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11海外利用におすすめの「デビットカード」は、住信SBI?ソニー?

UPDATE 2020.9.2

はじめに
海外でのお買い物の決済はクレジットカードを使うのが一般的でしょう。しかし、実は、海外で決済した部分には手数料がかかっているのをご存知でしょうか。
海外でのお買い物の際に、クレジットカードよりも便利でおトクなデビットカードをご紹介します。

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海外でのお買い物に、便利でオトクなデビットカード

意外と高い?海外でのクレジットカード手数料

日本国内であれば、通常クレジットカードの一括払いでの買い物に手数料はかかりません。しかし、海外での利用の場合には、一括払いであっても事務手数料というかたちで必ず手数料がかかります。
各ブランドによって手数料率は異なりますが、1.6〜2.0%程度です。
例えば、VISAであれば事務手数料は1.63%。1米ドル=100円の場合、1,000ドルの買い物で101,630円の支払いとなり、このうち1,630円分が手数料です。

デビットカードなら手数料がおトク

クレジットカードよりもオトクな決済カードがあります。銀行のデビットカードです。
デビットカードは、決済したその場で銀行口座から引き落とされる仕組みのキャッシュカード一体型カード。
その中でも住信SBIネット銀行とソニー銀行のデビットカードは、外貨預金で保有している通貨をそのまま決済に使えたり、海外ATMから現金として引き出すこともでき、海外での利便性がとても高くなっています。

デビットカードでも、円で外貨を買い付ける際の為替手数料はかかりますが、住信SBIネット銀行では1米ドルあたり4銭と低コスト。1,000ドル買い物をしてもかかる為替手数料は40円で、これはクレジットカードの40分の1程度になります。

その他、住信SBIネット銀行の場合は、海外での利用時には2.5%の事務手数料がかかります。ただし、米ドル決済の場合、ポイントバックされ年間30回まで実質無料になります。
ソニー銀行の場合は、外貨預金口座に残高があれば事務手数料はかかりません。

住信SBIネット銀行とソニー銀行のデビット比較

住信SBIネット銀行とソニー銀行のデビットカードを比較してみました。

海外利用時のデビットカードサービス比較

  住信SBIネット銀行 ソニー銀行
外貨預金決済の対応通貨

1通貨
(米ドル)

10通貨
(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ)

海外ショッピング手数料

海外事務手数料 2.5%

※年間30回までポイントバック

無料

海外ATM手数料

事務処理経費 1.79% / 回(税込)
現地ATM設置機関利用手数料(設置機関や場所により手数料の要否や金額は異なる)

為替手数料(円→米ドル/片道)

4銭

※外貨積立は2銭

15銭

※会員ランクに応じて最安4銭

ポイント還元率

0.6%/0.8%

※国際ブランドにより異なる

0.5%(キャッシュバック)

※会員ランクに応じて最大2%

タッチ型決済システム(Visa payWaveまたはMastercard コンタクトレス)

○

x

※カード券面に非接触対応マークがある場合のみ

それぞれメリットがありますので、どちらがよいかはケースバイケースです。

米ドルでお買い物する場合、海外決済事務手数料は2社とも(実質)無料なので、ポイント還元率の高い住信SBIネット銀行の方がややメリットはあります。しかし、住信SBIネット銀行の場合、決済回数が30回以上になると事務手数料がかかるので、決済回数の多い人にとってはデメリットになります。
その点、ソニー銀行は決済回数に制限がないので、小額決済を繰り返すような人は、ソニー銀行の方がメリットがあるでしょう。

また、住信SBIネット銀行は決済可能通貨が米ドルのみなので、行き先が米ドル圏以外の場合は、10通貨利用可能なソニー銀行のほうが便利ですね。
為替手数料は通貨ごとに異なりますので注意しましょう。

外貨預金の為替手数料

為替手数料に関しては、住信SBIネット銀行の方が安く、ときどき買付手数料無料キャンペーンも実施しており、低コストで外貨を用意することができます。

ソニー銀行は、口座の利用状況に応じた優遇プログラムにより、為替手数料や海外ATM手数料、ポイント還元率などの優遇があります。最も高いプラチナステージになると、1米ドルあたりの為替手数料は4銭となり、住信SBIネット銀行に並びます。
しかし、優遇プログラムのランクアップの条件は、最も下のシルバーステージでも「月末残高300万円以上」もしくは「投信or外貨預金の積立月5万円以上」など易しいものではないため、優遇を受けるのは簡単ではありません。

セキュリティ面でも安心

デビットカードの不正利用補償比較

  住信SBIネット銀行 ソニー銀行
利用限度額の設定区分

期間:1回、1日、1ヶ月
用途:国内ショッピング、海外ショッピング、海外ATM

期間:1日、1ヶ月
用途:ショッピング(国内・海外)、海外ATM

不正利用補償の上限額

1口座あたり年間100万円

1日あたり、ご利用限度額の範囲で補償

※初期設定では、ショッピング:50万円、海外ATM:10万円

不正利用補償の期限

盗難・紛失など:30日
偽造など:60日

30日

利用限度額の設定を1日単位でできる点は、デビットカードのメリットですね。

デビットカードは、利用限度額の設定の利便性が高いので、クレジットカードと比べ、盗難・不正利用に対するセキュリティ面では安心と言えます。
Webサイトで変更手続きをするとすぐに反映されますので、旅行直前や大きな買い物をしたいときなど、急遽変更したいときに便利です。

また、不正利用に対する補償制度もあります。万が一失くして使われてしまったとしても、期間内にきちんと届ければ補償されます。

まとめ

海外でのお買い物には、デビットカードが便利でおトクです。海外によく行かれる方は、デビットカードの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

どちらも海外利用におすすめ

デビットカードの海外利用なら、米ドルで決済回数が少ない場合は住信SBIネット銀行、米ドルで決済回数が多い、もしくは米ドル以外の通貨の場合はソニー銀行がよいですね。

デビットカードについてはこちらの情報も参考にしてください

2020年9月2日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

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