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02NISAとつみたてNISA(積立NISA)を比較 何が違う?どちらがいい?

UPDATE 2019.4.8

はじめに
2018年からつみたてNISA(積立NISA)が始まり、NISAは既存のNISAとつみたてNISA(積立NISA)の2種類になりました。選択肢が増えるのはうれしいことですが、逆に言えば選ばなければいけないということも意味します。
自分にはどちらが合っているのかよくわからない方に、2つのNISAの違いを詳しく解説します。

NISAとつみたてNISA(積立NISA)の違いは?

「NISA」も「つみたてNISA(積立NISA)」も、投資で得た利益に税金がかからないというメリットは同じですが、 「NISA」と「つみたてNISA(積立NISA)」の併用はできないため、どちらか一方を選ばなければなりません。

2つのNISAには、対象商品や非課税で運用できる期間、購入方法などに違いがあります。それぞれの特徴と、ご自身の投資スタンスから、どちらが合っているのか考えてみましょう。

NISA・つみたてNISA(積立NISA)の比較

NISAとつみたてNISA(積立NISA)で大きく異なるのは、株式の取引ができるか、非課税で運用できる期間が長期か、の2点です。

NISA

つみたてNISA

どんな人に向いてる?

株式投資したい方

長期間コツコツ少額ずつ投資したい方

取引できる商品

国内株式・海外株式・投資信託など

国が定めた基準を満たした投資信託

購入方法

通常購入・積立購入

積立購入のみ

1年間に投資できる上限額

120万円

40万円

最大投資額

600万円

800万円

非課税で運用できる最長期間

5年

20年

購入可能期間

2023年まで

2037年まで

株式に投資できるのはNISA

まず、取引できる商品の違いについてご説明します。
「NISA」で取引できるのは株式(国内・海外)と投資信託ですが、「つみたてNISA(積立NISA)」では投資信託だけです。そのため、NISA口座で株式を取引したい場合は、NISAが合っています。

また「つみたてNISA(積立NISA)」は、その名の通り積立購入しかできません。そして、対象となる投資信託は金融庁の審査を通過したものだけに限られています。自分でタイミングを見て購入したい方や、購入したい銘柄がつみたてNISA(積立NISA)の対象になっていないという方も、NISAの方がよいでしょう。

つみたてNISA(積立NISA)の対象商品は金融庁のお墨つき

投資信託は国内に6,000本以上ありますが、つみたてNISA(積立NISA)の対象になっている商品は金融庁の指定する条件を満たした商品だけです。
例えば、SBI証券では2,600本以上の投資信託の取扱いがありますが、つみたてNISA(積立NISA)の対象になる商品は150本程度で全体の6%に満たない本数です。

つみたてNISA(積立NISA)の対象は長期での積立投資に適した投資信託だけに絞られていますので、購入時・保有時の手数料が高いものや、毎月分配型などの運用効率がよくない投資信託は対象外となっています。
そのため、投資初心者の方でも、コスト面・商品性の面で安心できるものの中から商品選びをすることができますので、つみたてNISA(積立NISA)の方が、より初心者の方向けであると言えます。

長期間運用するならつみたてNISA(積立NISA)

また、非課税で運用できる期間にも大きな違いがあります。非課税で運用できる期間を比べると、「NISA」では5年、「つみたてNISA(積立NISA)」では20年。圧倒的に「つみたてNISA(積立NISA)」の方が長期です。
老後資金などを長期で運用したい場合には、つみたてNISA(積立NISA)がよいでしょう。

現時点での制度では、つみたてNISA(積立NISA)で投信積立できるのは2037年まで。2037年に購入した投資信託はそこから20年間運用できますので、最長2057年まで運用を続けることができる、ということになります。

NISAとつみたてNISA(積立NISA)の注意点

NISAとつみたてNISA(積立NISA)には、いくつかの注意点があります。

注意点1

投資できる金額には上限がある

注意点2

投資可能額や非課税期間はあくまで上限

注意点3

NISAとつみたてNISA(積立NISA)は変更できる

注意点1 投資できる金額には上限がある

おトクなNISAですが、もちろん、制限なく投資できるわけではありません。
1年間に商品を購入できる上限金額は、「NISA」では120万円、「つみたてNISA(積立NISA)」では40万円。
少なく感じるかもしれませんが、つみたてNISA(積立NISA)だと毎月約3.3万円の積立ができる計算になります。

なお、上限まで使いきれなかった場合、翌年への繰り越しなどはできません。だからと言って無理に上限まで使い切る必要はありませんので、柔軟に考えるのがよいでしょう。

注意点2 投資可能額や非課税期間はあくまで上限

年間の投資額や非課税期間はあくまでも制度上の上限であって、NISAを使うからといって年間120万円の投資商品を購入しなければならないというわけではありません。

また、非課税期間は5年や20年と決まっていますが、こちらも上限であって、購入後はいつでも自由に売却することができます。
売却した場合は数日〜1週間程度で現金化されますので、NISAで投資する資金は比較的動かしやすいお金だととらえることができます。

注意点3 NISAとつみたてNISA(積立NISA)は変更できる

「NISA」と「つみたてNISA(積立NISA)」は、同じ年内はどちらか一方の制度しか利用できません。
例えば、2019年に1度でも「NISA」で商品を購入していたら、その年に「つみたてNISA(積立NISA)」での購入はできません。

ただし、年が変われば「NISA」と「つみたてNISA(積立NISA)」の変更が可能なので、例えば2019年は「NISA」、2020年は「つみたてNISA(積立NISA)」とすることもできます。
状況に応じて、年ごとに変更できるのはいいですね。

NISA口座やつみたてNISA(積立NISA)の口座を作ると、手続きをしない限りは、次の年も同じ金融機関に同じ制度の口座が継続的に開設されます。
変更したい場合は、前年の10月以降に手続きをする必要がありますので、忘れないようにしましょう。
特に「つみたてNISA(積立NISA)」から「NISA」に変更する場合、年が明けて最初の積立分が引き落とされてしまうと、もうその年は「NISA」に変更できなくなります。

まとめ

NISAは投資の利益に税金がかからないおトクな制度です。2つのNISAの違いを理解したうえで、株をやりたいならNISA、長期投資ならつみたてNISA(積立NISA)を利用して、将来の資産づくりに役立てましょう。

NISAについてはこちらの情報も参考にしてください

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2019年4月8日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。