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楽天カードの次に持つなら? 楽天カードの弱みを補う「年会費無料の2枚目」戦略

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はじめに

楽天カードは年会費無料で基本還元率1%、楽天市場ではさらに高還元――。言わずと知れた「万能カード」ではありますが、そんな楽天カードにもやはり弱点はあります。

特に気をつけたいのは、公共料金・税金・スーパー・コンビニ・Amazon・外食チェーンなど、日常的なサービスを利用するとき。こうしたシーンで還元率が低下したり、他社カードほどの高還元率が得られなかったり、お得を“取りこぼし”てしまうことがあります。

この記事では、楽天カード1枚持ちの弱点を整理しながら、シーン別に補える「年会費無料の2枚目カード」をご紹介します。

楽天カードの弱み:どこで“取りこぼす”のか

楽天カードではどんな利用先でポイント還元が低下するのか、どんな点が他社のカードより見劣りするのかを表にまとめてみました。

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カテゴリ楽天カードの弱点補いたい方向性
公共料金公共料金は0.2%、携帯利用料金は0.5%に還元率が低下する固定費でも還元率が変わらない高還元カードで平準化したい
コンビニ・飲食店通常の1%還元で、対象チェーン等での優遇はない対象チェーンで高還元が得られるカードを追加
スーパー日常使いできるスーパーでの割引や高ポイントの付与を行うカードを追加
ECサイトECの経済圏ごとに専用カードを追加
ドラッグストア特定ドラッグストアとの提携カードを追加
ガソリン・カーライフガソリンスタンド発行の提携カードでガソリンの割引や、車の維持費が節約できるカードを追加
交通系ICチャージモバイルSuicaへのチャージでポイントが付かない

※Android利用者なら、楽天ペイ経由でSuicaにチャージすれば0.5%付与
モバイルSuicaへのチャージでポイントが付与されるカードを追加

補完カード1 固定費・公共料金を底上げ

リクルートカード

基本還元率が1.2%のカード。特に優れている点は公共料金、税金、携帯料金でも基本還元率が低下せず、1.2%のポイントが付くところです。付与されるリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに等価交換できます。実際、リクルートカードを使うと、どれくらい還元できるかシミュレーションしてみます。

光熱費と携帯料金を合わせると、1世帯当たりだいたい月額3万4,000円ほど。仮にこれらをリクルートカード払いにすると、年間4,800円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて年間3,600円相当のお得になります。

JCB カード W

基本還元率1%のカード。公共料金、携帯料金にも同率が適用されます。こちらも先ほど同様、JCB カード Wを使うとどれくらい還元できるかシミュレーションしてみます。

1世帯当たりの光熱費や携帯料金がだいたい月額3万4,000円ほど。仮にこれらをJCB カード W払いにすれば、年間4,000円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて年間2,800円相当お得です。公共料金に限らず、楽天カードでは高還元が得られない、スターバックスで10.5%、Amazon.co.jpで2%、セブン‐イレブンで2%などポイントアップの機会が多く用意されています。貯めたOki Dokiポイントを楽天ポイントに集約することもできます。申込みは39歳以下に限定されますが、一度入会すれば年齢に関係なく持ち続けられます。

Oki DokiポイントがJ-POINTに生まれ変わる
Oki Dokiポイントは2026年1月にリニューアルされます。
大きな改善点は下記の通りです。
①ポイントアップ店が拡大
②ポイント付与の単位が1,000円から200円に変更(貯まりやすくなる)
③ポイントを使って買い物ができる

【参考】固定費のポイント還元比較

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楽天カードリクルートカードJCB カード W
公共料金
(月額2.3万円)
46P
※還元率0.2%
276P
※還元率1.2%
230P
※還元率1.0%
携帯料金
(月額1.1万円)
55P
※還元率0.5%
132P
※還元率1.2%
110P
※還元率1.0%
月間還元額101円相当408円相当340円相当
年間還元額1,212円相当4,896円相当4,080円相当

※「2024年 消費動向指数家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード2 コンビニ・飲食店で高還元

三井住友カード(NL)

基本還元率は0.5%のカード。ただし、セブン-イレブン/ローソン/マクドナルド/すき家/サイゼリア/ガスト/スターバックス/ドトールなど、多くの人が利用する店舗で最大7%もの還元が得られます。(スマホのVisaまたはMastercard®のタッチ/モバイルオーダーに適用)

基本還元率だけをみると楽天カードの方が高いのですが、上記であげたコンビニや飲食店においては三井住友カード(NL)が有利になります。
仮に、1世帯当たりのコンビニ・外食代(月額1万9,600円)を、三井住友カードのポイントアップ店でスマホ決済すると年間16,400円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて還元額は年間14,100円分増加します。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード

基本還元率は0.5%のカードですが、コンビニではセブン‐イレブン、ローソン、ファミマ、カフェならタリーズ、ドトール、ファストフード店ならマクドナルド、ロッテリア、吉野屋など、QUICPay対象店で「Apple Pay」「Google Pay」(QUICPay利用)を使って決済すると最大2%還元になります。(年間利用金額30万円まで)

仮に、1世帯当たりのコンビニ・外食代(月額1万9,600円)を、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの対象店でスマホ払いすると、年間4,700円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて年間2,300円相当分の還元額がアップします。

また、コンビニ・飲食店以外にも、ガソリンスタンド、スーパー、ファッション、家電など全国300万以上あるQUICPay対象店でも2%還元が適用されます。

楽天カードなら1%還元となる「イトーヨーカドー」「マツキヨ」「ユニクロ」「Apple Store」などの店舗も、セゾンパール・アメックスを紐づけたQUICPay払いなら最大2%のポイントを獲得できます。

【参考】コンビニエンスストア/飲食店でのポイント還元比較

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利用先楽天カード三井住友カード(NL)
スマホ決済
セゾンパール・
アメリカン・
エキスプレス®・カード
セブン‐イレブン、ローソン
(月額4,600円)
46P
※還元率1.0%
322P
※還元率7.0%
92P
※還元率2.0%
マクドナルド、ドトール
(月額1.5万円)
150P
※還元率1.0%
1,050P
※還元率7.0%
300P
※還元率2.0%
月間還元額196円相当1,372円相当392円相当
年間還元額2,352円相当14,112円相当2,352円相当

※「2019年全国家計構造調査結果」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード3 スーパーでの買い物をお得に

イオンカード

一般加盟店では還元率0.5%のカードですが、イオン、マックスバリュなどイオングループの対象店舗では通常1%、加えて毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」で5%OFF、毎月10日はAEON Payのイオンカード払いで5%のポイント還元と多くの特典が用意されています。

1世帯当たり食費や日用品に使うお金は、平均で月額8万400円ほどです。仮にお客様感謝デーの度にイオンカードでまとめ買いすれば、年間57,300円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて年間47,700円相当が節約できます。

三菱UFJカード

基本還元率は0.5%ですが、オーケー、オオゼキ、東急ストア、肉のハナマサなどで7%が還元されるカードです。関東を中心に展開するスーパーが多いので、関東在住者向きと言えます。

こちらも、1世帯当たり食費や日用品に使うお金を月額8万400円として、仮にオーケーなどの対象店で三菱UFJカード払いにすると年間67,500円相当の還元が得られます。楽天カード利用の場合と比べて年間57,800円相当節約できます。

このほか、くら寿司、松屋、ロッテリアなどファストフード店でも7%の還元を提供しています。また、三菱UFJカードで貯まるグローバルポイントは、楽天ポイントにまとめることができるので管理も簡単です。

【参考】イオン/オーケーでの割引・ポイント還元比較

※イオンカードはイオンのお客様感謝デー(5%OFF)で買い物をした場合
※三菱UFJカードはオーケーなどの対象店で買い物をした場合

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楽天カードイオンカード三菱UFJカード
食費(外食除く)
(月額7.43万円)
743P
※還元率1.0%
3,715円(割引)
705P
※5%OFF、還元率1.0%
5,201円相当
※還元率7.0%
日用品費
(月額6,100円)
61P
※還元率1.0%
305円(割引)
57P
※5%OFF、還元率1.0%
427円相当
※還元率7.0%
月間還元額804円相当4,782円相当5,628円相当
年間還元額9,648円57,384円67,536円

※「2024年 消費動向指数家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード4 ドラッグストアでの日用品購入に強い

ウエルシアカード

基本還元率0.5%のカード。ウエルシアグループ店舗ではカード提示ポイントを含めて通常2.5%のポイントが貯まりますが、毎週月曜日はこれが3.5%に、毎月10日には11%に、利用日によってポイント還元率が引き上がります。

これに加え、毎月20日のお客様感謝デーには、WAON POINTの価値が1.5倍に上昇するため、「毎月10日に買い物をして毎月20日にポイントを使う」が最も効率的な使い方となります。

仮に、1世帯当たりが購入する医薬品、日用品、菓子類(月額1万7,500円)を、ウエルシアの特定日にウエルシアカードで支払いをした場合、年間23,100円相当の還元が得られます。楽天カード払いの場合と比べて年間21,000円相当お得になります。

ちなみに、楽天カードは多くのドラッグストアでカード提示によるポイント加算を行っていますが、ウエルシアはポイントカード加盟店でないため1%止まりとなります。

ウエルシアでのポイント戦略!
ポイントの入口、出口戦略を総合的に考えると「毎月10日に買い物をして毎月20日にポイントを使う」がもっとも効率的な使い方になります。

【参考】ウエルシアでのポイント還元比較

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楽天カードウエルシアカード
医薬品(2,700円)27P297P
日用品(6,100円)61P671P
菓子類(8,700円)87P957P
月間還元額175円相当1,925円相当
年間還元額2,100円相当23,100円相当

※「2024年 消費動向指数家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード5 ガソリン・カーライフを快適に

apollostation card(アポロステーションカード)

apollostation(アポロステーション)での給油の際に、ガソリン・軽油は1Lごとに2円引き、灯油は1Lごとに1円引きになるカードです。ガソリン価格が1リットル=150円で換算すると1.3%割引になります。ガソリン支払いに対するポイント付与はありません。

仮に、ガソリンの平均利用金額(月額4,800円)を用いて還元をシミュレーションしてみると、apollostation cardを使って支払えば、年間で744円相当のお得になります。楽天カードは。

ただ、apollostation cardは割引なので還元の実感が得やすい点はメリットと言えるでしょう。また、apollostation cardは入会1ヶ月間は無条件で1リットル5円引きになるほか、有料オプションサービス(年会費550円)に入会すれば、ガソリン代が1Lごとに最大10円引きになる特典が受けられます。

【参考】apollostationでの支払い 比較

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利用先楽天カードapollostation card
ガソリン(4,800円)48P62円(割引)
※1Lごとに2円引
月間還元額48円相当62円
年間還元額576円相当744円

※「2024年 消費動向指数家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード6 AmazonなどのECサイトに対応

Amazon Prime Mastercard(プライム会員用)

基本還元率は1%ですが、「Amazon Prime Mastercard」は、Amazonの買い物で2%のポイントが還元されます。プライム会員でない場合は1.5%です。

楽天カードは楽天市場なら還元率は3%以上と魅力的ですが、Amazonでの還元は1%です。楽天市場、Amazonの両方を使いたい人は、別個にクレジットカードを持つのが得策です。

1世帯当たりのインターネットショッピングの利用平均額(物販)は年間24万8,300円。仮にこれらをAmazon.co.jpで買ってAmazon Prime Mastercardで支払ったとすれば4,900円相当の還元が得られます。楽天カードで支払うより2,400円相当お得になります。

このほか、セブン‐イレブンでスマートフォンによるMastercard®タッチ決済を利用すると7%、ファミリーマート、ローソンでは1.5%のポイント還元もあります。

Amazon Mastercardは2種類あります

カードを申し込むと、プライム会員には黒色の「Amazon Prime Mastercard」が、そうでない方には銀色の「Amazon Mastercard」が届きます。
どちらも年会費無料ですが、Amazon.co.jpの利用に対する還元率は、前者2%に対し、後者は1.5%。コンビニではどちらも最大7%が適用されます。

【参考】Amazon.co.jpでのポイント還元比較

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利用先楽天カードAmazon Prime Mastercard
Amazon.co.jp(年額24.83万円)2,483P4,966P
年間還元額2,483円相当4,966円相当

※「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)のデータを参考に算出
年間利用金額は物販系分野のBtoC-ECの市場規模15 兆2,194億円を世帯数6,128万7,994世帯(総務省 住基人口 令和7年8月)で割ったもの
※ポイント付与単位は考えないものとする

補完カード7 交通系ICチャージ

 PayPayカード

基本還元率は1%です。モバイルsuicaやApple PayのSuicaへのチャージでも1%のPayPayポイントが付きます。

一方、楽天カードはモバイルSuicaへのチャージでポイントは付きませんが、Androidであれば楽天ペイのSuica利用で0.5%のポイントが得られます。

1世帯当たりの交通費の利用平均額は月間5,300円。仮にiPhone利用者がこれらをPayPayカードで支払ったとすれば年間600円相当の還元が得られます。

【参考】Suicaチャージでのポイント還元比較(iPhone利用者)

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利用先楽天カードPayPayカード
Suicaチャージ(月額5,300円)0P53P
年間還元額0円相当636円相当

※「2024年 消費動向指数家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(総務省統計局)のデータを参考に算出
※ポイント付与単位は考えないものとする

年会費無料ならPayPayカード
もちろん、Suicaチャージといえば1.5%還元のビューカードが最有力候補になりますが、年会費が有料のためここでは紹介していません。ですが、ビューの提携カードの中には、利用条件付き年会費無料のカードもあります。ご興味のある方は、鉄道系クレジットカード比較(ビューカード)もご覧ください。

総合マップ シーン別・おすすめカード対応表

最後に、今までの内容をわかりやすく一覧表にしてみました。

また、これ以外にも、ETCカードを使う方、海外旅行や海外サービス利用で外貨決済する方、ポイントを集約したい方のために有力なカードを付け加えていますので参考にしてみてください。

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シーン楽天カードの弱み補完カード主なメリット
公共料金ポイント付与率が
低下する
リクルートカード常時1.2%還元で底上げ
JCBカード W公共料金、携帯料金も
1%還元を適用
コンビニ・飲食店通常1%止まり三井住友カード(NL)対象店で7%還元
(スマホのタッチ決済)
セゾンパール・
アメリカン・
エキスプレス®・カード
対象店で2%還元
(QUICPay)
スーパー通常1%止まりイオンカード特定日に5%OFF、
5%ポイント還元など
三菱UFJカード対象店で7%還元
ドラッグストア通常1%止まりウエルシアカードグループ店で通常2.5%還元、
特定日なら11%還元
ガソリン・カーライフ通常1%止まりapollostation card約1.3%
(1L=150円の場合)

最大1リットル=10円引きになる
オプションサービスあり
ECサイト楽天市場以外は1%Amazon Prime MastercardAmazon.co.jpで2%
交通系ICチャージSuicaへのチャージで
ポイントは付かない
(iPhone利用者)
PayPayカードモバイルSuicaへの
チャージで1%還元
ETCカード年会費550円セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
イオンカード
(ウエルシアカード含む)apollostation card
年会費・発行手数料無料
海外ショッピングの事務手数料3.63%
(Visa、Mastercard、
JCB、
American Express)
イオンカード1.6%
(Visa、Mastercard、
JCB)
JCB カード W1.6%
(JCB)
ポイント集約JCB、三菱UFJ、apollostation楽天ポイントに
移行できる

まとめ:楽天カードを軸に“最強ペア”を組む

楽天カードが一枚あれば十分という人もいると思いますが、楽天カードにもう一枚のカードを加えることで簡単に還元率をアップさせることができます。

今回紹介したカードはどれも維持費をかけずに持つことができるカードです。この中から、自分の利用シーンに合った珠玉の一枚を選んで、“楽天カードの弱点を補う鉄板ペア”を確立してみてはいかがでしょう。

Fin/D編集部編集者

株式会社ヒカリナ

20年にわたりネット証券・銀行など金融サービスの改善業務、コンテンツ企画制作を担当してきたメンバー、各種金融事業者での実務経験者、各種資格保有者で構成しています。豊かな人生を送るための基本とも言える金融商品・サービスについて中立的な視点で分かりやすく提供しています。