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03「単元未満株取引」のネット証券比較 メリット・デメリットも解説

UPDATE 2024.1.5

はじめに
「単元未満株取引」は、簡単に言うと少額から株式取引ができるサービスです。
通常の株式取引では、最低売買単位が100株と決まっていて、100株単位でないと購入できません。しかし、単元未満株取引なら売買単位に関係なく1株ずつ取引できます。詳しくご紹介しましょう。

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単元未満株取引のメリット

まずは、単元未満株取引のメリットを見ていきます。
少額で購入できることによるメリットに加えて、通常の株式投資と同様に配当金などを受けることができます。

メリット1

欲しい銘柄が高額でも、1株から買うことができる

メリット2

少額ずつ多くの銘柄を持つことでリスク分散ができる

メリット3

持っている株数に応じた配当金が受け取れる

メリット4

単元まで買い増していけば、株主優待を受けることもできる

メリット5

NISA口座の非課税枠の対象になる

単元未満株取引のデメリット・注意点

次に、単元未満株取引のデメリット・注意点を見てみましょう。
通常の株式取引より手数料が割高な場合があり、取引時間に制限がある点に注意が必要です。

注意点1

通常の株式取引よりも手数料がやや割高な場合がある

注意点2

取引時間に制限があり、1日数回の成行注文のみ

注意点3

持っている株数が足りないと株主優待を受けられない(議決権もない)

取引時間については、例えばマネックス証券(ワン株)では、当日午前11:30までに発注した取引が午後(後場)の始値で約定するといったかたちで、指値注文はできません。

単元未満株取引ができるネット証券比較

単元未満株取引は、ネット証券数社で取り扱いがあり、SBI証券はS株、マネックス証券はワン株、auカブコム証券はプチ株といった名称がついています。
取引手数料など、3社の特徴を比較してみましょう。

単元未満株取引の各社サービス一覧

この表は横にスクロールできます

  SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券
サービス名

S株

ワン株

プチ株

取引手数料(税込)

買付手数料:無料
売却手数料:無料

買付手数料:無料
売却手数料:約定代金の0.55%
最低手数料 52円

※NISA口座の場合無料(キャッシュバック)

約定金額の0.55%
最低手数料 52円

取扱銘柄

以下の市場に上場の銘柄

  • 東証(プライム・スタンダード・グロース)
  • 名証(プレミア・メイン・ネクスト)
  • 福証(Q-Board含む)
  • 札証(アンビシャス含む)

※名証、福証、札証は売却のみ

以下の市場に上場の銘柄

  • 東証(プライム・スタンダード・グロース)
  • 名証(プレミア・メイン・ネクスト)
  • 福証
  • 札証

※福証、札証は売却のみ

SBI証券と同じ

※福証、札証は売却のみ

約定回数

1日3回

1日1回

1日2回

注文受付時間および約定価格

東証(プライム・スタンダード・グロース)上場銘柄

  • 0:00~7:00に発注:当日前場始値
  • 7:00~10:30に発注:当日後場始値
  • 10:30~13:30に発注:当日後場引け(終値)
  • 13:30~24:00に発注:翌営業日前場始値
  • 休日に発注:翌営業日前場始値

※名証、福証、札証は異なる

  • 00:00~11:30に発注:当日後場始値
  • 17:00~24:00に発注:翌営業日後場始値
  • 休日に発注:翌営業日後場始値
  • 00:01~10:00に発注:当日後場始値
  • 10:01~23:00に発注:翌営業日前場始値
  • 23:01~24:00に発注:翌営業日後場始値
  • 休日に発注:翌営業日後場始値

3社のサービス内容では、取引手数料に違いがあります。売買手数料が無料なのはSBI証券のみとなります。
また、約定回数は、SBI証券のS株は1日3回、マネックス証券のワン株は1日1回、auカブコム証券のプチ株は1日2回となっています。

なお、 auカブコム証券のプチ株は毎月積み立てることもでき、積立の場合、買付手数料は無料です。詳しくは下記の記事をご覧ください。

単元未満株取引のはじめかたは?

単元未満株取引をはじめるために、特別な手続きはありません。通常の株式取引画面で、単元未満株取引のメニューやタブをクリックすれば取引ができます。

類似のサービスもいろいろ

少額取引のニーズの高まりから、単元未満株取引に類似したさまざまなサービスがあります。代表的なサービスを2つご紹介します。

PayPay証券(旧One Tap BUY)

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」は、株数単位ではなく金額単位での取引ができ、1,000円から投資できるサービスです。取扱銘柄数がかなり絞られている点も大きな特徴です。

SBI証券の「テーマキラー」

SBI証券の「テーマキラー」は、株式をテーマごとにまとめ買いできるサービスです。
1つのテーマを選ぶと、5万円から各テーマに関連する10社ほどの企業に分散して投資することができます。

まとめ

単元未満株取引なら少額から株式投資できますので、投資初心者の方でも気軽に始められます。少額であっても有名企業の株主の気分を味わうことができます。
メリット・デメリットを理解したうえで、株デビューの入り口として単元未満株を検討してみてはいかがでしょうか。

単元未満株におすすめのネット証券

国内株式(現物取引)まで含めて考えると、手数料の安さからSBI証券がおすすめです。口座開設はオンラインで完結できますよ。

単元未満株サービスについてはこちらの情報も参考にしてください

2024年1月5日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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