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03NISA(ニーサ)の手数料比較 どこがおトク?

UPDATE 2022.8.22

はじめに
NISAは証券会社や銀行で始めることができますが、どこかひとつの金融機関を選ばなければなりません。金融機関によってどんな違いがあるのでしょうか。
NISA口座での国内株式手数料、投資信託の取扱本数などをネット証券で比較しました。

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そもそもNISA(ニーサ)とは?

取引手数料を比較する前に、NISAの基本をおさらいしておきます。
NISAは、正式には「少額投資非課税制度」という制度です。簡単に言えば、投資で得た利益に税金がかからないおトクな制度です。証券会社や銀行などにNISA用の口座を作り、その口座で株式や投資信託の売買を行うことで、税金面での優遇を受けることができます。

もう少しだけ詳しく説明すると、投資(株式や投資信託などの売買)で得た利益や配当金などには通常約20%の税金がかかりますが、NISA口座で取引した場合にはその税金がかかりません。投資の利益をすべてそのまま受け取ることができるという点で、NISAがおトクと言われています。

NISAには、1年あたりの投資金額の枠(非課税投資枠)や期間(非課税期間)が決まっていて、年間120万円までを5年間、非課税で運用できるというルールになっています。
また、つみたてNISAには「取引できるのは投資信託のみ」、「非課税期間が長い」といった特徴がありますが、今回はつみたてNISA ではなくNISA口座の取引手数料について比較していきます。

NISA用の口座で取引できる商品や手数料に違いはあるの?

NISA(つみたてNISA除く)では、主に国内株式、外国株式、投資信託の取引ができます。投資信託は銀行でも取引できますが、国内株式、外国株式の取引ができるのは証券会社だけになります。
ネット証券各社の商品別に取引手数料を比較してみましょう。

国内株式

NISA口座での国内株式売買手数料比較

SBI証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株取引(S株)の売却は対象外

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

楽天証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株の取扱なし

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

取扱なし

単元
未満株

松井証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株も対象

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

マネックス証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株(ワン株)の売却は対象外

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

auカブコム証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株(プチ株)は対象外

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

GMOクリック証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株の取扱なし

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

取扱なし

単元
未満株

岡三オンライン証券
NISAでの国内株式手数料

通常手数料と同じ

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
NISAでの国内株式手数料

通常手数料と同じ

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

取扱なし

単元
未満株

むさし証券
NISAでの国内株式手数料

通常手数料と同じ

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

×

単元
未満株

DMM.com証券
NISAでの国内株式手数料

売買手数料0円
※単元未満株の取扱なし

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

取扱なし

単元
未満株

立花証券
NISAでの国内株式手数料

通常手数料と同じ

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

取扱なし

単元
未満株

SMBC日興証券
NISAでの国内株式手数料

通常手数料と同じ

NISAで取引できるサービス
◯

現物
取引

◯

国内
ETF

◯

国内
REIT

◯

単元
未満株

※株式取引(信用取引)、ETFS、先物オプション取引、FX(外国為替証拠金取引)、債券、貴金属、eワラントは制度上、NISAの対象外。

国内株式取引は、通常は売買時に手数料がかかります。
しかし、NISA口座での国内株式取引は、SBI証券、楽天証券をはじめ売買手数料が無料の証券会社も多くあります。

なお、NISA口座で取引できる期間や金額には限りがあるので、通常の手数料もチェックしておくのがよいでしょう。
通常の国内株式手数料については、以下のページをご覧ください。

外国株式(外国株式・海外ETF)

NISA口座での外国株式売買手数料比較

この表は横にスクロールできます

  取扱外国株式 NISAでの外国株式手数料 NISAでの海外ETF手数料
SBI証券

米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、海外ETF

NISA口座での優遇なし

買付手数料 0円
(米国・中国・韓国)

楽天証券

米国、中国、アセアン、海外ETF

NISA口座での優遇なし

買付手数料 全額キャッシュバック
(米国、中国、シンガポール)

マネックス証券

米国、中国、海外ETF

買付時の国内取引手数料 全額キャッシュバック
(米国・中国)

DMM.com証券

米国、米国ETF

買付手数料 0円
※NISA・特定・一般口座共通

外国株式はそもそも取り扱いのない証券会社もありますが、NISA口座で取引できるのはネット証券の中ではSBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券の4社です。

手数料については国内株式と同じで、通常は売買手数料がかかります。
NISA口座なら、海外ETFは4社ともに買付手数料無料(キャッシュバック含む)、外国株式ではマネックス証券、DMM.com証券では買付手数料がかかりません(キャッシュバック含む)。
なお、DMM.com証券ではNISA口座だけでなく、特定・一般口座でも米国株式・ETFの買付手数料は0円です。

外国株式の取引に興味がある方は、以下のページもご覧ください。

投資信託

NISA口座での投資信託比較

  NISAでの投資信託 取扱本数 NISAでの投資信託 購入時手数料
SBI証券

2,500本以上

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

楽天証券

2,500本以上

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

松井証券

不明

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

マネックス証券

1,200本以上

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

auカブコム証券

1,500本以上

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

GMOクリック証券

不明

通常手数料と同じ

岡三オンライン証券

不明

通常手数料と同じ

※取扱投資信託はすべて購入時手数料無料

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)

10本

通常手数料と同じ

※取扱の10本は購入時手数料無料

むさし証券

不明

通常手数料と同じ

DMM.com証券

NISA口座での取扱なし

立花証券

不明

通常手数料と同じ

SMBC日興証券

1,000本以上

通常手数料と同じ

投資信託の購入時手数料はもともとすべて無料としている証券会社が多く、国内株式や外国株式のようなNISAでの手数料優遇やキャッシュバックを行っている証券会社はありません。

SBI証券や楽天証券ではNISAで購入できる投資信託が2,500本以上で、すべて購入時手数料無料です。
投資信託の取扱本数は、証券会社によって大きく異なります。取扱本数の多いSBI証券や楽天証券であれば、ブログや書籍などで気になる投資信託を見つけたときに、扱っている確率が高くなります。

まとめ

NISA口座は、一人につき、ひとつの金融機関でしか作ることができません。
NISA口座で何に投資するかが決まっている方は、その商品を軸として金融機関をチェックしましょう。
投資する商品が決まっていない方は、NISA口座での取扱商品や優遇が多い金融機関を選んでおくのが安心です。

NISA(ニーサ)におすすめの金融機関

NISA(ニーサ)を始めるなら、手数料の低さや投資信託の取扱数などから、SBI証券、楽天証券がおすすめですよ。

NISAについてはこちらの情報も参考にしてください

各社NISAページへのリンク

2022年8月22日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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