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- はじめに
2013年発行のリクルートカードは、現在も1.2%もの高還元率を誇るレアカード。多くの高還元率カードがサービス改悪を重ねるなか、高い還元率は今も健在です。
ただ、これほど還元率があるにもかかわらず、カードのことをあまり知らないという人は多いかもしれません。どういったサービスを提供しているのか、どういった使い方をすればいいのか、ご紹介したいと思います。
リクルートカードの概要
まず、クレジットカードの概要を押さえておきましょう。
発行元 | リクルートカード | |
年会費 | 無料 | |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | |
ポイント加算率 (基本) | 1.2% | |
ポイント加算率 (ポイントアップ対象店舗) | 3.2% |
【こんな人におすすめ】高還元率カードがほしい人
「リクルートカード」は、次のような方におすすめです。
- 高還元率カードがほしい人
- Pontaポイント、dポイントユーザーの人
- アマゾン利用者
【ここがおすすめ】4つの特長
還元率1.2%って何かからくりがあるの?と感じる人がいるかもしれませんが、本当に1.2%のポイントが還元されます。ポイント還元を中心に、もう少し詳しく「リクルートカード」の特長をみていきたいと思います。
特長1 還元率はガチで1.2%!
通常利用
リクルートカードは、通常、毎月の利用金額合計に対して1.2%のリクルートポイントがもらえます(小数点第1位以下を切り捨て)。
特に優れている点は、100円、200円といった単位ごとではなく、月間利用金額に直接1.2%をかけてポイントを算出するところです。だから還元率は原則として1.2%になります(一部ポイント対象外の取引はある)。
以下の表は、他社発行の高還元率カードのポイント算出方法です。ほとんどが100円、200円というポイント付与単位を設けているのが分かると思います。しかも、“1回の買い物代金に対して”という縛りもあります。この場合、還元率1%とうたっていたとしても、利用金額に対する還元率は1%より低くなってしまいます。
高還元率カードのポイント算出方法(税込)
ポイント付与単位 | ポイント対象取引 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
楽天カード (還元率1%) | 2P(1%) | 4P(2%) | 99円(税込)は0P | |
PayPayカード (還元率1%) | 4P(2%) | 8P(4%) | 199円(税込)は0P | |
dカード (還元率1%) | 6P(3%) | 12P(6%) | 99円(税込)は0P | |
リクルートカード (還元率1.2%) | 毎月の利用金額合計×1.2% | 小数点第1位以下を切り捨て |
もう一つ、リクルートカードの優れている点をあげるとすれば、ポイント加算対象外の取引が少ないことです。
例えば、「公共料金」「税金」「(民間保険の)保険料」など、ポイント付与率が低下したり、ポイント対象外とされることの多い取引も、リクルートカードは通常1.2%のポイントが付与されます。
後ほど紹介しますが、電子マネーへのクレジットチャージでも、一部ですが、ポイントが付きます。
ネット予約
リクルートが提携するサービスをネット予約して利用すると、還元率はさらにアップします。
カード決済で得られるポイントとは別に、「じゃらんnet」では2%~10%、「Hot Pepper Beauty」はで2%、「ホットペッパーグルメ」は予約人数x50Pなどのサービス利用ポイントが加算されます。カード決済と併せれば、合計3%以上のポイント還元が狙えます。
サービス利用ポイント | カード決済ポイント | 合計ポイント | |
---|---|---|---|
じゃらんnet (旅行予約サイト) | 2%~10% | 1.2% | 3.2%~11.2% |
Hot Pepper Beauty (美容院・ヘアサロン予約サイト) | 2% | 1.2% | 3.2% |
ホットペッパーグルメ (グルメ情報サイト) | 予約人数x50P | 1.2% | 予約人数x50P +1.2% |
特長2モバイルSuicaチャージでも高ポイント!
先ほども少し触れましたが、次は、電子マネーへのチャージをみていきます。
Visa、Mastercard®ブランドであれば、モバイルSuicaへのチャージでも最大1.2%のポイントが付きます。JR東日本グループのカードを除けば、1.2%もの高ポイントを付与するカードはほとんど見当たりません。ただし、JCBブランドはポイント還元が0.75%に低下してしまいます。
また、Visa、Mastercardブランドは、楽天Edyへのチャージでも1.2%のポイントが付与されます。こちらも残念ながら、JCBブランドにはポイントは付きません。
電子マネーチャージのポイント還元率
リクルートカード Visa / Mastercard | リクルートカード JCB | |
---|---|---|
モバイルSuica | 1.2% | 0.75% |
楽天Edy | 1.2% | - |
モバイルSuica、楽天Edyを使う人はVisa、Mastercardが有利です。ただ、注意点もあります。最近は自社での顧客囲い込みが進み、他社カードからのチャージでポイントが付かないケースが増えていることです。サービスの改訂に注意が必要です。
特長3旅行傷害保険/ショッピング保険を付帯
リクルートカードには各種保険が付帯されています。
一つは、旅行や出張時にも安心な旅行傷害保険です。海外旅行は最高2,000万円、国内旅行は最高1,000万円の補償が受けられます。旅行代金をリクルートカードで支払うと保険が適用されます。
もう一つは、ショッピング保険です。リクルートカードで購入した品物の破損・盗難といった損害を補償してくれます。補償額は年間200万円で1事故につき3,000円の自己負担額があります。補償期間は購入日より90日間です。
年会費無料カードですが、このように付帯保険も充実しています。
付帯保険
リクルートカード (Visa / Mastercard / JCB) | 適用条件 | |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 利用付帯 |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 利用付帯 |
ショッピング保険 | 年間200万円(自己負担額3,000円) | 利用付帯 購入日より90日間 |
【3種類のブランド】Visa / MastercardとJCBはこう違う
リクルートカードは3つのブランドから選ぶことができます。
Visa / Mastercardブランドはどちらも三菱UFJニコス発行なのでサービス内容はほとんど変わりませんが、JCBブランドとは異なっているため少し補足します。
電子マネーチャージ
電子マネーチャージについては、Visa / MastercardはモバイルSuica、楽天Edyのどちらも1.2%のチャージポイントが付きますが、JCBはモバイルSuicaで0.75%、楽天Edyは付与されません。
タッチ決済
JCBブランドのリクルートカードはタッチ決済に対応しているので、プラスチックカード利用でもタッチで決済が完了します。Visa / Mastercardブランドのリクルートカードは今のところ対応していませんが、その代わり、スマホを使ってタッチ決済ができます。
ETCの発行手数料
Visa / Mastercardの場合、ETCを発行してもらうときに新規発行手数料1,000円(税抜)が発生しますが、JCBは無料です。
カードの発行スピード
カードをすぐに欲しいときは、JCBモバイル即時入会サービス(モバ即)を使うと、最短5分で専用アプリでカード番号を確認でき、ネットショッピングで利用することができます。
リクルートカード Visa / Mastercard | リクルートカード JCB | |
---|---|---|
モバイルSuicaチャージ | 1.2% | 0.75% |
楽天Edyチャージ | 1.2% | ポイントは付かない |
クレカタッチ決済 | ✕ | 〇 |
Apple Pay | 〇 | ✕ |
ETC新規発行手数料 | 1,000円 | 無料 |
カード即日発行 | ✕ | 〇 |
どちらか迷ってしまうという方には、「JCB+Mastercard」「JCB+Visa」といった2枚持ちもおすすめ。ポイントも合算できますよ。
【ポイントの使い道】アマゾンでも使える!
リクルートポイントはそれほどメジャーなポイントではありませんが、意外と使い道は多くあって便利です。
リクルートポイントが使えるサイト
Amazon.co.jpで1リクルートポイント=1円の買い物ができます。リクルートポイントをそのまま使えるので便利です。このほか、じゃらんnet、Hot Pepper Beauty、ホットペッパーグルメなどのサービスでも同様にポイントが使えます。
リクルートポイントを他社ポイントに交換
リクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに即時交換できます。交換レートは1:1の等価交換です(価値は目減りしません)。交換後はコンビニ、スーパー、飲食店、家電量販店など、Pontaポイントまたはdポイントの加盟店で利用できます。
【ここに注意】ポイントは実店舗で使いにくい
リクルートポイントをそのまま実店舗で使えないのは、弱点と言わざるを得ないでしょう。
その一方、Pontaポイントやdポイントに、即時かつ等価交換できるのはリクルートポイントの強み。Pontaポイントは「au PAY」、dポイントは「d払い」での支払いに使えるので、ポイント消化で困ることはなさそうです。
【審査】18歳以上の安定した収入のある方
申し込みは、18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)とあります。
リクルートのサイトには「学生に安心な限度設定」「たまったポイントで卒業旅行の軍師金」など学生に訴求するページもあり、若者を取り込みたい様子もうかがえます。
審査の難易度は推測するしかありませんが、発行会社は銀行系の三菱UFJニコスと国内唯一の国際ブランドであるJCBです。年会費無料ながらも適正に審査されることは間違いないでしょう。
【発行までどれぐらいかかる?】モバ即なら最短5分
基本的な申し込みの流れは、申し込みボタンを押してログインします。カードブランドを選択し、必要情報および支払口座を入力して完了です。リクルートIDがない方は会員登録してから始めましょう。
審査に通過すればVisa / Mastercardは最短翌営業日、JCBブランドは最短2営業日にプラスチックカードが発行されます。
今すぐカードがほしいという人は、最短5分で発行される“モバ即”が便利です。「リクルートカード(JCBモバ即)」から申し込みます。審査完了後すぐにMyJCBアプリ上でカード番号が確認でき、ネットショッピングなどで利用することができます。モバ即は、JCBのみのサービスです。
【発行しているのはどんな会社?】ニコス?JCB?
発行会社は、Mastercard / Visaブランドは銀行系の三菱UFJニコス株式会社、JCBブランドは国内唯一の国際ブランドである株式会社ジェーシービーです。
リクルートカードが誕生したのは、今から10年前の2013年。業界最高水準のポイント付与率を誇るカードとして注目を集めました。ただ、当時のリクルートポイントの主な使い道は「じゃらんnet」「ホットペッパー ビューティー」「ホットペッパーグルメ」「ポンパレ(サービス終了)」といった、リクルートのネットサービスでした。なので、リクルート利用者以外の人にとって、使いやすいポイントとは言い難いものでした。
ですが、その後、2014年に「Pontaポイント」、2021年には「dポイント」との相互交換サービスが開始され、2024年には「Amazon.co.jp」との連携も始まり、とても使いやすいサービスへと進化しています。
まとめ
最近はコンビニなど特定店舗におけるポイント競争が目立つクレジットカード業界ですが、リクルートカードはこういう競争とは一線を画し、ひたすらシンプルに高還元率を守り続けているカードです。着実にポイントをためたい人に最適なカードと言えるでしょう。
2024年12月13日時点の情報をもとに記事を作成しています。