいでしょう。オンライン完結であれば10%程度、店舗型であれば12%程度が上限手数料として設定されている業者がおすすめです。最初は上限手数料が適用される傾向があるので、上限手数料が低いファクタリング業者を選ぶとよいでしょう。
利用限度額
ファクタリング会社によって利用限度額が異なります。1万円〜100万円までと相場が決められている業者もあれば、100万円〜1億円などの業者も存在します。自社の希望する金額の売掛債権が売却できるかどうかを必ず確認した上で、希望額を調達できる業者と取引するようにしてください。
ファクタリング会社の中には買取限度額に上限も下限も設定されていない業者も多いので、そのような業者を選択すると、希望額を調達しやすいでしょう。特にマネーフォワードアーリーペイメントは数億円の買取実績ありと明記されているので売上規模の大きな会社にはおすすめです。
2社間か3社間か
ファクタリングは契約形態によって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングという2つの種類が存在します。2社間と3社間の違いは以下のとおりです。
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
|---|---|---|
| 手数料 | 5%〜20%程度 | 1%〜8%程度 |
| 入金スピード | 最短即日 | 1週間〜3週間程度 |
| 売掛先企業への通知 | なし | 必要 |
| 審査難易度 | 3社間よりも厳しい | 2社間より甘い |
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの最も大きな違いは入金スピードと売掛先企業への通知と手数料です。2社間ファクタリングは手数料が高いですが、売掛先企業に秘密で取引でき、最短即日で資金調達できます。
一方、3社間ファクタリングは手数料が低いですが、あらかじめ売掛先企業に同意を得て契約するので、売掛先企業に秘密にすることができません。また、2社間よりも契約手続きに時間がかかるので入金までには2週間前後の時間がかかります。急いでいるのであれば2社間ファクタリング、時間に余裕があり売掛先企業に知られても問題ないのであれば3社間ファクタリングがおすすめです。
入金スピード
ファクタリング会社によって入金スピードは異なります。最短10分入金という業者もありますが、入金までに最短5営業日という業者も存在します。自社が必要なタイミングまでに資金調達できるファクタリング会社を選択するようにしてください。
2社間ファクタリングであれば最短2営業日以内で入金できるファクタリング会社を選ぶのがよいでしょう。緊急で資金が必要な場合は、日本中小企業金融サポート機構やビートレーディングなど、「最短〇〇分」「最短〇〇時間」など、具体的な入金までのスピードが明記されている業者へ申し込むのがおすすめです。
業者の安全性
ファクタリング会社を選ぶ際には業者の安全性も重要です。ファクタリング会社を営業するには、許認可も免許も登録も一切必要ないためです。ファクタリング会社の中には高額な手数料を設定する悪徳業者や、「ファクタリング」と称して実質的な貸付を無登録でおこなう違法業者なども存在します。あやまって闇金と取引することがないよう、安全な業者と契約することが重要です。
大手企業が運営したり出資している電子請求書早払いやマネーフォワードアーリーペイメント、資本金が大きなOLTA、実績豊富なビートレーディングなどの業者と取引すると安全にファクタリングを利用できます。
あなたに合うのはどのファクタリング会社?
5つの比較ポイント「手数料」「利用限度額」「2社間か3社間か」「入金スピード」「業者の安全性」のうち、何を優先するかによって最適なファクタリング会社を選びましょう。
手数料が低いのは、「電子請求書早払い」

利用限度額を気にせず選ぶなら、「マネーフォワードアーリーペイメント」

2社間と3社間の両方を利用したいなら「ビートレーディング」

ファクタリング以外の法人の資金調達方法
法人はファクタリング以外にも次のような資金調達方法があります。
- 金融機関からの融資
- 社債発行
- 補助金・助成金
- 出資
- M&A
- リースバック
それぞれ、資金調達スピード、コスト、向いている場面などがかなり異なるので、それぞれの違いや特徴を理解して適切に使い分けることが重要です。ファクタリング以外に法人が利用できる資金調達方法について詳しく解説していきます
金融機関からの融資
法人が資金調達する方法として最もオーソドックスなのが金融機関から融資を受ける方法です。法人が融資を受けられる先としては銀行・日本政策金融公庫・信用金庫・ビジネスローンなどの方法がありますが、同じ融資でもこれらは特徴が大きく異なるので、使い分け方法をしっかりと理解しておいた方がよいでしょう。
| 銀行 | 日本政策金融公庫 | 信用金庫 | ビジネスローン | |
|---|---|---|---|---|
| 金利 | 1%〜4%台 | 1%〜3%台 | 1%〜4%台 | 10%〜18% |
| 融資額 | 数百万円〜数千万円程度 | 数百万円〜数千万円程度 | 数十万円〜数百万円程度 | 1万円〜500万円程度 |
| 審査難易度 | 高め | 高め | 中 | 甘い |
| 融資スピード | 2週間〜3週間 | 1ヶ月程度 | 2週間〜3週間 | 即日〜5営業日 |
数百万円程度を借りたいのであれば、銀行や信用金庫へ申し込みをすることでスムーズに資金調達ができます。また、銀行や信用金庫は信用保証協会の保証をつけて融資をおこなうのが一般的ですが、日本政策金融公庫は信用保証協会の保証をつけません。そのため、銀行と信用金庫は同じ枠で融資をしているので、信用保証協会の保証審査に落ちてしまった場合や、保証枠を使い切ってしまった場合は融資を受けることが困難です。
一方、日本政策金融公庫は信用保証協会の保証をつけずに融資をおこなうので、銀行や信用金庫とは別枠で融資を受けられます。ただし、融資を受けられるまでには1ヶ月程度の時間がかかってしまうので、時間に余裕を持って申し込みましょう。
ビジネスローンとは、消費者金融などの貸金業者が取り扱う事業性融資です。審査基準が緩く、赤字や債務超過などを理由として銀行や日本政策金融公庫などの融資に通過できない法人も利用できる可能性があります。さらに、審査スピードが速いので最短即日入金にも対応しています。銀行融資に落ちた場合や、急いで資金が必要なときにビジネスローンは活用できます。
それぞれの特徴を理解して適切に使い分けることが重要です。
社債発行
社債とは企業が資金調達を目的として発行する債券で、金融機関を介さずに市場の投資家から直接お金を集める資金調達手段です。中小企業は、49人以下に限って発行できる少人数私募債を発行して資金調達するのが基本です。社債は自社で利回りや償還年数などを自由に設定できるという点が特徴で、融資のように審査もありません。
ただし、私募債を発行して一般投資家が引き受けてくれるのは稀なケースで、多くの場合で、親族や役員や取引先や取引金融機関に引き受けてもらい資金調達を行うのが一般的です。また、ある程度業況がよくないと私募債を引き受けてもらえないので、資金繰りが苦しいときには活用できない方法です。
補助金・助成金
補助金や助成金は国が地方自治体が特定の政策目標を達成するための事業を行う事業者に対して補助をおこなうものです。補助金や助成金は返済不要な資金なので、調達できれば資金繰りに負担をかけることなく資金調達が可能です。補助金と助成金の違いは以下のとおりです。
| 補助金 | 助成金 | |
|---|---|---|
| 実施主体 | 経済産業省・自治体など | 厚生労働省など |
| 審査 | あり | なし |
| 金額 | 高額も可能 | 少額が多い |
補助金は経済産業省はじめとしてさまざまな主体が提供していますが、助成金は主に雇用関係の援助を行うため厚生労働省が実施しているのが一般的です。また、補助金には審査があるので、事業計画などを認められないと審査に通過することができません。
一方、助成金は条件を満たしていて、予算が残っていれば誰でも獲得できます。なお、補助金も助成金も資金の使い道が決まっています。融資や社債での調達のように獲得した資金を自由に使うことはできません。また補助対象の経費は前払いになっているので、あらかじめ必要経費の全額を用意しなければならない点もデメリットです。
出資
出資とは投資家に株式を発行して資金調達する方法です。中小企業の場合は、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と呼ばれる個人の投資家から出資を受けて資金調達するのが一般的です。出資を受けた資金は資本金となるので返済の必要がありません。そのため、全ての資金調達方法の中で最も資金繰りや財務状況にプラスの効果がある資金調達方法だといえます。
一方、新株発行によって会社の所有権の一部を投資家へ譲ることになるので、経営の独立性が損なわれ、場合によっては経営者が会社から追い出されてしまうリスクもあります。また、新株発行によって既存の株主の持分割合が下がるので、既存株主の権利が縮小する「既存株式の希薄化」が生じる点もデメリットです。
M&A
M&Aで事業の全部または一部を他社に売却することでまとまった資金を調達できます。複数の事業を営んでいるのであれば、本業とは無関係の事業、赤字の事業、成長性が見込めない事業などを他社へ売却すれば高額の資金調達ができる可能性があります。当然ながらM&Aによって売却した事業は自社の事業ではなくなるので、当該事業から生み出される収益は手放さなければなりません。
また、買い手を見つけなければならないので、すぐには資金調達ができず、場合によっては買い手が見つからない可能性もあります。高額な資金調達ができる可能性がある方法ですが、資金繰りが苦しい場合などの対処法として活用するのは難しい方法です。
リースバック
リースバックとは企業が所有する不動産を売却し、売却によって資金調達をおこなった上で、売却後は当該不動産を賃借して当該不動産の利用を続ける方法です。審査がほぼないので融資審査に落ちた事業者でもまとまった資金調達ができ、取引先企業や従業員などの関係者に不動産を売却したことを知られにくい点がメリットです。
ただし、通常の不動産売却よりも売却額が安くなり、賃借料が周辺相場よりも高額になる傾向があります。将来的には不動産の買い戻しができるリースバックも多いので、一時的にまとまった資金が必要なときに活用できる方法です。
法人の資金調達にファクタリングが向いている場面
法人には資金調達方法がいくつもありますが、ファクタリングを利用して資金調達することが向いているのは次のような場面です。
- 急いで資金が必要なとき
- 売掛債権の支払いが不安なとき
- 借入金以外で資金調達したいとき
- 赤字や債務超過や税金滞納のとき
ファクタリングは他の方法では資金調達できないときや、緊急時などに活用できます。法人の資金調達にファクタリングが向いている場面について詳しく解説していきます。
急いで資金が必要なとき
緊急で資金が必要なタイミングはファクタリングが活用できます。2社間ファクタリングは最短即日入金に対応しているので「今日中にお金を用意しないと取引先へ代金を支払ない」「今日当座預金に入金しないと手形不渡りになる」など、緊急で差し迫った場面で活用できます。資金調達までには銀行融資で2週間〜3週間程度、日本政策金融公庫で1ヶ月程度の時間がかかるので、融資では緊急時に間に合いません。ファクタリングであれば最短即日資金調達ができるので、緊急時にファクタリングで調達した資金でつなぎ、その後時間に余裕を持って融資の申し込みをおこなうなどの方法で活用するのがおすすめです。
売掛債権の支払いが不安なとき
売掛金が期日通りに支払われるかどうか不安な場合も、ファクタリングが活用できます。ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)で実施されるためです。償還請求権なし(ノンリコース)とは、もしもファクタリングで売却後に売掛債権が回収不能になった場合に、その損失をファクタリング会社が負うというものです。そのため、ファクタリングで売却した売掛債権が未回収になってもファクタリング利用者には損失が生じません。支払いが心配な取引先に対する売掛債権や、初めて取引する取引先に対する売掛債権をファクタリングで売却できれば、売掛債権の未回収リスクを一緒に売却できるので、取引先の幅が広がります。
借入金以外で資金調達したいとき
借入金以外の方法で資金調達したい場合にもファクタリングが有効です。ファクタリングは売掛金という資産を現金預金という資産と交換しているだけなので、資金調達を行っても負債が増えることはありません。負債が増えることで自己資本比率が下がり、貸借対照表が大きくなります。自己資本比率が下がれば企業に対する安全性の評価が下落します。
また、最近はできる限り不要な資産も負債も持たずに貸借対照表を小さくするオフバランス化が評価される時代です。ファクタリングであれば貸借対照表が大きくならないので、オフバランス化に寄与します。銀行などの外部の関係者からの評価を下げることなく、資金調達したい場合にはファクタリングが活用できます。
赤字や債務超過や税金滞納のとき
赤字、債務超過、税金滞納中の企業もファクタリングが活用できます。赤字、債務超過、税金滞納中の企業は融資審査に通過することは非常に困難ですが、ファクタリングであればこれらの状況や審査にそれほど影響しないためです。ファクタリング審査で最も重視されるのは売掛債権の信用です。売掛先企業の信用で審査を受けられるので、自社が赤字や債務超過や税金滞納があっても信用力の高い売掛債権であれば審査に通過して資金調達できます。
法人がファクタリング審査に通るポイント
ファクタリングの審査は銀行融資などの審査とは大きく視点が異なり、次のような点が重視されます。
- 売掛先の信用力
- 売掛先との取引歴
- 売掛債権の入金サイト
- 売掛債権の金額
- 利用者の決算状況
法人がファクタリング審査に通過するための5つのポイントについて解説します。
売掛先の信用力
ファクタリング審査で最も重視されるのは売掛先企業の信用力です。ファクタリング会社は売掛先企業から代金を回収することによって、ファクタリングによって買い取った金額を回収します。つまり、ファクタリング会社へ代金を支払うのはファクタリング利用者ではなく、ファクタリング会社なので、ファクタリング審査では利用者の信用よりも売掛先企業の信用の方が重要です。売掛先企業が地域の優良企業や、上場企業や官公庁であれば審査には有利になります。売掛先企業の信用で資金調達の審査を受けられる点がファクタリングの特徴です。
売掛先との取引歴
ファクタリング審査では売掛先企業との取引歴も重要です。毎月のように取引があり、これまで支払期日に遅れたことがない売掛先企業であれば「今回も期日通りに支払うだろう」とファクタリング会社が判断できるので審査にはプラスです。一方、これまで取引がない企業や取引歴が浅い企業は判断材料が乏しいので審査ではマイナスになります。スムーズに審査に通過したいのであれば、取引歴の長い優良な企業に対して発行している売掛債権を売却しましょう。
売掛債権の入金サイト
ファクタリング審査では売掛債権の入金サイトも重視されます。売掛債権の入金サイトとは、売掛債権が入金になるまでの期間のことで、この期間が短ければ短いほどファクタリング審査では有利です。入金サイトが短い場合、売掛債権の入金期日になるまでに売掛先企業の経営状況が悪化して売掛債権が未払いになるリスクは低いと考えられます。一方、入金サイトが長いと期日になるまでに売掛先企業の経営状況が悪化して、売掛債権が未払いになるリスクがあります。ファクタリング審査を有利に進めたいのであれば、できる限り入金サイトが短い売掛債権を売却しましょう。
売掛債権の金額
売掛債権の金額が申込企業の売上規模に合ったものかどうかという点も審査では重視されます。例えば、年商1,000万円の企業が500万円の売掛債権でファクタリングの申し込みをおこなった場合は審査では不利になると考えられます。年商の半分もの金額が1つの取引先に対する1回分の売掛債権として計上されるのはどう考えても不自然だからです。基本的には月商以下程度の金額がファクタリング審査で不利にならない金額です。売上規模から見て、不自然な金額の売掛債権は「架空の債権で申し込みをしている」と判断されて審査に落ちるリスクがあるので注意しましょう。
利用者の決算状況
2社間ファクタリングの審査では利用者の決算状況も重視されます。2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2者のみで契約し、売掛先企業に秘密で契約する取引です。売掛債権の支払期日には、売掛先企業が利用者へ代金を支払い、利用者がファクタリング会社へ送金するという流れで回収します。代金が利用者を経由するので、利用者の決算状況や資金繰りがあまりにも悪いと「代金を流用するのでは?」と疑われ、審査に不利になる場合があります。
ファクタリングは赤字や債務超過でも審査に通過できますが、今日にも明日にも資金ショートすると思われるほど資金繰りが悪化している場合は審査に通過できないこともあります。資金繰りが大きく悪化する前に、早めに申し込みをおこないましょう。
法人がファクタリングを利用する際の注意点
法人がファクタリングを利用する際には次の点に注意する必要があります。
- 融資よりも手数料が高額
- 本質的には資金繰りは改善しない
- 高額の資金調達はできない
- 悪徳業者や違法業者が存在する
ファクタリングは一時的な資金調達方法にすぎませんし、手数料負担は高額です。あくまでも一時的に資金を調達する方法として上手に活用する必要があります。法人がファクタリングを利用する際の4つの注意点について詳しく解説していきます。
融資よりも手数料が高額
ファクタリングは手数料負担が非常に高額で、手数料相場は以下のとおりです。
- 2社間ファクタリング:5%〜20%程度
- 3社間ファクタリング:1%〜8%程度
これだけでも「融資よりも高い」と感じる方も多いと思いますが、注意しなければならないのは、ファクタリングの手数料は年利ではないということです。ファクタリングの手数料を年利に換算すると手数料はさらに高額になります。例えば、手数料10%で、1ヶ月先が入金期日の売掛債権をファクタリングした場合、手数料を年利に換算すると、10%×12ヶ月=120%です。
銀行や日本政策金融公庫の金利は、年利1%〜3%台程度なので、ファクタリングの手数料は融資の100倍程度になることもあります。継続的に利用すると手数料負担は非常に高額になるので、本当にお金に困ったときのみスポットで利用するようにしてください。
本質的には資金繰りは改善しない
ファクタリングでは本質的に資金繰りが改善することはありません。ファクタリングは本来であれば1ヶ月〜2ヶ月程度先の入金期日になれば入金される予定のお金を前倒しで受け取っているだけです。ファクタリングを利用したことで、当初の入金期日に予定されていた入金がなくなってしまうので再び資金繰りが苦しくなることが予想されます。ファクタリングは一時的に資金繰りを改善する方法にすぎないので、ファクタリングで調達したお金が手元にあるうちに、銀行から長期運転資金を借りたり、資産を売却するなど、本質的に資金繰りを改善する方法を検討しましょう。
高額の資金調達はできない
ファクタリングでは高額の資金調達はできません。ファクタリングで売却する売掛債権は1つの取引先に対する1ヶ月分の売上です。そのため、多くても月商程度の売上が限度で、銀行融資のように月商の数ヶ月分の運転資金や年商を超えるような高額の設備資金を借りることは不可能です。融資と比較して少額の資金しか調達できない点に注意しましょう。
悪徳業者や違法業者が存在する
ファクタリングを利用する際に、最も注意が必要になるのが悪徳業者や意業業者の存在です。ファクタリング業を営業するには、免許や許認可や登録などが一切必要ないので、どんな業者でもホームページ1つで営業できます。また、手数料などのルールを定めた法律も存在しないので、高額な手数料を設定する業者も存在します。金融庁はファクタリング会社の業者選びについて次のように注意喚起をおこなっています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起
基本的に次の2つのいずれかに該当する業者は違法業者の可能性が高いといえます。
- 手数料が20%超
- 償還請求権あり(ウィズリコース)
ファクタリング会社との契約時にはこの2点にだけは十分注意してください。特に、償還請求権あり(ウィズリコース)のファクタリングは闇金の可能性が非常に高いです。ファクタリングが融資よりも高い手数料を設定できるのは、売掛債権が未回収になった際の損失のリスクをファクタリング会社が負うためです。
つまり償還請求権あり(ウィズリコース)で未回収時のリスクを利用者が負う契約は実質的には貸付です。貸付でありながら貸金業者登録をおこなっておらず、利息制限法を超える手数料を設定している業者は違法貸付をおこなう闇金ということになります。ファクタリング会社を選ぶ際には、これらの点に着目し、自己責任で安全な業者を選ばなければなりません。
法人のファクタリングについてよくある質問
法人がファクタリングを利用する際によくある質問についてご紹介していきます。
手数料が安いファクタリング会社の探し方はありますか?
手数料が安いファクタリング会社を探したいのであれば、複数のファクタリング会社から相見積もりを取るのがおすすめです。ファクタリング会社によって手数料や審査基準は大きく異なります。そのため、同時に複数社へ申し込み、最も手数料の低い業者を利用するとよいでしょう。
個人事業主はファクタリングを利用できますか?
個人事業主やフリーランスもファクタリングを利用できます。ただし、ファクタリング会社の中には利用者を法人のみと定めている業者も存在します。個人事業主の方は、まずは個人事業主が利用できるファクタリング会社かどうかという点を確認した上で申し込みましょう。なお、一般個人が勤務先などに対して有している給料債権の買取をおこなう、給料ファクタリングは闇金なので、絶対に利用しないでください。
個人に対する売掛債権はファクタリングできますか?
基本的には利用できません。ファクタリングで売却できるのは、法人に対するものであるのが基本です。ごく一部のファクタリング会社が個人事業主やフリーランスに対する売掛債権のファクタリングに対応しているだけで、基本的には法人に対する売掛債権しか買い取ってもらうことはできないと理解しておきましょう。なお、一般個人に対する売掛債権はファクタリングできません。
法人はファクタリングで即日資金調達できますか?
法人はファクタリングで即日資金調達できます。ただし、ファクタリング会社によって対応や入金スピードが異なるので、即日入金に対応しているファクタリング会社で、当日中に契約できることを確認した上で申し込みましょう。
破産した法人はファクタリングを利用できますか?
破産した法人でも、支払能力に問題がない売掛債権を保有していればファクタリングで資金調達できる可能性があります。ただし、2社間ファクタリングでは利用者の支払能力が重視されるので審査に通過できない可能性があります。破産した法人で民事再生などが認められた場合は3社間ファクタリングの利用を検討した方がよいでしょう。
まとめ
法人はファクタリングで最短即日資金調達ができます。ファクタリングであれば、決算状況の悪化等によって融資審査に通過できない法人も資金調達できる可能性があります。しかし、ファクタリングは手数料が高額で、悪徳業者や違法業者が多いなどのデメリットもあります。安全な業者から少しでも低い手数料で資金調達できるよう、慎重に業者を選びましょう。
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