UPDATE 2022.8.18
外国株式を取り扱うネット証券は以前は数社のみでしたが、米国株式を中心に取引できる証券会社が増えてきました。今回は米国株式、中国株式の取引ができるSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社を軸に比較していきます。
いずれの証券会社でも外国株式を特定口座で取引できますので、「源泉徴収あり」を選べば確定申告が不要になり手間がかかりません。
ただし、これらの証券会社の中でも、取扱っている国や銘柄数はさまざまで、それぞれに得意分野や特徴があります。早速見ていきましょう。
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SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
取扱市場 |
|
|
|
銘柄数合計 |
5,929 |
4,638 |
4,932 |
個別銘柄 |
5,270 |
4,278 |
4,271 |
ETF |
307 |
360 |
353 |
ADR |
352 |
350 |
308 |
取引方法 |
インターネット |
インターネット・電話 |
インターネット |
手数料 |
約定代金の0.495% |
SBI証券と同じ |
SBI証券と同じ |
人気の米国株式では、SBI証券で大幅な銘柄追加があり約5,900と最も多くなっています。以前はマネックス証券が最多でしたが、SBI証券に大きく差をつけられている状況です。
取引手数料は、3社ともに同じで差はありません。約定代金の0.495%ですので、1,000ドル購入した場合で4.95米ドル(税込)となります。
米国株式について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
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SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | 内藤証券 | |
---|---|---|---|---|
取扱市場 |
|
|
|
|
銘柄数合計 |
1,319以上 |
1,394以上 |
2,000以上 |
4,500以上 |
銘柄数内訳 |
|
|
|
|
取引方法 |
インターネット |
インターネット・電話 |
インターネット |
インターネット・電話・対面 |
手数料(税込) |
約定代金の0.286% |
<インターネット> ※約定代金20万円まで 上限手数料:5,500円※約定代金200万円以上 <電話> |
約定代金(香港ドル)の0.275% |
<インターネット> |
中国株式では、中国株式のオンライントレードが可能な内藤証券も含めて比較していますが、
中国株式は内藤証券の得意分野で、取扱銘柄数が他を圧倒しています。
取引手数料では、楽天証券、マネックス証券が約定代金の0.275%、内藤証券は約定代金の0.44%。最低手数料は、為替レートによりますが、マネックス証券の49.5香港ドルより、楽天証券、内藤証券の550円の方が安い場合もあります(手数料はいずれも税込)。
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SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
シンガポール/シンガポール証券取引所(SGX) |
46 |
52 |
なし |
インドネシア/インドネシア証券取引所(IDX) |
74 ※すべて個別銘柄 |
72 ※すべて個別銘柄 |
なし |
タイ/タイ証券取引所(SET) |
77 ※すべて個別銘柄 |
75 ※すべて個別銘柄 |
なし |
マレーシア/マレーシア証券取引所 |
43 ※すべて個別銘柄 |
44 ※すべて個別銘柄 |
なし |
ベトナム/ホーチミン証券取引所、ハノイ証券取引所 |
295 ※すべて個別銘柄 |
なし |
なし |
ロシア/モスクワ証券取引所(MICEX) |
28 ※すべて個別銘柄 |
なし |
なし |
韓国/韓国取引所(KRX)上場のKOSPI・KOSDAQ市場 |
71 |
なし |
なし |
シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシアの4ヶ国は、SBI証券、楽天証券で取り扱いがあります。取引手数料は同じです。
また、ベトナム、ロシア、韓国はSBI証券のみの取り扱いとなっています。
ネット証券各社のWebサイトでは、外国株式や経済情勢に関する情報を無料で閲覧できます。
口座を持っていなくても閲覧できるものもありますので、チェックしてみましょう。
米国株式や取扱国の多さならSBI証券、中国株式なら内藤証券に、それぞれ強みがあります。
あなたにとって魅力的な証券会社はどこか、検討してみてください。
ネット証券で外国株式を取引するなら、SBI証券がおすすめです。各種投資情報も充実していますよ。
2022年8月18日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。